2021年1月7日は「七草粥」を食べる日です。七草とは「ほとけのざ・せり・すずな・ごぎょう・なずな・はこべら・すずしろ」のことで、早春にいちはやく芽吹く日本野草・根菜のことです。江戸時代からいち早く芽吹く野草は邪気を払うと信じられており1月7日に七草がゆを食べる風習が始まりました。京都・錦市場ではこの時期に七草のパックを買うことができるので行って来ました。
京都の錦市場へ行き、七草粥に使う「ほとけのざ・せり・すずな・ごぎょう・なずな・はこべら・すずしろ」のパックを買って来ました。
2021年1月7日10時前の錦市場はまだ人が少なく、開店しているお店も疎らでしたが目的のお店「錦 京野菜 川政」さんは朝から営業していて七草が全部入った七草粥パック「西条の七草粥」を買うことができるのです。
場所は錦市場の富小路通の角、地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)
こちらの「錦 京野菜 川政」さんは錦市場で朝9時から営業しているので、1月7日の早朝から七草粥パックを購入することができる八百屋さんです。
質の良い京野菜をたくさん取り扱っており、その一角に「西条の七草粥」というパック商品が置かれていました。
これ愛媛県の「七草がゆ」のブランドなんですよ。
値段は1パックで555円(税込)で、3~4人前の量です。
無病息災を祈願するために1パック購入してみます。
内容を確認、七草の産地は前述のように「愛媛県産」となっています。
七草粥に使う「ほとけのざ・せり・すずな・ごぎょう・なずな・はこべら・すずしろ」が1パックになっているので便利です。
こちらは「すずしろ」で大根のことです。
その色から潔白を意味すると言われています。
すずな はカブの古い呼び方。
神を呼ぶ鈴を意味する呼び方で縁起が良いものとされています。
他にも「ほとけのざ」があり、これは葉のつきかたが仏様の蓮座に似ていることからそう呼ばれます。
・すずな(カブの古い呼び方、神を呼ぶ鈴の意味)
・ほとけのざ(仏様の蓮座に似ている)
・せり(若葉が競り合うように見える)
・ごぎょう(人型のこと、仏の体を意味する)
・なずな(撫でて汚れを取り除くという意味)
・はこべら(茎に葉がたくさんあり繁栄を意味する)
七草がゆの作り方は簡単です。
七草をよく洗い、沸騰したお湯で塩ゆでにします。
湯で加減はサッと茹でで、茹でたら水でさらしてから食べやすい大きさにカットしておきましょう。
次にお米を炊いてお粥をつくります。
煮立ったら混ぜないで、七草を入れて30分ほど弱火で煮込んで完成です。
好みで「塩・醤油・昆布出汁・かつお出汁」などその土地の味付けで楽しんでください。
正月に余ったお餅を入れても美味しくいただけますよ。