京都の久御山にあるラーメン店「ばんから久御山店」が2019年1月14日で閉店すると告知されています。関西のラーメンとは違い、関東のラーメンと言えるお店でしたが、やはり撤退ということになりました。
関西でラーメン店として生き残るには関西の味にしなければならないという好例です。
ばんから久御山店 2019年1月14日で閉店
豚骨拉麺を名乗る株式会社花研のラーメンチェーンのひとつ「ばんから久御山店」が2019年1月14日で閉店とのことです。
久御山の府道15号というラーメン店の多いエリアで開業したラーメン店ですが、近くには強豪の「第一旭」や「新福菜館」があるラーメンのプチ激戦区です。
基本は東京豚骨系のラーメンで、大きな角煮が入り、京都の背脂醤油とは少し異なる「A脂」が入ったラーメンが特徴的でした。
しかし、東京育ちの私でも「出汁が薄く、かなり醤油辛い味付けは関西では異質なラーメン店」だったように思えます。
関西は出汁が濃いのが特徴で、醤油ダレは薄口が基本です。
関東から来たラーメン店で関西風に味を調整していったお店の成功例はあるのですが、そのままの味で成功したラーメンは見たことがありません。
チェーン店といえど地域によって味を変えないと生き残れないという事例のように思えました。
ばんから久御山店 アクセス方法
ばんから久御山店は2019年1月14日で閉店しますが、関東系ラーメンの味を食べてみたい方なら一度行ってみるのも良いでしょう。
第二京阪から「佐山」の交差点を左折、府道15号を入り国道24号へ抜ける道の途中にあります。
眼の前は老舗の「元祖第一旭 久御山店」です。
営業時間は「11時~24時」で、定休日は不定休となっています。