京都市北区紫野にあるパン屋「チップルソン CHIPPRUSON」さんに行ってきました。レトロ銭湯「船岡温泉」の隣りにあるお洒落なカジュアルっぽいパン屋さんですが、地元でも「チップルソン」というパン屋さんはあまり名前が出てきません。
とても美味しくて洒落たお店なのですが目立たないので、ある意味「発見困難店」かもしれません。
最新情報:公式Twitterによれば2019年1月6日に「閉店します」と告知されています。
チップルソンというパン屋が船岡温泉の隣りにある
今回の京都案内は「パン」です。
それも賑やかな通りにあるのに分からない「チップルソン」(CHIPPRUSON)さんを紹介します。
「船岡温泉のすぐ隣りにパン屋さんがある」
そう聞いて、地元の方でも「あったかしら・・・・」と思うようなお店なのです。
船岡温泉の通りはカフェやフレンチレストランにミシュラン掲載の蕎麦屋さんもあり、ここ2年ほどで急激に人気の出てきたストリートです。
温泉担当の元地元で、彼が長年通っていた「船岡温泉」という外国人にめちゃくちゃ人気のある銭湯がある通りです。
その船岡温泉の隣りに実はパン屋さんがあるのです。
それが「チップルソン(CHIPPRUSON)」さんです。
天然酵母の自然派パン屋さん
チップルソン(CHIPPRUSON)さんは自家製の天然酵母とこだわりの食材で作ったパンを売っており、洒落た外観と内装がとても目を引くお店です。
しかし、パッと見で雑貨店にしか見えず、ここにパン屋さんがあるということは地元でも気がついていない方が多いようです。
店内は、銭湯のタイルがで彩られており、女性店主らしい可愛い小物などが並べられています。
お店には種類は少ないですが、こだわりのパンが並んでいます。
CHIPPRUSONの酵母パンは、小さな微生物の呼吸に合わせて生み出されます。
発酵の過程で生まれる生地の味わいや、手づくりのよさ。
それらをできるだけ大切にしようと思い、なるべく機械を使っていません。
その分、たくさんの種類を用意できなかったり、毎日つくれないものもあります。
・食パン
・クロワッサン 380円(天然酵母で2日発酵させた生地が何重にもなったパン)
・塩パン 280円(もっちりパンと岩塩)
・秋野菜のデザインパイ 300円
・パン デ ジェマ 380円(卵黄・バターたっぷり)
・白イチジクとカシューナッツ 380円(トルコ産有機いちじく))
・フルーツブレッド 380円(ライ麦パン)
・薬膳ベーグル 320円(玄米やゴマなど抗酸化作用の高い食材)
・Wチョコベーグル 350円(オーガニックチョコ入り)
クロワッサン パリパリして香ばしく食べ応えがある
購入したのは「クロワッサン 380円」です。
パン屋さんの紹介では必ず買うのが「クロワッサン」ですが、ここのクロワッサンは他のお店よりも重厚です。
キレイに焼き上がっており香ばしいクロワッサンで、生地は「パリパリ・サクサク」ではなく「パリパリ・重厚」なのです。
実際に食べてみると、普通のクロワッサンのように軽い食感ではなく、中がギッシリと生地がつまっているクロワッサンになっています。
お値段は380円と少々しますが、生地量が多く、クロワッサンとしては京都でも上位に入るおいしさでした。
秋野菜のデザインパイ
秋の食材を使った「秋野菜のデザインパイ 300円」はまるで絵画のようにデザインされているピザです。
しっかり焼いた固め生地に彩り鮮やかに秋野菜がのっています。
秋野菜の甘みがよく出ているパンになっていました。
なんといっても、この見た目がお店の中では一番目を引く存在のパンです。
塩パン 岩塩を使ったもっちりパン
「塩パン 280円」は岩塩の塩味がするモッチリとしたパンになっていました。
よくテレビで食パンをちぎっているシーンが映ったりしますが、そんな感じのモッチリさのあるパンになっています。
パンの甘みとところどころで感じる岩塩が心地よいパンに仕上がっています。
チップルソン 基本情報
ということで、今回は京都市北区の紫野にある「チップルソン」さんというパン屋さんの紹介でした。
あの有名なレトロ温泉「船岡温泉」さんの隣りにあるお店で、比較的目立ちませんが、お客さんが立て続けに買いに来ており人気のほどがわかります。
オープンは3年ほど前のことなのですが、我々もここにパン屋があると気がつくのに時間を要しました。
ちなみに食べログではこの辺りを「鞍馬口」と紹介しているようですが「紫野」です。
京都府京都市北区紫野南舟岡町82-1-1
営業時間:11時~17時
定休日:土日のみ営業
URL:http://chippruson.com/
公式Twitter:https://twitter.com/chippruson
京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。