ポポー(ポーポー)は「幻の果実」と呼ばれる、市場に出回らないフルーツです。でも、ちょうど9月くらいになると一瞬だけ市場に並ぶことがあります。それを市場に通って、並んだ瞬間に入手(購入)することに成功しました。
ポポーの味、香り、食感、値段など余すところなく紹介します。
すると、巷にあふれる「ポポー(ポーポー)」の記事に書かれる実態とはまったく違うことがわかりました。
幻の果実ポポー(ポーポー)
幻の果実「ポポー(ポーポー)」を入手することに成功したので紹介したいと思います。
「カスタードアップル」とか「アケビガキ」と呼ばれるフルーツで、今は市場に出回らないと言われる「幻のフルーツ」とも言われています。
しかし、秋は果物の季節でもあることから、9月からほんの一瞬だけ市場で見かけることがあるのです。
その一瞬だけ並んだ「ポポー(ポーポー)」を1個なんとか入手できたわけです。
ポポーは市場に出回らない?昔は家庭でも作られていた
さて、この「ポポー(ポーポー)」ですが、京都では向日市の農家さんが栽培されているので、今の時期にだけ市場に出回ることがあります。
一般的には「市場に出回らない」と言われますが、実際にはほんの一瞬だけ市場でも売られるのです。
昔、バブルの時代に洋風の家が流行った時期があって、ブドウとかを自宅で栽培する家が多かったのですが、ポポーを栽培されるご家庭も結構ありました。
そのため「昔はよく食べた」という方も多いフルーツです。
ポポーはなぜ幻と言われるのか
昔はよく自分で栽培して食べたという方も多い「ポポー」ですが、市場にも流通しなくなり見なくなってしまいます。
これは理由があって、この「ポポー」という果実は・・・
食べるタイミングが難しすぎるのです。
ひとつの苗に多くの実をつける植物で、自然と木から落ちた実が食べごろです。
食べごろの実は香りもよいのですが、食べるタイミングが難しく、間違えるとあまり美味しくないフルーツです。
しかし、タイミングさえ合えば極上の味がするフルーツなのです。
また「柔らかい」果実であるため、流通に向かないということもあり・・・
「売るタイミングが難しい」し、「流通には向かない」という理由から市場では見なくなってしまったのです。
ポポーの食べごろ
ポポーの食べ頃は難しいと書きましたが、きちんと知っていれば美味しい時に食べることができます。
ポポーの食べごろは柔らかく黄色に熟して甘い香りがする頃
です。
上の写真の頃は食べごろで、こういったフルーツは「追熟」をしてから食べるのが基本なのです。
よくポポーを緑色の固い時期に食べてしまっている方もいるのですが、これは早すぎです。
せっかくのポポーがもったいないと思います。
ポポーの香り
ポポーの食べごろは香りが良いとしましたが、ちょうどそのタイミングで「ブドウ」のような香りが漂ってきます。
皮をむく前から、芳醇な香りが周囲に漂うほど香りの強いフルーツです。
ただし、ブドウの香りからは想像できない味がするのです。
ポポーの味
ポポーの味を表現すると「メロンの味」というのが一番適した表現だと思われます。
それもかなり甘いメロンで、マスクメロンのような味がします。
でも、食感はかなり違って「トロッ」としたクリームみたいな感じです。
「カスタードクリームに似ている」とも言われるのですが、味はまったく別ものです。
ポポーの食感
ポポーの食感は「トロッとしたメロン」というと分かりやすいかもしれません。
他の表現なら「熟しきったバナナ」というのも近い表現です。
皮と実の間にある「ふすま」の箇所はザラザラしていますが、実の部分は大変やわらかいフルーツです。
ポポーの通販と値段
さて、ポポーは通販なら入手が可能です(ポポーの通販ページ)。
あくまでも参考価格ですが、大きめの実で1個200円程度で入手しました。
通販でも3つくらいを「クール便」で送ってくれるなら、相場的には1500円程度見ておくとよいでしょう。
ポポー まとめ
ということで「ポポー完全ガイド」でした。
入手困難なフルーツですが、魅惑的な味のする果実です。
もしも見つけたら速攻で入手するのが良いと思いました。
・カスタードアップル、アケビガキと呼ばれるフルーツ
・食べるタイミングが難しすぎる
・流通に向かないほど柔らかい
・そのため市場で見かけないので「幻のフルーツ」と呼ばれている
・一時期、洋風の庭でブドウとポポーの栽培が流行ったことがある
・香りがよくブドウの匂いがする
・味はメロンに近い
・食感はトロッとしたメロン、熟しすぎたバナナ
・価格は1個大きめのもので200円程度
・通販でも購入可能(1300円~)