今回は「金融」の話です・・・と言うと小難しくなりますが、京都に住む場合は少々銀行口座の選び方にコツがいります。
今回は実際に京都で銀行口座を開く際に困ったことなどを書いていきます。
都市銀行が少ない
京都は地方です。
なので、都市銀行というものが非常に少ないです。
都市銀行というのは「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱東京UFJ銀行」の三大都市銀行を言います。
京都で、これが揃っているのは、四条烏丸の交差点だけです。
あとは、各銀行ともに散らばって展開しているのですが
みずほ
四条と河原町くらいにしかない
三菱東京UFJ
京都御所を取り囲むようにしか存在しない。
三井住友銀行
目の前にあっても、どこにあるのかよく分からない。
という有様です。
京都銀行がベスト
とりあえず、京都に住むなら「京都銀行」一択です。
これは支店数がハンパないからで、郵便局より多いので重宝します。
また、無人ATMも住宅街にあったりするのは京都銀行だけです。
また、公共料金の引き落としは全部できますし、家賃も京都銀行指定の場合があります。
口座開設は「銀行印+免許証」があれば、20分くらいで開設できます。
待合票(新規口座開設の場合は二段目の票)を取って、呼ばれたら窓口で「新規口座依頼」を記入します。
「銀行印」と「免許証」があればすぐに開設できます。
その際に「生体認証」と「キャッシュカードの種類」を決めることになります。
「生体認証」はATMで本人以外が使えないように、静脈認証対応キャッシュカードにするかの選択です。その場で登録で即時発行ですが、そのカードは家族は使えなくなります。
「キャッシュカードの種類」は3種類あって「祇園祭」「東寺」「ノーマル」です。在庫があるものにすれば、即時発行できます。
京都中央信用金庫と京都信用金庫
京都には似たような名前の信用金庫があります。
それが
・京都中央信用金庫
・京都信用金庫
会社の給与振込の場合、大企業の場合は、所属するシンジケート(銀行団)の口座を入社時につくりますが、京都は零細企業が多いので「京都中央信用金庫」や「京都信用金庫」を指定してくる場合があります。
ただ、ちょっとややこしいですよね?
「京都中央信用金庫」や「京都信用金庫」というのが!
これ、会社の給与振込口座で「京都中央信用金庫の口座を作ってきて」のと言われて、窓口で作って戻ると
「これじゃない」
ということがあります。
事前に場所を聞いていても間違えます。
よくよく見ると、通帳に「京都信用金庫」って書いてあったりします(笑)
実は、「京都中央信用金庫」は京都にたくさんあり、「京都銀行」の次に多い銀行です。
しかし、四条烏丸では「京都信用金庫」が目立つ位置にあります(笑)
それも、教えてもらった場所に四条から見て先に「京都信用金庫」の方があるのです。
「京都中央信用金庫」と「京都信用金庫」は確実に違いを知っておきたいポイントです。
コンビニATMは? みずほ銀行一択
「コンビニATMでいいじゃん」
という方もいらっしゃいます。
確かに、コンビニはたくさんあるので便利です。
ただ、これ手数料がかかります。
でも、実はこれをスルーする都市銀行もあります。
それが「みずほ銀行」です。
みずほは2013年12月8日から「イオン銀行平日時間内無料」という支店と同じ手数料体系になっているのです。
この、イオン銀行は京都では「AEON MALL」にもあるのですが、実はそこら辺にある「MINI STOP」でもOKなのです。
さらに、これもそこらへんにある「グルメシティ」というスーパーが同じ系列なので、イオン銀行ATMが設置されているのです。
こう考えると、一番柔軟に対処できる銀行は「みずほ銀行」かもしれませんね。
ネット銀行で良いなら住信SBIネット銀行がATM無料
上で「みずほ銀行はイオン銀行ATMで引き出し手数料無料と書きました。
しかし、ネット専業銀行で良いのであれば、「住信SBIネット銀行」がイオン銀行・セブン銀行のATMで何度でも手数料無料です。
なので、ネット専業銀行で良ければ「住信SBIネット銀行」が一番お得です。ただ、自分の引き落としが対応しているかは確認しないといけません。その点、都市銀行や地方銀行と違って不便です。特に不動産関係は都市銀行か地方銀行が多いです。
自営業者は「楽天銀行 屋号口座」を作っておくと便利です
自営業の場合は「信用金庫」で口座をつくることが多いです。「京都中央信用金庫」や「京都信用金庫」などです。
ですが、なんかちと面倒だなという場合とか、Webデザイナーなどの店舗を持たない自営業者は、楽天銀行の屋号口座を開設するのが簡単です。
受注作業が多いWebデザイナーなどの場合は、特に楽天銀行が良いと思います。
「屋号口座」は、自営業者専用の口座です。
つまり、「屋号」で口座を持てるので、表面上は「企業同士の取引」に見えるようにできます。
自営業の場合は、個人名口座でも問題はないのですが、受注した案件の発注主が「助成金事業」だった場合は、個人名口座だと「雇用」だと勘違いされて、いらぬ監査を受ける可能性があります。雇用ではないと証明できるので問題はないのですが、いらん余計な手間はないほうが良いですよね(笑)。
なお、「屋号口座」は普通口座を開設時にサブ口座として申し込めます。
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