京都の道の駅などで売られている「イタドリの山椒煮」を買いに京都・広河原まで行ってきました。イタドリの山椒煮は、野山に自生する山菜「イタドリ」を塩漬けにしたものを山椒の実で煮たものです。
「秘境ごはんのお供」とも言えるほど白米と相性が良い食べ物です。
イタドリの山椒煮を買いに京都・広河原へ行ってきました
今回の「京都案内」は、山間部で食されている食材「イタドリ」を紹介します。
イタドリはたぶん40歳以上で山間部育ちの方なら、子供の頃に食べた思い出とかあるのではないでしょうか。
最近はあまり食べられていないようなのですが、京都の広河原で「イタドリの山椒煮」を地域おこしの食べ物として広めようという試みが行われています。
イタドリというのは山間部に自生する山菜のことです。
フキに似た食べ物で、春になると野山で採ってきて塩漬けにして保存食にします。
昔から食べられていたのですが、一度に多く作ることもできないので、お祭りなどの特別な日に「山菜料理」のひとつとして食べられていました。
そんな「イタドリの塩漬け」を、広河原里山野菜加工グループの皆さんが「伝統食 イタドリの山椒煮」として復活させています。
今回は8月に開催された「里山フェスティバル」で購入しましたが、最近は「里の駅 大原」や「道の駅 ウッディ京北」でも売られているのを見かけます。
一袋400円程度で販売されています。
秘境ごはんのお供「イタドリの山椒煮」紹介
「イタドリの塩漬け」は塩で漬け込むので、塩抜きしてから塩コショウなどで油炒めにして食べたりします。
京都の道の駅などで売られている「イタドリの山椒煮」はすでに調理してありますので、そのまま食べることができます。
味はほんのりスッパサさがありますが、ほとんど気になりません。これに、山椒の香りがふんわりと付いておりアクセントになっていました。
食感は柔らかく煮込んであり、トロッとした食感です。
山菜なので繊維質っぽいかなと思ったら全くそんなことはありません。
むしろ思ったよりもかなり柔らかいという印象がありました。
塩コショウで炒めると「秘境ごはんのお供」になる
今回はこの「イタドリの山椒煮」を、塩コショウで炒めて香りとコクを出して食べてみることにしました。
少し味を濃いめにすることで「秘境ごはんのお供」になるからです。
山椒と塩で味付けは元からあるので、何もしなくても十分「ごはんのお供」になるのですが、味付けを濃くすることでもっとご飯に合うようになります。
これを白米と味噌汁で食べると、ものすごくご飯がすすみました。
イタドリの山椒煮 まとめ
ということで、今回の「京都案内」は秘境・広河原で「イタドリの山椒煮」を紹介しました。
山菜ですが、塩漬けにして山椒で煮ることで、ずいぶんと柔らかく食べやすくなっています。
秘境ごはんのお供と言える食べ物で、ご飯と相性が良いと思いました。
最近は、これを地域おこしのために復活させる動きがあり、広河原などで作られています。
「里の駅 大原(地図)」や「道の駅 ウッディ京北(地図)」でも売られているので、食べてみたい方は京北や大原などに行ってみると良いでしょう。
・イタドリは山間部に自生する山菜
・フキに似た植物
・春に収穫して塩漬けにして保存食にしていた
・山椒で似たものが「イタドリの山椒煮」
・柔らかくトロッとした食感
・味は少しスッパイが気にならない
・塩コショウで油炒めにするとさらにおいしい
・秘境ごはんのお供と言える食べ物