京都の秘境「奥嵐山」ってどんな所?

今回の「京都案内」は観光地である嵐山でも、観光客があまり来ない場所(秘境)である「奥嵐山」まで歩いてみました。書いたとおり嵐山の奥のことですが、そこには渓谷があって絶景を間近に見ることができます。

では、そんな「奥嵐山」とはどんな所なのでしょうか。

スポンサーリンク

京都の渡月小橋の先にある秘境「奥嵐山」を見に行ってみた


京都の渡月小橋から奥嵐山へ入る道、この奥になにが?!

京都の渡月小橋から奥嵐山へ入る道、この奥になにが?!

京都の有名な観光地「嵐山」、ここに「奥嵐山」があるのをご存知でしょうか?

清滝?それとも化野(あだしの)?

いえ違います。

大堰川(おおいがわ)の上流域にある秘境のことです。

スポンサーリンク

渡月小橋の脇道が「奥嵐山」への入口


奥嵐山へと入る道(大堰川上流域)

奥嵐山へと入る道(大堰川上流域)

嵐山モンキーパークへ行く道、桂川の上流域である大堰川にかかる橋「渡月小橋」の脇道が「奥嵐山」への入口です。

といっても分かりづらいと思いますので地図を一度ご覧ください。

この大堰川(桂川上流域)の南西側を通る小道を行くと嵐山の奥に行くことができるのです。

ちなみに、この道の北東側(川の対岸)が「嵯峨野」であり、この道がある側を「嵐山」と言います。

嵐電「嵐山駅」があるのが嵯峨野で、地名的には嵐山ではありません。

スポンサーリンク

渡月橋の撮影にオススメな絶好ポイント


渡月橋の撮影にオススメです

渡月橋の撮影にオススメです

さて、この奥嵐山へ続く道を歩いていると対岸の嵯峨野が見えます。

そして有名な「渡月橋」が見えるのですが、渡月橋の撮影は「渡月橋北詰右側」か「奥嵐山へ続く道」で行うのがオススメです。

特にこのポイント(上写真)は西側から逆光にならないで撮影できるポイントになっています。

奥嵐山を遊覧する船を見ながら歩きます

奥嵐山を遊覧する船を見ながら歩きます

同じ話で、この道から大堰川を遊覧する船を撮影すると風情のある写真が撮影できます。

対岸の嵯峨野から同じ場所を撮影すると、時間帯や天候によっては逆光になるので、こちら側から撮影するのもオススメです。

ということで、ここでしばし渡月橋や遊覧船を撮影して、さらに奥へ行ってみます。

スポンサーリンク

史跡名勝「嵐山」


嵐山は対岸から見るものですが、真下でも見てみましょう!

嵐山は対岸から見るものですが、真下でも見てみましょう!

さて、嵐山というのは渡月橋の南側にある山のことです。

地名として言われている「嵐山」というのは山の名前のことで「イワタ山嵐山カラスヶ岳」を総称して「嵐山」と呼ぶのです。

・イワタ山(381m)
・嵐山(360m)
・カラスヶ岳(400m)
左が嵐山、嵐山の奥へとさらに進みます

左が嵐山、嵐山の奥へとさらに進みます

その嵐山と大堰川の間にあるのが、今回歩いている道です。

ちなみに「嵐山」というのは、元は「荒巣山(あらすやま)」と呼ばれていた山のことで、それが転化して「嵐山」と呼ばれるようになりました。

スポンサーリンク

戸無瀬の滝


途中にある「戸無瀬の滝」は和歌にも出てくる滝です

途中にある「戸無瀬の滝」は和歌にも出てくる滝です

歩いていると「戸無瀬の滝(となせのたき)」が見えてきます。

平安時代から和歌に詠まれる滝で、江戸時代には嵐山の名所だったところです。

今はなんか小さい滝でしかありませんが、昔は対岸からも見えるほどの大きな滝だったのだそうです。

滝が縮小したのは、江戸時代に角倉了以による保津川の開削工事が行われたからで、その時に滝の大半が削られたとのことです。

スポンサーリンク

琴ケ瀬茶屋


船でしか行けないとテレビやネットで紹介される「琴ケ瀬茶屋」

船でしか行けないとテレビやネットで紹介される「琴ケ瀬茶屋」

さて、この道の半分くらい行ったところで「琴ケ瀬茶屋」が見えてきます。

ここテレビやネットで話題になることがあるのですが、ボートでしか行けない茶屋として紹介されています。

でも、実際には歩いていけたりします。

冬は営業していないので寂しいものですが、紅葉の時期まではここで飲み物などの販売が行われています。

スポンサーリンク

GREAT VIEW


途中にある「GREAT VIEW」の看板

途中にある「GREAT VIEW」の看板

道の途中に「GREAT VIEW」と書かれている看板が数箇所ありました。

これは「千光寺」さんの看板で、西洋人観光客向けに設置されたもので英語で書かれていました。

「GREAT VIEW」いわゆる絶景のことですが、この先には確かに絶景があるのです。

スポンサーリンク

奥嵐山の絶景


奥嵐山の渓谷

奥嵐山の渓谷

ということで、奥嵐山まで到着です。

大堰川の遊覧船がたくさんいて、河原の広い渓谷になっていました。

奥嵐山は河原の広い渓谷でした

奥嵐山は河原の広い渓谷でした

観光客もあまりここまでは歩いて来ません

観光客もあまりここまでは歩いて来ません

ここ、前々から紹介している「嵐山公園 亀山地区」の展望台から見える場所なのです。

上から見るか、現地まで行って下から見るかですが、ここあまり観光客が来ない場所なので、そういう場所が好きな方にはおすすめです。

「嵐山公園 亀山地区」の展望台から見た奥嵐山

「嵐山公園 亀山地区」の展望台から見た奥嵐山


京都・お墨付き

京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。