今回は「京都市内に近い」上に「車で行ける秘境」に行ってきました。場所は「沢ノ池」というところで、京都市右京区の北にある大きな池です。町中から距離は近いのですが、迂回していく必要がある秘境です。
しかし、自家用車でも行くことができる場所でもあるのです。
京都市内に近い?「沢ノ池」は絶景ポイント
さて、うちの温泉担当に「京都に気軽に行ける秘境ってある?」と聞いたら、即効で「花脊(はなせ)」と答えるので、「そのネタはもういいから」と説得し、聞き出した別の秘境がありました。
その名も「沢ノ池」
それも「京都市右京区鳴滝沢」にあるとのことで、結構近そうな感じです。
地図で見る限りでは市内にかなり近いのですが、言われてみれば「行かない」場所です。
だいたいこの辺りは、林道だったりケモノ道(京都一周トレイル)だったりするのですが、温泉担当曰く・・・
「沢の池」は知られていないけど、車で行ける秘境なんです。
とかほざいていました。
確かに位置は京都市内に近いんだが
この「沢ノ池」、確かに位置は京都市内に近いのですが、早々簡単には行けないそうです。
温泉担当いわく「沢山ってのが金閣寺の裏山にあって、原谷地区があるんすけどね、そっからはアクセスできないんですよ」とのこと。
原谷地区からの林道は通行止めになっており、さらに近くまでは行くものの「沢の池」には出ないそうです。
よくよく地図を見ると・・・
国道162号で京都市内からだいぶ離れたところに「中山」という地区があるのですが、そこから再度旧道を通って京都市内側に戻るとのことでした。
この道自体はそんなに悪路ではないそうですが、離合困難で林の中を走る一本道だそうです。(温泉担当談)
日本人より外人に人気?
さらに温泉担当は続けます。
「そこに行くと、結構車で行く人が多いのですが(実際に車で行けます)、外国人も見かけますね」とのことでした。
小学校の遠足やバイク乗りがツーリングで寄ったりとか、釣り人が毎日ちょぼちょぼ来るくらいで人は少ないですとのことでした。
実際に行ってみた
京都市内から国道162号を北上すると、ひとつ短めのトンネルがあるのですが、そこを抜けるとすぐに中山地区の入口です。
この看板が目印のところで右折です。トンネル出たあたりから少しスピード落としといたほうがいいです。
国道162号の中山地区から右に旧道を入ります。すると、住宅などが見えてきて、細い道がありますから、それを右に戻る感じに行くと、一本道があるそうです。
道は見えづらいので注意してください。少し手前に「謎のトンネルガレージ」があるので、そこまで来たらすぐです。
ちなみに、「謎のトンネルガレージ」とは、なぜか崖っぷちにガレージだけがあるところです(笑)
林道入口
これが「沢の池」に続く林道の入口です。かなり細く離合困難です。ま、向こう側は池しかないのですが。
道は部分的に悪路ですが、だいたい舗装されています。一部、崩落していますが、危険なところは補修工事を済ませてあるので車で行けます。
道は細いうえに見通しが異常に悪いので徐行で進みます。カーブの先が崖ということもありますのでご注意ください。
写真は滝のあるところ。滝は立入り禁止になってるぽかったです。
これは後ろを向いた写真ですが、小川のところのカーブにガードレールがありません。夜だとヘタしたら落ちます。昼間でも景色に気を取られると落ちます。
雨が降ったりすると部分的に崩落していることがあります。また、部分的に悪路があります。
分岐点
途中で分岐があります。これは右です。
左に行くとケモノ道になってUターンできません。
ちなみに、ここまでの道って「京都市右京区と北区の境界線上」にあるのです。
つまり、道の左が北区、右が右京区になります。先ほどの中山地区は北区になります。「沢の池」は右京区です。
左は「鷹峰」となっていますが、これは京都市北区の「鷹峰」です。でも、ケモノ道です。ここで境界線は左に向かっていきます。
こう見ると「古道 長坂越」の方へ続く道なのが分かります。(リンクは古道に実際に行った記事です)
途中二箇所危険なところあり
分岐の先は比較的安定した道なのですが、途中で二箇所危険なところがあります。
まずは右側崩落。ただし、ここ広い場所なので注意していれば大丈夫です。
ここ1年前から変わってません。
次が大きめの倒木です。
車高が高い車だと擦る可能性があります。
これも1年以上放置ですな。
舗装がなくなったらもう目の前
途中で舗装がなくなって「やばっ」とか思ったらゴールです。もうこの先すぐ「沢ノ池」です。
ここに駐車します。なぜか、左にはオフロードバイクのダートコースっぽいものがあります(笑)。
沢の池
やっと着きました。ゆっくり来ても13分くらいで行けました。距離にして3.9キロです。
左奥に釣り人(二名)がいますが、そこはロープで崖を降りないといけません。
とっても静かな場所で、他にいたのはツーリング中の方くらいでした。
池は透明度の高いキレイな池で、生態観測の場所としても使われています。