京都府南丹市の八木駅前にラーメン新店「愛宕菜館」さんが2019年6月14日に新店オープンしました。こちら、元は京都市内の鳴滝にあった「桃花春」オーナーさんが復帰後に開店させたラーメン店なんです。愛宕菜館では味噌ラーメンと塩ラーメンがメインになりましたが「焼飯」はほぼ同じものでした。
最新情報:こちらの店舗は2024年6月をもって閉店しています。店主・松尾晃さんが急逝されました。
京都府南丹市にラーメン新店「愛宕菜館」が2019年6月14日新店オープン
今回の「京都ラーメン速報」は、2019年6月14日に新店オープンしたばかりの「愛宕菜館」さんの紹介です。
場所はJR山陰本線「八木駅前」で、京都府南丹市のラーメン新店です。
メニューは「みそラーメン、塩ラーメン」の2種類。
オープンした6月14日から数日はラーメンのみの提供でしたが、2019年6月19日からサイドメニュー「焼飯、餃子」などの提供が開始されました。
オーナーさんは、2018年1月に閉店した京都市内(鳴滝)のラーメン店「桃花春」のオーナーです。
実はこちらのラーメン店、すでに桃花春の移転先として記事になっています。
記事を分けたのは少々ややこしい理由からですが、以下の通りです。
・今回紹介する「愛宕菜館」は元・桃花春のオーナーが自分のお店として開店したので桃花春ブランドは踏襲していない。
つまり、この「愛宕菜館」は桃花春の移転先で間違いないのですが、営業権が他社に譲渡されているため・・・・
桃花春とは別物
という扱いなのです。
ということで、記事を分けて、本記事で京都府南丹市にある「愛宕菜館」さんの紹介を行います。
札幌冬季オリンピックの味噌ラーメン 実食レビュー
ということで、早速「愛宕菜館」さんに入店です。
店内はカウンター7席ほどで、厨房前と窓際に分かれて席が設置されています。
前述のようにラーメンは「味噌と塩のみ」で、今回は味噌ラーメンを食べてみたいと思います。
実はこの味噌ラーメン、本ブログ調べでは1972年に開催された「札幌冬季オリンピック」の頃にオーナーさんが中華料理店をしていた際に選手村で提供していたラーメンの復刻版という話なんです。
味噌ラーメンは辛くないもので、京都人の嗜好に合った味噌ラーメンになっています。
出汁は濃厚というわけではなく、味噌の香りが漂う「昔ながらの味噌ラーメン」という懐かしい味わいになっていました。
私は「札幌冬季オリンピック(1972年)」も記憶にありますが、この時代に東京の競馬場にあった今でいうフードコートで食べた味噌ラーメンを思い出しました。
オーナーさんの話では、まだ味噌ラーメンの味は固まっていないそうです。
理由は京都でも地域によってお客さんの嗜好があるからで、今後は八木エリアのお客さんの意見なども聞きながら味を調整されていくとのことでした。
麺は細めのストレートで、ややカタメの茹で加減でしたが、オーナーさんに「カタメに茹でてますがどうですか?」と聞かれました。
私はカタメが好きだし、関西は麺カタ文化なので「良いと思います」と答えましたが、この麺の茹で加減も変わっていく可能性はあります。
とかく、このエリアは高齢の方が多いので、麺は少しヤワメが良いというお客さんもきっといるからです。
味噌も塩ラーメンもトッピングは同じもので「青梗菜、玉ねぎ、モヤシ、牛すじ」が使われていました。
牛すじからは八角の香りがほんのりと香ってきて美味しい牛すじです。
ラーメンの味わいとしては「ややアッサリ」という感じ、前店の「桃花春」がニンニクたっぷりのラーメンだったのと相反して、愛宕菜館ではサッパリとしたラーメンが提供されているのが特徴だと思いました。
これからは暑い夏の時期なので味噌ラーメンは少し濃い目(辛め)が良いかなと思いましたが、これはこれで美味しい味噌ラーメンでした。
さて、桃花春といえば「焼飯」です(酢をたっぷりかけて食べるのがお薦め)。
その焼飯も復刻されていて食べることができました。
味は少し変化しており、具材に大きな違いがあります。
具材は「チャーシューではなく牛すじ」で、人参や玉ねぎの刻み方が前よりも細かくなっていました。
玉子も細かくなっているのと、チャーシューではなく牛すじなので脂っこさは前と比べて無くなっており「上品なチャーハンに変化した」という印象でした。
まぁ、でも私は前店のチャーハンのように具材をザックリと切った味がよく分かる焼飯も嫌いじゃなかったですよ。
・値段は800円
・チャーシューではなく牛すじを使っているのが特徴
・アッサリした辛くない味噌ラーメンで京都人の嗜好に合っている
・味は今後調整されるとのことでした
・桃花春の焼飯も復活
・焼飯は具材の切り方が細かくなっている
愛宕菜館 メニューと値段
では、今回紹介した「愛宕菜館」さんのメニューと値段についてです。
ラーメンは2種類でいずれも800円となっており、桃花春時代を知っている方であれば値段が上がったのが分かるかと思います(桃花春はラーメン600円台でした)。
焼飯は600円、桃花春では小焼飯とラーメンをセットに出来たのですが、それも無くなっています。
他には餃子がなくなって、鶏の唐揚げと水ぎょうざがラインナップされていました。
2021年6月時点で餃子は「水餃子」から「焼き餃子」に変更されています。
みそらーめん 800円
水ぎょうさ 600円
鶏の唐揚げ 600円
焼きめし 600円
ごはん 200円~250円
愛宕菜館 行列や待ち時間について
以前の桃花春ファンの方であれば、この「愛宕菜館」さんは気になるラーメン店だと思います。
桃花春はオーナーさんが疲労と寝不足などで倒れて入院して閉店となりましたが、今はお元気になっていますし、オーナーさんの顔を見に行くのも良いでしょう。
となると、気になるのが「行列や待ち時間」なのですが・・・・
そういったものはありませんでした。
開店時間は11時ですが、10分ほど遅れて開店するもオープン前行列などはなく普通に入店しました。
それから30分の間に5人ほど入店されましたが満席にはなりませんでした。
愛宕菜館 営業時間と定休日
では「愛宕菜館」さんの営業時間や定休日についてです。
営業時間は「11時~15時、18時~21時」ですが、当日は11時10分頃に開店されていました。
定休日は二連休で「月曜日、火曜日」となっています。
オープン初日だけはラーメン10食のみの営業だったそうで、サイドメニューもなかったのですが、2019年6月19日以降は通常営業されています。
営業時間:11時~15時、18時~21時
定休日:月曜日、火曜日
愛宕菜館 アクセス方法と駐車場について
では「愛宕菜館」さんへの行き方や駐車場についての情報です。
前述のようにJR山陰本線「八木駅」前なので、京都市内からなら電車で30分ほどの場所です。
亀岡駅までは急行が出ていますが、それ以降は普通に切り替わるので特急以外であれば「八木駅」には停車します。
運賃は花園駅から乗車して片道410円でした。
京都市内からだと電車で行くのが便利ですが、駐車場もあるとのことでした。
店舗の左側に駐車場へと入る小さい入口があるので、そこを入ると大きな駐車場があります。
入ってすぐ右に1台分「愛宕菜館」と書かれたスペースは確認できています(2台分ほどあるそうです)。