京都のおばんざい「ねぎじゃこ」がSNSで話題になっています。ねぎじゃこは「九条ねぎ、ちりめんじゃこ、ゴマ油、醤油少々」を合えるだけの簡単お料理ですが、ご飯に合うのでお薦めのおばんざいです。今回は「ねぎじゃこ」が話題になる発端となった、京都・上桂「宮本カレー」さんのレシピを紹介します。
京都おばんざい「ねぎじゃこ」が話題に
2020年6月14日に放送された『坂上&指原のつぶれない店』で紹介された京都・上桂のカレー専門店「宮本カレー」さんの「おばんざい」が話題になっています。
宮本カレーさんでは京都の家庭料理である「おばんざい」をスパイスカレーの添え物として提供していて、カレーには「子芋の唐揚げ、赤キャベツの酢漬け、きんぴらごぼう、茄子の炊いたん、煮卵、豚の角煮、鶏手羽、ねぎじゃこ」がトッピングされています。
その中で京都以外の方が聞きなれないのが「茄子の炊いたん、ねぎじゃこ」でしょう。
京都では煮物を「炊いたん」と言います、茄子の炊いたんというのはナスの煮物のことです。
では「ねぎじゃこ」とは何でしょうか?
番組では「ねぎ&じゃこ の和え物」として紹介されていますが、正確には「青ねぎ、ちりめんじゃこ をゴマ油と少々の醤油で和えたもの」です。
ネットでは、この「ねぎ&じゃこ」がどんな料理で、どのように調理するのか気になる方が続出しているようです。
宮本カレーさんのねぎじゃこの作り方教えてください🙇🏼♀️
作りたいのに、見逃してしまいました😢#坂上指原のつぶれない店 #宮本カレー #ねぎじゃこ— pooh (@pooh_loves2) June 15, 2020
宮本カレーの「ねぎじゃこ」レシピ
宮本カレーの「ねぎじゃこ」レシピは以下の通りです。
・ちりめんじゃこ
・ゴマ油
・醤油(少々)
まず、京都ではネギは「九条ねぎ」オンリーです。
スーパーなどで販売されているものもほぼほぼ「九条ねぎ」です。
九条ねぎは「京都産ねぎ」のことですが(こちらに詳しく書いてあります)、いわゆる「葉ねぎ」のことです。
これ関東ではほぼ見かけないネギなのですが、実は関東では「白ねぎ」が主に食べられているからです(関東と関西のネギの違いはこちらが詳しいです)。
関西では「青ねぎ」が主に食べられており、もし関東で入手するなら「細ねぎ(万能ねぎ)」を入手したほうが良いでしょう。
宮本カレーさんでも、細ネギが使われていました。
次に必要なのは「ちりめんじゃこ」です。
京都では「おじゃこ」とか呼ぶことが多いですが「じゃこ」とも呼ばれます。
似たものに「しらす」というのがありますが、じゃこはしらすよりも乾燥度合いが高いもののことを主に言います。
宮本カレーさんではやや半透明の半生くらいの「ちりめんじゃこ」が使われていました。
もし、スーパーなどで「ちりめんじゃこ」が入手しづらければ「しらす」でも構いません。
上記の2つの材料「九条ねぎ、ちりめんじゃこ」をゴマ油と醤油(少々)で和えれば「ねぎじゃこ」が完成です。
宮本カレーさんの「ねぎじゃこ」に近づける場合のポイントは・・・・
・ネギは7割、じゃこは3割程度の割合
・半生のちりめんじゃこを使う
・薄口醤油をスプーン1杯程度と少なめにする
のようにすると、かなり再現性の高い「ねぎじゃこ」になります。
京都の料理なので「ごま油」も「醤油」もかなり少なめに合えてありました。
京料理は「素材の味を楽しむ料理」なので、調味料は少な目にするのがポイントですよ。