京都・太秦「大酒神社(おおさけじんじゃ)」の「秋祭」が2017年10月8日に行われているので見てきました。小さい神社のお祭りですが、秦始皇帝を祀る神社で、356年に勧請された古い神社のひとつです。
小さい社神社ですが歴史はあります。
大酒神社 秋祭 2017年@京都・太秦
2017年10月8日、地元の京都・太秦「大酒神社(おおさけじんじゃ)」で「秋祭」が行われています。
当日は、近くの「東映太秦映画村」まで町内を神輿が巡幸していました。
ちょうど、そのシーンを撮影したのが上の写真です。
大酒神社 秋祭 境内の様子
大酒神社の境内は狭いので、屋台・露店などは出ていませんでしたが、町内の人々が祭りを楽しんでいました。
以前は、法隆寺境内で京都三大奇祭のひとつ「牛祭」も行われていましたが、今は行われていません。
上の写真に写る鳥居は、ここだけにしかない珍しい「六角柱の鳥居」です。
大酒神社 基本情報
太秦は、大陸・半島から兵乱を避け逃れてきた「功満王」から始まる「秦氏(はたうじ)」の土地で、「大酒神社」も元は「大避神社」と(災難除けが起源とされる)呼ばれていたようです。
「功満王」の子「弓月王」は百済から18670名の民衆を引き連れ、太秦で帰化しました。
秦氏は、九州北部の大陸・半島に近い場所から中国地方南部を経由し、この京都・太秦までのネットワークを構築。大陸の先進文明を日本に輸入し続け、国家の基盤を構築した功績のある氏族です。
その祖神が「大酒神社」になります。(元々は広隆寺にありましたが明治に今の場所へ移転)
京都府京都市右京区太秦蜂岡町