天井だけがアレに染まる寺が2019年9月25日放送の『世界の何だコレ!?ミステリー』で紹介されます。恒例のあばれる君による京都の歴史ミステリー企画で、今回紹介されるのは元は伏見城の床板で鳥居元忠の自刃痕が天井に残っているという内容です。
天井だけがアレに染まる寺が『世界の何だコレ!?ミステリー』で紹介
2019年9月25日放送の『世界の何だコレ!?ミステリー』で、京都の養源院が紹介されるそうです。
予告には「京都のとある寺」としか書かれていませんが、伏見城にあった床板を天井板に使っているお寺「養源院」で間違いありません。
京都の、あるお寺に残された「アレに染まった天井」。聞けば、もともとは床板として使われていたものを、あの徳川家康が大切に保存するため、天井にあげたものらしい。
なぜ、家康は“アレだらけの板”を大切にしていたのか?
あばれる先生が、興味深い歴史ミステリーの謎を解く!
この「養源院」の本堂入ってスグのところにある天井は、元々は伏見城(現存せず)にあった床板を天井の板に使っていることで知られています。
それは再利用という話ではなく、徳川家康のために命がけで戦った武士たちの痕跡を残したものなのです。
その武士とは「鳥居元忠」と配下のことで、400年前に起きた伏見城の戦いで多勢に無勢の中で戦い、伏見城で自刃した場所の床がそのまま天井板として使われています。
養源院の天井には鳥居元忠の自刃痕が残っている
養源院は浄土真宗の寺院で、豊臣秀吉の側室である淀殿の父である浅井長政を弔うために作られました。
文禄3年(1594年)に建立、その後焼失したのですが、元和7年(1621年)に淀殿の妹(徳川秀忠の夫人)によって再建されました。
その際に伏見城の遺構を用いて再建されており、今でも天井にその遺構を見ることができます。
といっても、その写真はありません。
なぜか「撮影禁止」だからです。
そのため曖昧な表現で説明するしかありませんが、確かに受付を入ってスグの天井に黒いシミがたくさん残った天井がありました。
ちょうど、ガイドさんが天井の黒いシミの説明をしていたので聞いていると・・・・
天井のシミ痕が人型に見えると解説されていました。
烏帽子と頭の痕、胴体の痕、足の痕など天井を指し示しながら説明していただきましたが・・・・
それらの説明は後付けでしょう。
シミはたくさん残っており、手形らしきものもありますが、身体の形のままシミが残るわけがないからです。
ということで、なんとなくスッキリしないまま寺を後にしました。
放送ではその天井のシーンが紹介されると思いますが、拝観料を払って入っても写真も撮れないのも腑に落ちないものがありました。
養源院はどこにあるのか
では、この「養源院」はどこにあるのでしょうか。
わかりやすく言えば、三十三間堂の東隣で、三十三間堂の入口の道をそのまま南へ行ったところにあります。
拝観料は500円、俵屋宗達の麒麟画も見ることができます。
世界の何だコレ!?ミステリー 2019年9月25日 予告
世界の何だコレ!?ミステリー 2019年9月25日 予告は以下の通りです。
投稿!絶滅動物の化石発見?&なぜ…天井だけがアレに染まる寺&お酒飲まずに酔う謎現象▽ニッポンドリルは高田馬場の怪しい雑居ビルSP!奇妙なほねが吊るされたビルに潜入
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