今回紹介する「京都スイーツ」は和菓子です。それも2月2日と3日の2日間(節分)の時にだけしか食べることができないという幻の和菓子「須賀多餅」の紹介です。節分祭の時に聖護院の須賀神社で授与される餅で大徳屋本舗さんが作る名物です。
では、この「須賀多餅」とはどんな和菓子なのでしょうか。
節分の時だけ食べることができる幻の和菓子が須賀神社にはある
節分の時だけしか食べることができない幻の和菓子が須賀神社にはあります。
それが「須賀多餅」で、大徳屋本舗さんという和菓子屋さんが節分の2月2日~3日のみ販売するという和菓子のことです。
こちらの須賀神社では節分の日にしか授与されないものが3つあり、そのひとつが「須賀多餅」です。
・須賀多餅(すがたもち)
・豆茶(まめちゃ)
懸想文(けそうぶみ)
懸想文(けそうぶみ)とはラブレターのことです。
江戸時代に下級武士がラブレターの代行業をして生計をたてていたことに由来するのですが、この懸想文を鏡台やタンスに入れておくと身なりが美しくなり良縁に恵まれると言われています。
そのため、女性の方が節分の日に授与される須賀神社の懸想文を求めてやってくる神社なのです。
懸想文は白い布で顔を隠した懸想文売りから購入(授与)でき、価格は1000円となっています。
須賀多餅(すがたもち)
今回紹介する「須賀多餅(すがたもち)」、前述のように節分の2日間にしか授与されないお餅です。
大徳屋本舗さんが作る求肥(ぎゅうひ)でくるんだこし餡の和菓子で、柚子と梅による香り付けがされています。
白くもちもちとした見た目から「須賀多餅(すがたもち)を食べるともち肌になる」と言われているので、これも女性に人気がある授与品です。
須賀多餅の値段
須賀多餅の値段は1客(2個)で300円、1個150円でも販売されています。
6個だと全部柚子のもので、2個(1客)なら梅と柚子がひとつずつになります。
1客で注文すると豆茶をいただくこともできますので、今回は梅と柚子をひとつずついただいてみました。
2個(1客)300円
6個 900円
10個 1500円
豆茶(まめちゃ)
1客で注文するとお茶席で「豆茶(まめちゃ)」をいただくことができます。
縁起を祝って正月や節分に飲む「福茶」のことで、豆が入ったほんのり塩気がある日本茶です。
豆はやわらかく、日本茶と一緒にすすって食べてしまいます。
須賀多餅が甘いので、お茶とよく合いました。
須賀神社の節分祭
須賀神社は京都市左京区にある神社で、平安神宮からも近い京大病院近くにあります。
エリアでいえば「聖護院」、このあたりには熊野神社や聖護院があって、節分の時には須賀神社の通りは祭り気分で賑わいます。
少し歩けば節分祭で有名な吉田神社もあり、そこまで行くと屋台がたくさん並んでいます。
須賀神社から吉田神社まで歩くと京都の「節分祭」を存分に楽しむことができます。
2020年の節分にはぜひ足を運んでみてください。
ちなみに、須賀神社は「交通神社」としても知られていて自家用車のご祈祷などができる神社です。