ローカルB級グルメ「カレー焼き」を知ってますか? ホットドッグの形に似た人形焼きで、中にはカレー餡が入っているというご当地グルメです。関西で見られるB級グルメで「宮津市(京都)・福知山市(京都)・小浜市(福井)・津市(三重)・呉市(広島)・直方市(福岡)」で販売する店舗があります。
こんにちは、京都中を観察して飲食新店を探しているリサーチャー「ノーディレイ」です。毎日、京都市内・京都府南部・京都府北部」を巡って見つけた新店を紹介しています。
関西の「京都・福井・三重・広島・福岡」で実在が確認されているグルメ。昭和の時代には全国的に普及していた昭和のスナックです。
カレー焼き とは
京都府福知山市の国道9号沿いに「カレー焼き」と書かれた看板が新しく設置されていました。
値段は1個150円(税込み)となっていて、細長いパンのような食べ物の写真が掲載されています。
実はこれ「カレー焼き」というローカルB級グルメ。
昭和世代の方ならご存じの方も多い昭和のスナックです。
カレー焼き とは人形焼の生地を細長くスティック状に焼いて、中に辛さ控えめのマイルドなカレーの餡で合えた茹でキャベツが挟んである食べ物です。
昭和30年代からあるスナック菓子で、発祥は福岡県直方市にある昭和33年創業(1958年)創業の食品メーカー・ヤマト食品株式会社。
大判焼きを提供するため焼饅頭用膨張剤「マンソート」を開発した会社で、カレー焼きにもマンソートが使われていました。
昭和30年代~40年代にかけては日本全国でカレー焼きを販売するお店がありましたが、今は「京都・福井・三重・広島・福岡」で販売されるのみです。
昭和の絶滅危惧種グルメとも言えますね。
実食レビュー
京都府福知山市の国道9号沿いにある「うさぎや」さんで、カレー焼きを販売していたので購入しました。
小さい頃によく売られていたのを見たことがあったものの、買って食べるのは初めての経験です。
カレー焼きは、人形焼きの生地をスティック状に焼いて、中にカレー餡(キャベツ入り)をはさんだもの。
大判焼きに似た生地とも言われますが、柔らかく軽い食感なので「人形焼きに近い」味わいです。
中はカレー餡で、茹でたキャベツも入ってます。
味は辛さはほとんどないカレーの風味でした。
シンプルな味わいで、口の肥えた方にはどうかなと思いますが、知っている方には昔懐かしい味わいがすると思います。
カレー焼きが買える福知山市「うさぎ」
今回、カレー焼きを購入したのは京都府福知山市の「うさぎ」さんです。
京都では宮津市の「ととカフェ」でも購入可能。
販売はどちらも最近のことで、今は閉業しましたが宮津市の「あかふく(1966年~2018年)」というお店がカレー焼きではよく知られていました。
現在は「宮津市(京都)・福知山市(京都)・小浜市(福井)・津市(三重)・呉市(広島)・直方市(福岡)」のみの販売で、主に関西圏のみで買えるご当地グルメになっています。
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