2018年7月6日12時頃の京都・嵐山「渡月橋」の増水状況を見て来ました。2018年7月4日夜から降り続いている雨は2日連続で振り続けて、家屋浸水となった2013年9月の状況に近くなっています。嵐山の桂川も濁流となっており、上流の日吉ダムが放水すれば一気に渡月橋も水没しそうな勢いです。
50年に1度の豪雨と言われている中、嵐山の渡月橋で撮影してきたので写真を公開します。
京都でも50年に1度の豪雨で桂川が濁流に!日吉ダム放水で状況は悪化の可能性大
京都で2018年7月4日夜から降り続いている雨は、7月5日も1日中振り続け、6日まで一向に止む気配すらありません。
そのため、各地で「通行止め」や「山からの流水」で道路が水没するなどしていました。
特に「北区、左京区、右京区」の北側は山間部ということもあって、山から流れてくる水によって桂川や鴨川が増水する事態となっていました。
右京区の嵐山は、一級河川「桂川」が風光明媚な観光名所ですが、さすがに7月6日は朝から観光客の姿も少なくて、営業している店舗も(昨日から)ほぼないという状況になっていました。
天龍寺前のメインストリートでは、山からの水が下水から溢れ出しており、道路には水たまりができているような状況です。
桂川の上流にある日吉ダムでは、13時頃に貯水量の限界が訪れており「放水」が始まる可能性が高くなっています。
そのため、下流の嵐山「渡月橋」はさらに増水するものと思われ、渡月橋も朝から通行止めになっています。
京都・嵐山の渡月橋、濁流で通行止め(2018年7月6日12時)
上の写真が、2018年7月6日12時過ぎに嵐山の渡月橋の様子です。
渡月橋は朝から濁流による通行止めになっていましたが、橋の手前までは入れるようになっていました。
橋の手前まで行ってみたところ、桂川沿いの遊歩道も、いつもより手前に川が迫ってきており、明らかに増水しているのがわかる状況です。
2013年9月の増水時は、欄干の下すぐまで増水したので、今回よりも桂川は増水していたのですが、近隣の皆さんは「前の雨よりひどい」とおっしゃっていました。
渡月橋の北側は増水で道路にまで水が溢れています。
ボート乗り場の方、現在は美術館などが建設中ですが、そこまで行くことができない状況で「アラビカコーヒー」前は川のような状況になっていました。
嵐山は桂川の増水を取材しに来たテレビ局が多数
渡月橋の近くまで行ってみたところ、観光客は数名程度で、テレビ局の報道スタッフも何人かいてインタビューやLIVE放送をするなどしていました。
7月6日朝から京都のテレビでは「渡月橋からのライブ中継」が放送されているのですが、そういったスタッフさんがたくさんいらっしゃって、桂川の増水の状況を取材している様子を見ることができました。
撮影スタッフは桂川の遊歩道で撮影しているのですが、いつもより増水しているので遊歩道すぐ下まで水が来ており、すぐ隣の住宅地やお土産物屋さんでは浸水に備えて、軒下に板を設置するなどの対処も行われていました。
右京区と北区の山間部では通行止め
2018年7月6日午前中から京都市北部の道をかなり走ったのですが、いたるところで「通行止め」となっています。
特に山中へ向かう京都府道は通行止めになっている場所が多い状況です。
上の写真は鏡石通から原谷へ向かう道を走っている途中で「通行止め」だったので、金閣寺の「氷室道」から大回りして行った時の状況です。
「基準雨量釣果による通行止め」という看板が設置されていました。
・鏡石通(紙屋川沿いで原谷へ向かう道)
・宇多天皇大内山陵へ向かう道
府道29号や50号も確認できませんでしたが「通行止め」の可能性は高いと思います。
50年に1度の豪雨 @京都・嵐山 まとめ
ということで、2018年7月6日に撮影した京都・嵐山(右京区)から北区にかけての大雨による状況でした。
桂川は2013年9月の増水時に迫る勢いの雨量で、上流の「日吉ダム」が放水を始めると、渡月橋まで水が増水する可能性もありそうでした。
京都府道も左京区・右京区・北区の山間部では増水による通行止めで車が通れない状況です。
大雨のため、数秒歩くだけでびしょ濡れになる状況で、撮影用のカメラも湿気ですぐに電気系統が調子悪くなるほどでした。
そのため、途中で撮影は断念して戻らざるをえませんでした。
避難勧告も出ていますので、こういう日は動き回らずに自宅でのんびりしているのが一番のようです。
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