福井県小浜市にある江戸時代から続くお酢の老舗「とば屋酢店」さんへ行って来ました。壺の中で発酵させてつくる純米酢は300年間変わらない伝統製法で作られています。その酢が「壺之酢」で、とてもフルーティーな風味のお酢なんです。
壺之酢 (とば屋酢店)@福井県小浜市へ行って来た
福井県小浜市に300年間ものあいだ、伝統製法を守り抜いて「酢」を作っている老舗酢店があります。
お店の名前は「とば屋酢店」さん。
東小浜の国道27号線沿いにある老舗で、大きな蔵の中に大小30個ほどの陶器製の壺があり、その壺の中で「酢」を発酵させて出荷しているお店です。
この「とば屋酢店」で行っている伝統製法というのは酢を壺の中で発酵させる方法です。
福井県産の米を壺に入れ、蔵の地下深くから汲み上げた天然水を使い、300年絶やしたことがない種酢を壺に混ぜて発酵させるという昔ながらの方法で「酢」を作っているのです。
発酵過程では、壺はもみ殻で保温。
壺の上には「むしろ」がかけられるなど、現代の工場で作られるお酢とは全く異なる完全手作りの酢が「とば屋酢店」さんの酢です。
そうやって作られた酢をさらに数か月の熟成。
熟成されることで、まろやかな飲み口になり、リンゴのようなフルーティーな酢になります。
それが「とば屋酢店」さんの看板商品「壺之酢(つぼのす)」です。
実はこの「壺之酢」が2020年8月8日『満天☆青空レストラン』で紹介されるそうです。
10年前に一度、同番組で紹介されているので、今回で2度目の紹介なんだとか。
お店の方に「ぜひ、テレビをご覧ください」とお薦めしてもらいました。
伝統製法で作られる酢「壺之酢」ってどんな味?
今回はこの「壺之酢」をサイズの異なる2本購入しました。
値段は瓶の大きさで異なり、360ml(540円)と900ml(1080円)の2種類があります。
どちらも税込み価格で、お料理とかで使うなら大きなサイズの900ml(1080円)がお薦めです。
壺之酢(900ml)1080円
お酢は「米酢」で、福井県産コシヒカリを使って作られています。
水は蔵の地下深くからくみ上げた天然水。実はこのエリアは昔から名水が湧く場所で、すぐ近くには「瓜割の名水」と呼ばれる神水が湧くことで知られています。
美味しいお米と名水と呼ばれる天然水は、蔵の壺の中で発酵される「とば屋酢店だけの味」とも呼べるものになっていきます。
それをさらに三か月間も熟成させて、フルーティーでまろやかな口当たりの酢になっていきます。
実際に飲んでみると「ツンとしない軽やかな口あたり」それでいて「シッカリと酢の味わいがして」さらに「フルーティーな香り」がするという逸品でした。
地元では名産品の「小鯛のささ漬け」や「鯖寿司」にも使われるお酢なのだそうです。
私が飲んだ感じではドレッシングに使うとサラダがとても美味しくなると思いました。
壺之酢 (とば屋酢店)は通販でお取り寄せできます
今回紹介した「壺之酢」は、楽天市場から通販できるようになっています。
値段もお店で買うのとほぼ同価格で、送料が別途かかりますので、複数本まとめ買いすると良いと思います。
小浜のお店まで車で買いに行くのもまた良いものですが、ガソリン代のほうが送料より高くつきますので通販を上手に利用した方が良いでしょう。
とば屋酢店 への行き方
もし、現地で「壺之酢」を購入したい場合は本店よりも小浜駅近くに最近オープンした支店「とば屋酢店 酒井店」が便利です。
これ本当に最近開業したばかりで、JR小浜駅から徒歩5分くらいのところにお店があり、公式サイトに未掲載の本ブログだけの情報です。
小浜で観光するなら小浜駅周辺なので、「とば屋酢店 酒井店」は観光途中で立ち寄れるから便利ですね。
本店と支店は定休日が異なり、本店は「日曜日休み」で、支店(酒井店)は「月曜日休み」です。ということで、行ってみたけど定休日で買えなかったということがなくなりました!