今回の「京都案内」は年末(師走)の出町柳にあるアーケード商店街「桝形出町商店街」さんで開催中の歳末大売出しを見に行って来ました。普段より賑やかで師走の雰囲気ですが、最近では映画館もできるなど少し動きがあります。また、行列ができる餅屋「出町ふたば」さんとか鯖寿司の有名店「満寿形屋(ますがたや)」さんもあります。
今回は、いくつか有名なお店も抜粋して紹介します。
桝形出町商店街「歳末大売出し」風景
今年も年の瀬となり、もうすぐ大晦日ですが、京都市内も商店街で「歳末大売出し」が行われるなど賑わいを見せてきました。
12月初旬は、人通りも少なく、急激に景気が減速しているような京都でしたが、24日頃から冬休みや冬のボーナスもあってか京都も少し賑やかなようです。
そこで街中の賑わいを確認しようと、京都・出町柳にある「桝形出町商店街」というアーケード商店街までやって来ました。
普段はあまり賑わいがない場所なので、もし人通りが多くなってきているならすぐに分かる場所だからです。
今回は、いくつか有名なお店も抜粋して紹介します。
・出町柳駅から徒歩5分の場所にあるアーケード商店街
・飲食店や商店が35店舗ほど並んでいる
・福引開催中(補助券10枚で1回福引)
阿舎利餅(マツヤ食料品店)
商店街の「阿舎利餅(あじゃりもち)」さんです。
年末の師走ということもありますが、NHKが撮影ロケをしていて何かで紹介されるのかもしれません。
京都以外の方だとご存じない方もいらっしゃると思いますが「阿舎利餅」というのも京都みやげの鉄板とも言うべき和菓子です。
・小豆の粒あんが中に入っている
・生地はモチモチした食感
・最初は歯ごたえがあるがすぐに生地がふんわりととろける
・中の餡子の甘さをがじんわりと楽しめるのが特徴的な京都のお菓子
生地に餅が使われている京都の和菓子で、モチッとした食感が特徴的な和スイーツのことです。
中には「粒あん」が入っており、食べた瞬間に歯ごたえがあるのですが、生地がとろけるようになくなっていき、中の餡子の甘さがジワジワと感じられるという特徴的な和菓子です。
京都の和菓子店「満月」さんの商品ですが、桝形出町商店街の「マツヤ食料品店」さんでも購入できるようになっていて、商店の片隅に「満月」さんの阿闍梨餅が並んでいます。
満月さんの本店も出町柳駅から少し歩きますが百万遍の路地裏にありますが、商店街の方が人通りがあるのでこちらでも販売委託しているのでしょう。
井上果物
桝形出町商店街では一番賑やかな店舗が、果物専門店「井上果物」さんです。
見た感じだと「みかん、リンゴ」ばかりですが、柿と梨も売られています。本来、今の時期はフルーツは少ないのですが、みかん等でも複数産地置いてあるようです。
有田ミカンは「新堂みかん」と「田村みかん」が売られていました。この構成で売っているのは、さすが果物専門店です。
この「新堂みかん」と「田村みかん」は日本で一番おいしいと言われるミカンなんです。
これが並んでいる時点で信頼できるお店です。
おた福屋
師走ということもあり、商店街の餅屋「おた福屋」さんでは正月餅の販売が行われていました。
2013年に放送されたアニメ『たまこまーけっと』の主人公は、この枡形出町商店街にある餅屋の娘という設定で、作中では「うさぎ山商店街」として登場します。その餅屋は「おた福屋」さんではなく、一番人気で常に行列のできる「出町ふたば」さんがモデルになっています。
桝形出町商店街には3つの餅屋さん「ふたば、加納茶舗、おた福屋」があり京都らしい風景です。
満寿形屋
桝形出町商店街で行列ができるお店は2軒あって、そのひとつが「満寿形屋(ますがたや)」という寿司屋さんです。
こちらは「すし・めんるい」とあるように麺類一式のお店です。
なぜ行列ができるのかというと名物の「鯖寿司 うどんセット(1000円)」があるからですが、この出町柳というのは「鯖街道」の終点でもあるのです。
その終点にある「鯖寿司」を出すお店が有名にならないわけがありません。
ただ、京都の大衆食堂にしては少し価格設定が高めです。
桝形出町商店街への行き方(アクセス方法)
今回は京都の出町柳にあるアーケード商店街「桝形出町商店街」さんの有名店を紹介してみました。
行列ができる「出町ふたば」さんはお休みだったので省略しましたが、いくつか行列ができるお店もある商店街です。
京阪線「出町柳駅」からも徒歩5分で、商店街の駅側入口前には「出町駐車場」という車とバイクの地下駐車場もあるので買い物には便利です。
2017年12月28日には、この「桝形出町商店街」さんに新しい映画館もオープンしますので(出町座の紹介はこちらです)、京都の昔ながらの商店街をぶらぶらしてみるのも面白いと思います。
URL:http://masugata.demachi.jp/