今回は「郵便マークの鬼瓦」を見に「旧保津郵便局」まで行ってきました。「郵便マークの鬼瓦」というのは明治~大正時代の郵便局でよく見られる「郵便マーク入りの鬼瓦」のことです。
その「郵便マークの鬼瓦」が京都の秘境「亀岡市」に現存しているというのです!
これは見に行かなければいけません!
京都秘境ハンター
今回の「京都秘境ハンター」は、京都府亀岡市が舞台です。
亀岡市といえば、京都でもここでしか見られない広大な田園風景が広がる場所で、見えるのは「田畑・山・川」みたいな所です。
そんな場所でもだいたいあるのが「郵便局」と「農協」ですが、今回は田舎にある郵便局を見に行ってきました。
もちろん!ただの郵便局ではありません!
ということで「京都秘境ハンター」始まります!
旧保津郵便局
さて、うちの困ったちゃん温泉担当が「亀岡市保津町に面白いものがある」と連れてきてくれたのが・・・・
「保津郵便局」でした。
なんてことはない二階建ての一般住宅のような建物に、後付けのようなATMとポストを付けたら「郵便局になっちゃった!」みたいな建物です。
しかし、ここは2010年(平成22年)に設定された「保津百景道しるべ」のひとつだというのです。
ということで、右を向くと・・・・
温泉担当 「ギギギギギ・・・・( º言º)」(首が動く音です)
なんと!隣りには同じく「保津郵便局」と書かれた建物があったのです。
実はこちら「保津百景道しるべ(4)」に設定された「旧保津郵便局」で、今でも当時の姿が残っている場所だったのです。
先ほどから「民家っぽい」などと書いてきましたが、郵便局にはこういった民家のようなものがかつて多く存在していました。
それを「特定郵便局」というのですが、明治に入って前島密が郵便制度を日本全国に構築する際に資金がないもんだから、地方の有力者を説得して無償で民家を郵便局として使用できるようにしたのが始まりです。
なかなか渋い建物ですが、この時期(明治初期~大正)に郵便局として使われた建物にはある特殊なマークがついているのです。
それが「郵便マークの鬼瓦」と呼ばれるものです。
郵便マークの鬼瓦
この「旧保津郵便局」には少しユニークなものがあります。
それが「郵便マークの鬼瓦」です。
これはかつては全国的に見られたもので、鬼瓦の形は様々ですが、郵便マークが鬼瓦に描かれていました。
「旧保津郵便局」は明治期の建物で、現存する中でもかなり古い建物です。
現在では、こういった旧郵便局は民間所有になっているものが多いのですが、鬼瓦を見ると「かつて郵便局だった」ということが分かるようになっています。
旧保津郵便局 基本情報
ということで、今回は「郵便マークの鬼瓦」を見に「旧保津郵便局」まで行ってきました。
「旧保津郵便局」は亀岡市保津町溝行にある「保津郵便局」の敷地にあります。
昔のままの姿で保存されており、明治期に活躍した姿のまま残っていました。
京都府亀岡市保津町溝行25