桂川源流 最初の一滴を飲みに行く 京都秘境ハンター

京都の嵐山にある渡月橋が架かる川はご存知だと思います。そうです!「桂川」です。京都観光では必ず行く場所ですよね。では、その上流である「桂川源流」は行かれたことがありますか?なんと「桂川源流」は車で行けちゃう秘境にあって、さらに気楽に飲めちゃうと言います。

今回も、温泉担当・フード担当・編集担当のヘッポコトリオで、この本当の桂川源流に行ってきましたよ!

スポンサーリンク

京都秘境ハンター


桂川源流の最初の一滴を飲みに行ってみた 京都秘境ハンタ

京都といえば嵐山を通る桂川です。

古くは「葛野川」(かどのがわ)と呼ばれており、嵐山より南を「桂川」、北を「大堰川」(おおいがわ)と呼んでいましたが、現在ではすべて「桂川」で統一されています。

・古くは葛野川(かどのがわ)と呼んでいた
・嵐山より南が桂川
・嵐山より北が大堰川(おおいがわ)
・現在は上流まで含め桂川とされている

では、桂川の源流というとどこかご存じでしょうか?

前回の鴨川源流の最初のひとしずくを飲みに行った京都秘境ハンターですが、今回は京都を代表するもうひとつの川である「桂川」の源流にチャレンジしてきました。

調べてみると、それは京都市の「広河原」にあるといいます。

京都秘境ハンター始まります!

スポンサーリンク

桂川源流とは日吉ダムではない


日吉ダム

まず、大事なことなのですが・・・桂川の源流とは「日吉ダム」ではありません。(ダムカレーなどを食べた日吉ダム周辺の紹介はこちらに記事があります!

ダムカレー

京都の桂川というのは「淀川水系」と呼ばれるいくつもの川の集まり・・・・つまり、最終的には淀川となる川の中のひとつです。

桂川は京都の嵐山を通り、迂回しながら南丹市の日吉ダムに至ります。(冒頭の写真)

ここが桂川の源流なのでしょうか? いえ違います。

温泉担当「そ、そこは桂川源流ではない、ないん・・・・だな!

とのことです。

では、桂川の源流とはどこなのでしょうか?

今回も、温泉担当が用意した拙い地図を見てみましょう!

桂川上流域マップ


桂川上流域マップ

温泉担当によれば、桂川上流とは「広河原」にある川や沢の集合体だといいます。

しかし、地図を見てもわかりますが、桂川の上流は京都の花脊(はなせ)の北にある広河原のスキー場の北側が「桂川源流域」ということになっています。

しかし、それはあくまでも支流です。

「尾花谷川」とあるように、いくつかの支流と合流しているのです。

地理学的には、これらの支流ではなく、川の流れをたどると(2)の場所に至るのです。

今回は、そこに行ってきたわけです!

桂川の地理的な源流


桂川の地理的な源流

桂川の地理的な源流というのは、いくつかの支流が集まる桂川上流域の中でも、川の流れの本流をたどった場所のことです。

これを地図で見ると、以下の場所になります。(地図に登録申請を出しておきました)

地図の広河原バス停のところから北に「尾花谷川」がつながっていますが、そちらはあくまでも「尾花谷川」です。

では、地図では川の流れは途中までしか書かれていませんが、川の分岐がスキー場方面に伸びています。

桂川と尾花谷川の分岐点

このスキー場方面に伸びているのが桂川です。

地図では、なぜかスキー場で切れていますが、実はもっと先まで川は存在しています。

その川が、以下の写真です。

桂川の上流

川は林道の先まで、かなり奥まで進んでいます。

ということで、ここから先はバイクを降りて徒歩で登山か・・・・と思ったところ・・・・

温泉担当が衝撃の一言を発したのです!?

桂川源流の最初の一滴


桂川源流の最初の一滴

温泉担当が発した一言とは、とんでもない発言でした!

温泉担当 「水は高いところから流れてく、く、く・・・・くるんだな!」

たしかにそうですね・・・・

温泉担当が言うには、この先は谷底で標高の高い山に囲まれているだけだというのです。

温泉担当 「つまり・・・・周囲の一番高いところのお水が最初の一滴なんだな!」

なるほど!(笑)

そして、実は・・・・あるらしいのです!その最初の一滴が湧き出す場所が!

佐々里峠

その場所とは、もう少し先の「佐々里峠」という場所だと言います。

上の写真を見るとお分かりいただけると思いますが、かなりの急な坂をだいぶ登ることになります。

そこに・・・・なんと最初の一滴が湧き出しており、さらに驚くことに「飲んでOK!」とまで書かれているというのです。

尾花谷の湧水


2016-05-22_195651

その湧き水は、なんとお気楽極楽な府道38号沿いにありました。

我々のポリシーである「車で行けない所は秘境ではない」の定義に相応しい場所です!

名前は「尾花谷の湧水」と言い、先ほどの「尾花谷川」との分岐方面にある谷に向かって、府道38号の下を通って谷底に流れていました。

地図で言うと、以下の場所です。(地図に登録申請を出しておきました)

尾花谷の湧水1

尾花谷の湧水2

そこには「尾花谷の湧水 飲料可 KGC」と書かれた案内板とともに、湧いている場所からホースがのびてきており、飲みやすいようになっていたのです!

ちなみに「KGC」とは「桂川クラブ」かなにかでしょう。

尾花谷の湧水3

地理的にも標高的にも、峠であるこの場所が「桂川の最初の一滴」だと考えてよさそうです。

おまけ


尾花谷川

5/22夜放送『旅ずきんちゃん』で桂川の上流を散策していました。

映像を見たところ「尾花谷川」の上流に行っており、そこを桂川の源流のひとつとしていました。

なお、その場所は許可を得た上での撮影ロケとなっていましたが、なぜなら現在では立ち入り禁止となっているからです。

「尾花谷川」のところは、近隣の方々が大変キレイにしており、今の時期はなかなかの景観となっています。

ただ、途中からチェーンで立ち入りできないようになっています。たぶん、私有地で立ち入り禁止という話なんだと思われます。

桂川源流の最初の一滴 まとめ


尾花谷の湧水4

というわけで、桂川の源流というのは「京都市左京区広河原尾花町」にまで至っており、その先にある峠(佐々里峠)の高いところから湧き出る水が谷底の桂川上流まで流れていることになります。

・桂川は京都を代表する川のひとつ
・嵐山から南丹市の日吉ダムを経由して京都市左京区広河原尾花町に至る
・最初の一滴は「南丹市美山町」の「尾花谷の湧水」
・飲める!

そして、その最初の一滴は「尾花谷の湧水」として、地元の方々が整備しており、飲めるようになっていました。

ということで、前回の鴨川の最初の一滴に続き、桂川の最初の一滴も制覇しました。

次回の京都秘境ハンターもお楽しみに!


鴨川の本当の源流を発見!本邦初公開です。地元民だからこそ出来る「京都秘境ハンター」が始まります!



京都秘境ハンター

京都の秘境案内「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。京都の起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


京都近郊の街ネタ
御覧いただきありがとうございます。 記事が良いなと思ったらSNSでぜひ拡散お願いします!
スポンサーリンク
ノーディレイをフォローする
著者プロフィール
この記事を書いた人
ノーディレイ

京都市在住の著者「ノーディレイ」が毎日京都の街中を100km以上巡って探してくる飲食新店の中からおすすめ出来るお店を選んで紹介しています。口コミサイトや他グルメブログで紹介されていない店舗を優先して紹介しているので他ではレビューされていない魅力的な飲食店が多数掲載されています。しかし、弱小ブログであるためすぐにドメインパワーの強い似たようなサイト(街中調査をしないでネット情報だけで飲食新店を探すサイト)に新店舗情報を引用および流用されるため鳴かず飛ばずで10年以上ブログを運営してきました。毎日の京都街歩きで見つけて掲載したグルメ(飲食新店)は3500軒以上(街ネタを含めると4700件以上)ある新店ハンターの先駆けです。特に京都のラーメン新店やカフェ新店の情報は掲載が速いことで知られています。X(旧Twitter)のフォロワーには京都の飲食店経営者やマスコミ関係者が多く京都のグルメ情報の情報源(一次ソース)ブログとも言われています。

ノーディレイをフォローする
Google ニュースに登録
京都のお墨付き!を Google ニュース フィードに追加してください。