今回の食材は、番外編として大阪にある卵を紹介したいと思います。それも「強烈な濃度」を誇る卵です。この卵を使うと、目玉焼きは厚みのあるものになり、卵かけご飯にすると米に馴染まないのです。そこまでの濃度を誇る卵とは「清阪terrace 平飼い自然卵」という大阪府茨木市で生産されている卵です。
これ『青空レストラン』でも取り上げて良いレベルの卵です。
強烈な濃度を誇る卵「清阪terrace」が大阪にはある
大阪府茨木市(いばらきし)の北に「清阪(きよさか)」という地区があります。
ビックリするほどの山の中で、周囲には山ばかりで、民家もほぼなく、棚田と砕石場があるくらいのところです。
そこに一軒の養鶏場「清阪terrace」さんというのがあるのですが、そこの卵が驚くほどの濃度を誇る卵なのです。
口に含めると、黄身の舌ざわりが明らかに違って、食感も味わいも濃厚というにふさわしい卵です。
では、この卵・・・・いったい何という卵なのでしょうか。
こだわりすぎた卵「清阪terrace の自然卵」について
その濃度が高い卵というのは、棚田を使った平飼いの卵「清阪terrace の自然卵」という卵です。
この「清阪terrace の自然卵」なのですが、循環型農業をされている農家「清阪terrace」さんが作っている卵で、廃棄処分される地元の資源を有効活用して生産されています。
例えば「麦粕」、これは鶏の飼料に含まれますが「箕面ビール」から出る麦粕を飼料に混ぜています。
あとは「おから」、これも豊能の「高田屋食品」さんからでるものを使います。
鶏が好む海老の殻や魚のアラも使い、これらを米糠と竹おがくずと混ぜて発酵させて飼料にしていたりもします。
そういった地元の資源を循環させた飼料を食べた鶏は、南向き斜面に作られた棚田で育ちます。
そうやって元気よく育った鶏からは、とても力強い卵が生まれてきます。
白身が二層になり盛り上がった卵で、水っぽさは一切なくて・・・・
白身も黄身も舌にまとわりつくような粘度を持つほどの濃度なのです。
どれくらいの濃度があるかを分かりやすくいえば・・・・
卵かけご飯として白米の上にかけても馴染まないくらいの濃度
と言えば分かるでしょうか。
目玉焼きにしようとフライパンに落としても全くというほどペチャッとならずに・・・・
厚みのある目玉焼き
になるほどの卵です。
・おから(高田屋食品)
・天然海老殻(パプアニューギニア産)
・竹のおがくず(横山竹材店)
・胡麻の油粕(和田萬)
・納豆(山口納豆)
清阪terrace 平飼い自然卵 値段や販売店について
では、この「清阪terrace 平飼い自然卵」はどこで購入することができるのでしょうか。
茨木市や高槻市の自然食品のお店で取扱があり、吹田市や豊能町でも購入することができます(通販や養鶏場での販売はありません)。
値段はアローカナ(緑の卵を生む鶏)の卵が2個入った合計6個入りで約700円ほどです。1個あたりで100円は超えてくるので高級卵ではありますが、その濃度やコクはお墨付きです。
自然食品はっこうふうず(茨木市舟木町)
ファーマン キッチンマーケット(吹田市津雲台)
山口納豆(豊能町余野)
Re-Cal(高槻市栄町)
Wondersful Table(高槻市芥川町)