京都のラーメンマニアに速報です。なんと、2018年4月24日にラーメン新店「らぁ麺すぐる」が開店することになっています。実はこの「らぁ麺すぐる」は、あの超人気行列店「らぁ麺とうひち」の2号店なのです。「とうひち セカンドブランド店」の話は、すでに少しずつリークしてきた話ですが、やっと開店場所も決まって情報公開ということになります。
最新情報:こちらの店舗は2022年3月19日で閉店となります。
らぁ麺すぐる(とうひち2号店)が新店オープン
2018年4月24日、京都の修学院にラーメン新店「らぁ麺すぐる」が開店します。
店名の「すぐる」は漢字だと「卓」ですが、上の写真にある商標マークは、京都市北区にある「らぁ麺とうひち」さんと同じものです。
そう、実は「らぁ麺すぐる」は「とうひち2号店(セカンドブランド)」のラーメン店なのです。
この件は、2017年9月2日に「お墨付き!」のリサーチャーである「@nodelayworks」がシレッと情報リークをしていた中の1軒です。
4月とか9月は、いろいろ動きがあるものです。
怒られるかもしれないけど軽くリークしときます。
1.百万遍のポケGoラーメン店、そろそろ移転か
2.ミシュラン掲載の行列人気ラーメン店が京大近くに進出?
3.京都にある家系ラーメンの暴れん坊が兵庫に進出#京都 #ラーメン #消すかも pic.twitter.com/HkxkwBVV7F— ノーディレイ (@nodelayworks) 2017年9月12日
このTweetの「2.ミシュラン掲載の行列人気ラーメン店が京大近くに進出?」というのが、今回の記事である「らぁ麺すぐる」のことになります。
「らぁ麺とうひち」さんといえば、本ブログでネット最速紹介をした京都の超有名行列店で、テレビでも『ちゃちゃ入れマンデー』で紹介されたり、ジャニーズWESTの番組『ナミノリジェニー』で神のラーメンに認定されたりしています。
その店のセカンドブランド店(2号店)ということで、これはかなりのビッグニュースになりますね。
らぁ麺すぐる ラーメンは「豚と小麦のラーメン」
では、この「らぁ麺すぐる」はどのようなラーメン店になるのでしょうか。
オーナーの袖岡さんの話では「鴨を使ったラーメン」になるという話は聞いていたのですが、確定情報では「豚と小麦のラーメン」になるとのことでした。
これまでの「らぁ麺とうひち」とは異なる「豚の出汁」にこだわった(とうひちは鶏にこだわっている)ラーメンになるということで楽しみです。
・醤油、塩、味噌の3種類を用意
・清湯(醤油、塩)、白湯(味噌)は無化調の天然素材ラーメンとなる
・麺も自家製麺で国産小麦をブレンド
・メニューによって麺はラーメンに合うものを用意
・チャーシューも京都丹波高原豚
らぁ麺すぐる 店内の様子
ということで、とうひちオーナー袖岡さんに店内を拝見させてもらいました。
2018年4月21日に実施されたレセプションの様子で、店長は弟子の石浦穣二さんという方ですが、オープン当初は袖岡さんもキッチンに入るそうです。
店内はL字カウンターとなっており、8名が座れるようになっていました。
テーブル席も4名席がひとつあるので、そちらで食べることもできるようになっています。
席の配置もゆったりとしており、ギュウギュウ詰めにしないところが高評価です。
らぁ麺すぐる メニューと値段
らぁ麺すぐるのメニューと値段については、「らぁ麺とうひち」さんと同程度になる(800円程度)になっています。
こちらでは「鶏天」がサイドメニューにあるのが特徴で、ラーメンに+350円で定食セットにすることもできます。
学生の多い立地ということも考えて、定食セットや丼ものを用意しており、集客性の高いメニュー構成になっていました。
塩らぁ麺 850円
味噌らぁ麺 800円(昼夜各15食限定)
限定A 850円
限定B 900円
鶏天定食 350円(ラーメンにプラス料金)
鶏天 500円(単品)
肉飯 300円
豚キムチ飯 300円
味玉 100円
メンマ増し 100円
チャーシュー増し 200円
全部増し 400円
大盛り +100円
「醤油ラーメン」は、京都丹波高原豚の豚骨や豚肉だけを使って、旨味のみを引き出した清湯スープに、日本一醤油の生揚げ醤油と和歌山の野尻醤油などをブレンドしたタレを使っています。
「塩ラーメン」は、京都丹波高原豚の清湯スープに、さらに魚貝出汁をブレンドし、海塩と岩塩に昆布などの塩ダレで味付けをしたものです。
「味噌ラーメン」は、京都丹波高原豚のコッテリとした白湯スープに信州味噌と京都の熟成味噌を組み合わせ、海産物の旨味で味を引き出した味噌ダレを使っています。
らぁ麺すぐる 京都ラーメンの新基準「醤油らぁ麺」紹介
ということで、まだ開店前ですが「醤油らぁ麺」を紹介したいと思います。
豚肉をベースにした出汁に、とうひちと同じ生揚げ醤油に、和歌山県の「野尻醤油」などの数種類の醤油をブレンドしたタレを使っており、天然素材のみを使った無化調ラーメンになっています。
スープは「とうひち」のDNAを引き継いだ味で、豚肉の嫌な味と香りの部分を丹念に取り除いて旨味だけを凝縮した丁寧な作りとなっていました。
味わいは、豚骨ラーメンとはまったく違う「和風仕立て」に仕上がっており、京都ラーメンの新基準になるのではないかという個性豊かな味わいになっていました。
京都ラーメンではあまり見ない「油を浮かせた」スープは、豚肉の良質な油分だけを感じさせ、コクと旨味を強調させていました。
この油だけでも「油そば」とかできそうなコクがあり、ラーメンの味を一層引き立たせています。
麺はお得意の自家製麺で、小麦の味を強調するため少し柔らかめにして麺になっています。
材料には北海道産の春・秋蒔き小麦を独自ブレンドしており、ラーメンの種類で違った味わいになっているのが特徴です。
こちらも「とうひち」さんのDNAを引き継いており、小麦の風味豊かなツルツル麺は、かなりの美味しさです。
チャーシューは京都丹波高原豚というブランド豚肉を使っており、それをさらに冷蔵庫で熟成させて旨味を凝縮させていました。
京都丹波高原豚は脂の美味しい豚肉が2種類(バラ、肩ロース)で、その脂身を適度に使っているので、コクのあるチャーシューになっています。
この美味しい豚チャーシューの大判が2枚も入っており、なかなかコスパの良いラーメンです。
ラーメンは「猪一 離れ」さんのような和風出汁を豚肉ベースで作り上げたという味わいで、老若男女だれにも受けいられるラーメンです。
それに、辛みを抑えた香りの良い醤油味をプラスして、風味豊かなラーメンとなっています。
修学院は大学生も多いですが、昔からの京都のご年配も多い場所であるため、和風ながらシッカリとラーメンの味わいを楽しめる「らぁ麺すぐる」さんの味は受け要られやすい土壌と言えるでしょう。
そんなこともあり、地元でも人気のお店になること必然なので、テレビなどで紹介される前にぜひ食べに行ってみてください。
ちなみに、あの有名なラーメン紹介番組「関西ラーメンファイル」でも紹介されるみたいですよ!
らぁ麺すぐる「味噌らぁ麺」紹介
もうひとつ、今回注目したいのは「味噌らぁ麺(昼夜各15食限定)」です。
とうひちブランドで「味噌」が標準であるというのは、今回が初めてですが、そこらへんどこにでもある味噌ラーメンと思ったら大間違いです。
まったく新しい「京都らしい味噌ラーメン」に仕上がっていました。
京都人は塩辛い味が苦手なので、京都では「味噌ラーメンは定着しない」というのが、これまでの定説でした。
しかし、らぁ麺すぐる「味噌らぁ麺」は、この塩辛さが一切ない味噌ラーメンで、むしろ濃厚コッテリな豚骨スープが味噌(大豆)によって、さらにクリーミーになったというべき味噌ラーメンになっています。
これは、結構「おぉ、そうきたか」という感じで驚きというか、新鮮な感覚です。
京都だからこそ、新感覚の味噌ラーメンが登場する土壌があるといえ、京都から味噌ラーメンのニューウェーブがこれから起こるのではと思われました。
麺はフランスパン用の小麦と国産小麦をブレンドしたちぢれ麺で、札幌ラーメンらしい雰囲気を出している以外は、完全に「とうひち、すぐる」独自の視点で考えた味噌ラーメンになっていると言えます。
ミンチも美味しくて、和山椒で香り付けしたものになっていました。
ひとつひとつのトッピングに手を抜かないところも「とうひち」さんのDNAを引き継いでおり、らぁ麺すぐるへ行った際には、ぜひ「味噌らぁ麺」も食べてもらいたいなと思います。
らぁ麺すぐる「塩らぁ麺」紹介
さて、最後に紹介するのが「塩らぁ麺」です。
豚の出汁に魚介を合わせた「ふんわり魚介」の風味漂うラーメンになっており、それに岩塩などの個性ある塩ダレで味付けしてあります。
トッピングの「チャーシュー、メンマ」は同じですが、よりチャーシューの味わいを感じることができるのも塩味の特徴です。
豚の出汁もよく出ていますが、香りは魚介を強く感じるので海の風味を楽しみながら食べるラーメンとなっていました。
麺は醤油らぁ麺と少し同じで平打ちの細い麺が少し柔らかめに茹でられています。
よく噛める硬さなので、小麦の風味が口の中に広がるようになっていました。
塩加減はやや強めで、醤油も塩もタレに特徴があるのが「とうひち流」を感じるところでした。
らぁ麺すぐる 2018年4月24日 開店日は行列で盛況のスタート
上記までは開店前のレセプションの様子でしたが、2018年4月24日の開店日の様子も紹介します。
オープン日は雨でしたが、それでも開店前から20名ほどの行列(主に京都ラーメンマニア)が並んでいたということで、さすが「とうひちブランド」で注目度が違います。
12時前の時点で7名ほど並んでおり、だいたい20分くらいで着席することができました。
お客さんの中には旅行中の西洋人の方もいたり、知り合いがお祝いで駆けつけたりするなど盛況で、女性のお客さんもひとりで食べにきたりしていました。
ラーメンは旨味の効いた優しい味わいで、誰にでも好まれるのが「とうひち、すぐる」の良いところです。
テレビなどでも紹介されると思いますので、こちらも連日行列ができるようなお店になっていくのではないでしょうか。
らぁ麺すぐる への行き方(アクセス方法)
さて、気になる「らぁ麺すぐる」の場所ですが、白川通北山にある「京福修学院マンション」という建物の1階にテナントとして入ることが決まっています。
オープン日は2018年4月24日です。
この白川通北山という立地は、叡電「修学院駅」から徒歩2分くらいの立地で、京都大学や京都造形芸術大学の学生も多く住むエリアです。
出町柳駅から叡電で行くことができ、途中の「一乗寺駅」には「ラーメン二郎 京都店」などもあることから、一乗寺へラーメンを食べに来た客が流れる可能性もある立地といえそうです。
駐車場があり、白川通の京都中央信用金庫南側(地図)に専用駐車場があります。
営業時間:11時~14:30、18時~21:30
定休日:木曜日、第一・第三水曜日(2018年5月は第二・第三水曜日)
Twitter:https://twitter.com/ramen_suguru
京都ラーメンの最新情報「京都のラーメン店オープン情報(閉店含む)」です。
主に関西の新店・リニューアルオープンをご紹介します。店舗などをまとめ、それを参考に商品開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。