今回の「京都案内」は、とかく京都は地ソースが多いと言われるので「京都地ソース」を飲み比べてみました。「ヒロタソース・オジカソース・蛇の目ソース・ツバメ オリソース・パパヤソース」など、なぜか京都には地ソースが多く存在しています。
しかし、いずれのソースも特徴的でまったく味が異なるのです。
京都地ソース5種類を紹介
京都には地ソースがあるのをご存知でしょうか?
先日、商店街の方々と談笑していたら「京都って地ソースが多いんですよね」という話題になったので、皆さんに思いつくソースを言ってもらうことにしました。
で、出てきた京都の地ソースが以下の5種類です。
・ヒロタソース
・蛇の目ソース
・Ozikaソース(オジカソース)
・ツバメ オリソース
・パパヤソース
ということで、今回の「京都案内」は、京都の地ソースを紹介したいというか飲んでみたいと思います!
ヒロタソース
最初に紹介するのは、京都市北区の紫野にある「ヒロタソース」さんです。
今回はウスターソースを買ってきました。
こちらは、温泉担当の地元で実家から徒歩数分という場所に工場があります。
ヒロタソースさんのウスターソースは、とてもスタンダードなソースです。
味は「やや苦みの中に酸味がある」というソースで、一般的なウスターソースに最も近い味わいです。
工場は北大路堀川をちょっと上がったところで、購入は「イズミヤ」とか「イオン」で可能です。
蛇の目ソース
亀岡市にある有名なソースが「蛇の目ソース」さんです。
今回は「京の手づくり 濃厚ソース」を買って飲んでみました。
味と香りがキャッチコピーなので期待できそうです。
トロリとしたソースで、洋食屋さんで使われていそうなソースです。
味は、甘みがあり、玉ねぎの香りがするというか、洋食を食べているようなコクを感じるソースです。
これは、かなり美味しいソースで、今回は数人で試飲していますが、一番評判が良かったソースです。
購入は「イズミヤ」で可能です。
オジカソース
山科区にあるのが「オジカソース」さんで、こちらも京都では一度は目にするソースでしょう。
今回は「赤ワインの豊かな香り」と書かれたウスターソースを飲んでみることにしました。
高級そうなデザインも目を引きますね。
見た目はやや半透明で、香辛料のツブツブが見えるタイプのものです。
甘味と辛味が半々くらいでいかにもソースらしい香りと味わいがあるソースで、香りも味も良いと試飲者の中では評判でした。
こちらも「イズミヤ」で購入可能です。
ツバメ オリソース
次に紹介するのが「ツバメ オリソース」です。
特徴的なツバメのマークにシンプルなデザインですが、たぶんこれが一番有名どころだと思います。
会社は南区東九条にあります。
見た目は真っ黒で、かなりの濃厚なソースに見えます。
しかし、このソースは・・・・
トンデモないほどの激辛なのです。
試飲した者すべてが水を求めて彷徨ったという強烈な辛さはソースの域を超えておりました。
これも「イズミヤ」さんや「タヌキときつね」で購入可能なので、チャレンジャーな方はどうぞお試しください。
パパヤソース
さて、最後に紹介するのが京都府宇治市で作られている「パパヤソース」です。
実はこのソースは超入手困難で売られているお店が少ないのです。
あめ色のソースですがスパイシーな風味が特徴的なソースです(今回はウスター辛口が入手できました)。
激辛というわけではなく、ほんのり汗をかくくらいの辛さなので辛い物が好きな方にちょうど良い味わいだと思います。
この商品とは別の「有機ソース」シリーズは京都市北区の「パントリー(大阪の地ソース、幻のヘルメスソースも売られています)」などでも見かけるのですが、上の写真のものはなかなか入手できないソースで京都市内でも販売しているお店が少ないソースです。
このソースを入手した販売店についてはこちらの記事をご覧ください。
京都地ソース まとめ
京都地ソースとは、京都で作られるソースのことですが、有名どころは5種類ほど存在しています。
今回は、そのすべてのソースを飲み比べてみました。
ソースの飲み比べは難しいと考え、「ソースは飲み物」と豪語するフード担当と地元でレストランを経営する者というプロの舌に頼った今回の試飲でしたが、どの商品も同じものはなく、まったく別個性のソースばかりでした。
ソースって奥が深いんだなと感じましたね。
ヒロタソース:やや苦みと酸味が特徴のソースで、一般的なウスターソースに近いもの。甘味はさほどない。サラッとしている。
蛇の目ソース:トロリとしたソース。甘味がでており、ほのかに玉ねぎのコクというか洋食の出汁のような味わいがある。おいしいソース。
オジカソース:サラッとやや透明だが香辛料などの粒みたいなのが見える。甘味と辛味が半々くらいでいかにもソースらしい香りと味わいがある。
ツバメ オリソース:トロッと黒く、見た目は普通のソースだが、びっくりするほどスパイシーで辛いソース。お水必須。
パパヤソース:見た目はあめ色のソース、辛口は程よくスパイシーでほんのり汗をかく辛さ。