桜石がある桜天満宮 @亀岡市に「桜石」を見に行く【京都秘境ハンター】

6月7日放送『世界の何だコレミステリー』で、京都府亀岡市の桜の形をした石「桜石」が紹介されます。湯の花温泉の北丘陵で採取される菫青石(きんせいせき)のことで、表面に桜花の紋様が見られることから「桜石」と呼ばれています。亀岡市ひえ田野町柿花にある「桜天満宮」で見ることができる貴重な石です。

予告でも「貴重な石で、場所は公開できない」とされていますが、それは番組的な話であって場所は普通に知られています。

京都秘境ハンター


今回は京都府亀岡市の「桜天満宮」で「桜石」を探しにいきました

今回は京都府亀岡市の「桜天満宮」で「桜石」を探しにいきました

今回の「京都秘境ハンター」は連続して京都府亀岡市へ行ってきました。

行った場所は「積善寺(しゃくぜんじ)」で、そこに一緒に祀られている「桜天満宮」が目的地です。

」というくらいだから「桜の名所」なのでしょうか?

いえ、ここにあるのは桜といえども、幻の石「桜石」です。

では、その幻の石「桜石」とはどのようなものなのでしょうか?

桜石とは


桜花文様の石は花崗岩と粘板石の接触でできた鉱物

桜花文様の石は花崗岩と粘板石の接触でできた鉱物

京都の「桜石」というのは、ひえ田野町柿花(簸田野町柿花)で採取される石のことで、表面に桜のような紋様が入った石のことです。

中生代白亜紀(約1億4500年前~約6600万年前)の断層から見つかっており、桜花文様は花崗岩と粘板石の接触でできたものとされています。

6月7日放送『世界の何だコレミステリー』で紹介されることにもなっており、予告では「貴重な石で、場所は公開できない」と書かれていました。

とはいえ、「桜石」は通販でも売っている石で、場所も知られています。

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京都の桜石(通販)

この桜花紋様は「菫青石(きんせいせき)」が風化したもので「菫青石仮晶」というのが本来の名前です。

その「桜石」のある場所が、京都府亀岡市の「積善寺(しゃくぜんじ)」内にある「桜天満宮」です。

場所は非公開ということではないのですが、大正11年から国の天然記念物にも指定され、盗掘なども多いことから現在では採集禁止になっている石です。(見学のみ可能

桜石を探しに桜天満宮へ


苔むすお寺「積善寺」

苔むすお寺「積善寺」

「桜天満宮」の場所ですが、京都府亀岡市の国道372号を西に向かうと「湯の花温泉」があって、その北の山に「積善寺(しゃくぜんじ)」という苔に覆われたお寺があるのですが、その中に「桜天満宮」があります。

天満宮というだけあって、菅原道真に所縁があるのですが、菅原道真が自作したとされる土像を祀るのが「桜天満宮」です。

桜天満宮の様子

桜天満宮の様子

桜天満宮」は元々はすぐ近くの「とくなげ山麓」にあったようですが、建久元年(1190年)に今の場所に移されてきたとされます。

では、この「桜石」はすぐに見つかるものなのでしょうか?

実はこれなかなか見つけることができません。

なかなか見つからない桜石


出来の悪そうなのが見つかっただけです

出来の悪そうなのが見つかっただけです

この「桜石」なのですが、近年ではずいぶんと数が少なくなっているということで、なかなか見つけることができません。(ないわけではありません)

入山は「積善寺」の参道手前にある脇道からと、「湯の花温泉」の通りにある仏像のところの2か所あって、どちらからもアタックしてみたのですが、簡単に見つかるものではありませんでした。

こんな場所から小さい石を探すとか苦手です

こんな場所から小さい石を探すとか苦手です

今回もうちの困ったちゃん「温泉担当」を伴っての万全の調査体制だったのですが、彼の霊感をもってしても見つけることができませんでした・・・・

と言いたいところですが、すぐ近くに「湯の花温泉」があるものだから、温泉担当はソワソワしだして、気が付いたらいなくなっていました(笑)。

しかたなく「編集担当」とやる気のない「フード担当」で探すはめに

しかたなく「編集担当」とやる気のない「フード担当」で探すはめに

しかたなく「編集担当」とやる気のない「フード担当」で探すはめになったのですが、入山から2時間かかっても見つからないため、今回は断念することにしました。

なかなか見つからないから「貴重な石」というわけですね(うんうん)。

湯の花温泉側からの入山口

湯の花温泉側からの入山口

桜天満宮 基本情報


京都・亀岡市にある「桜天満宮」

京都・亀岡市にある「桜天満宮」

さて、今回行った「桜天満宮」の場所です。

要するに亀岡市の「湯の花温泉」のところなのですが、国道9号(山陰道)の「亀岡市役所」から国道372号を行くと温泉街まで行くことができます。

ただし、京都縦貫道路(高速)の下で、クランクしている道なので、間違ってまっすぐ行って国道472号に入らないようにしてください。

桜石は見つからないかもしれませんが、リーズナブルな「烟河(けぶりかわ)」さんという日帰り温泉もあるので、ドライブに行くのが良い場所です。

京都府亀岡市ひえ田野町柿花梶林

評判(口コミ)

世界の何だコレミステリー 6月7日 予告

今回は「日本の謎を直撃スペシャル」!!  京都に「桜の形」をした石があるらしい。その名も「桜石」。それは、長い年月をかけて自然にできたとても貴重な石で、場所は公開できないものの、今回特別にその場所へ連れて行っていただくことに。しばらく探してみると、桜の花びらにそっくりな石を発見!自然がつくり出した神秘の石をご覧いただきたい。岐阜県のとある山中のトンネル内で見つけた謎の宇宙施設!聞き込み調査では地元住民の方ですら、その存在を知らないという謎のエリア…。この場所は一体何なのか直撃!真っ暗闇のトンネルを進むと、目の前に現れたのは、廃虚となった謎の施設。潜入すると、そこには古びた備品やバッテリー、見たこともない謎の装置などが!?  静岡県の大井川鐵道にある秘境駅。衛星写真で見てみると…駅の周りにあるのは森だけ。住宅はおろか、駅へと続く道すらも見当たらない。一体なぜこんな所に駅があるのか?そして、誰が使っているのか?秘境駅周辺を探検してみると、そこには意外な光景が待ち受けていた。


「世界の何だコレミステリー」で紹介されたお店の場所などを確認しています。地元の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。



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京都の秘境案内「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。京都の起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


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ノーディレイ

記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2600件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。