京都には真田幸村の念持仏がある
4ヶ月ぶりの「京都秘境ハンター」は、あの男が元旦にホウキにまたがって走りやって来たことから始まりました。
温泉担当 「はいよ~シルバー!!!((꜆꜄゚▽゚)꜆꜄꜆」
正月早々、あたまわるそーで面白いのですが、彼は颯爽と馬(イメージ)から飛び降りるとこんなことを言い出したのです。
温泉担当 「我こそは真田幸村ナリッ!٩( ‘ω’ )و 」
なにやら楽しそうで良いと思いますが、周囲にいた者は誰しも「真田幸村はシルバーには乗らんダロッ!」と思っていました。
さて、そんな彼はさらに続けてこう言ったのです・・・・
温泉担当 「京都の神社には真田幸村の念持仏があるんだな!ダナッ!(´。✪ω✪。`)」
おいおい、いつもお前はほんと唐突だな(笑)
さて、念持仏というのは武将が戦に行く際に持ち歩いた小さな仏像のことです。
京都には豊臣秀吉の念持仏(三面大黒天)、明智光秀の念持仏などがあるのですが、温泉担当が言うには「真田幸村の念持仏」も京都にあるのだそうです。
ということで、温泉担当はまたシルバーにまたがって飛び出して行ったので追いかけてみましょう!
京都の高松神明神社には真田幸村の念持仏がある
さて、到着したのは京都市中京区は烏丸御池にある神社「高松神明神社」です。
真っ白い鳥居が眩しすぎる神社ですが、『ローン・レンジャー』に登場する愛馬シルバーも真っ白な白馬です。
周囲にいた者は誰しもが「あ、シルバーってここに係ってたんだ」と思いました(笑)。
それはともかくとして、この「高松神明神社」は源高明の邸宅にあった鎮守の社が現代でも残っている場所で「高松殿址」とも呼ばれているところです。
914年~982年頃には存在していたと思われますが、今では高松神明神社のみが残っています。
実はこの高松神明神社は神社にしては珍しく地蔵が祀ってある神社でもあります。
昔は珍しくはなかったのですが、明治時代の廃仏毀釈運動で神社にあった仏像はことごとく破壊されていますので、ここに地蔵が残っているのは珍しいと言えます。
上の写真がその「神明地蔵尊」です。
正確には神社に地蔵が祀ってあるというよりも、元々ここには寺院があって、そこにはもっと前から社があったという話です。
由緒書によれば、寺院は1565年には存在していたようで、この社も僧によって管理されていたのだそうです。
その後、1794年に当時の僧が紀州九度山にある「真田庵」に安置していたこの真田幸村の念持仏を拝領して、ここに祀ったとされています。
この念持仏は「石地蔵(神明地蔵)」と呼ばれ、この地に400年鎮座してきました。
右手には鍮杖、左手には如意宝珠を持った仏(地蔵)です。
京都ではこの地蔵の台座をさすってから子供の頭を撫でてあげると真田幸村の智慧を授かると言われ親しまれてきたのだそうです。
ほんと、京都には街中にとんでもない歴史的なものが残っている町だというのが再認識される神社ですね。
ということで、真田幸村の念持仏(神明地蔵)がある「高松神明神社」・・・・・
一度行ってみてはいかがでしょうか?
はいよ~シルバー!!!((꜆꜄゚▽゚)꜆꜄꜆