ラジオ塔の電波で鳴る「しゃべるガードレール」、秋田県男鹿市福川起上ケのガードレールが2019年7月3日放送『世界の何だコレミステリー』で紹介。日本放送協会秋田放送局大潟ラジオ第二送信所とゲルマニウムラジオの仕組みと同じ構造を持つガードレールが紹介されます。
ラジオ塔の電波で鳴る「しゃべるガードレール」が『世界の何だコレミステリー』で紹介
2019年7月3日放送の『世界の何だコレミステリー』で、秋田県男鹿市にある有名な「しゃべるガードレール」が紹介されるようです。
予告では「秋田県にあるガードレールから人の声が聞こえる!?」とあり、現場の写真が掲載されていました。
この「しゃべるガードレール」というのは、近くのラジオ電波塔の電波を受信し、その音声が聞こえるという珍しいガードレールのことで過去にも何度かテレビで紹介されており『ナニコレ珍百景』や『奇跡体験アンビリーバボー』でも話題になったことがある・・・・
秋田県男鹿市福川起上ケのガードレールのことです。
ガードレールがある男鹿市福川起上ケのすぐ北には、西部承水路という八郎潟西部にある水路が流れており、対岸にNHKラジオの送信所があります。
そこから発している電波をガードレールが受信しているというのが「しゃべるガードレール」の正体です。
「しゃべるガードレール」がラジオ音声を鳴らす仕組み
この「しゃべるガードレール」ですが、塗装が剥がれてボルトが緩んだガートレール特有の現象です。
ペンキが剥がれた金属部は電波を通しやすく、近くにある電波塔のラジオ電波を受信。
緩んだボルトと鉄板が振動することで、電波中の音を取り出して(検波)、その音がガードレール特有の構造(凹み構造)によって集音されて聞こえるという現象です。
ガードレールがAMラジオの強力な電波を受信して鳴る
なかなか面白い自然現象ですが、これ自然の木になっている葉っぱなんかでも起こり得る現象なのだそうです。
・緩んだボルトと鉄板が振動して音を取り出す(検波)
・音はガードレールの凹んだ部分に集音されて音として聞こえる
世界の何だコレミステリー 2019年7月3日 予告
世界の何だコレミステリー 2019年7月3日 予告は以下の通りです。
(1)童話「銀河鉄道の夜」のモデル?湖に沈む廃線跡(2)怪奇?無風なのに動く島&喋るガードレール…(3)山口のとある街が“東京”の地名だらけ?(4)ブサイクすぎる狛犬&ナゾ廃墟
■山形/風がないのに動く“島”!?とある神社の池で、風もないのに“島”が動く…不思議な現象が起こるという。現地へ行き、しばらく様子を見ると…確かにその光景が!一体なぜ、こんなことが?
■大分/川のほとりに謎の建物!?とある山中に突如現れる、ツタに覆われた“石造りの謎の建物”が!地元の方にお話を伺うと、それは、110年前に造られた“ある施設”で、地域の発展に大きな影響を与えたのだそう!この建物の正体は…? ■秋田/しゃべるガードレール!?秋田県にある“ガードレール”から「人の声が聞こえる!?」という摩訶不思議な現象が…現地調査と専門家への取材で分かった、その意外な理由とは?
■岩手/とある湖に、あの有名な童話「銀河鉄道の夜」のモデルになったとされる廃線跡があるらしい…現地へ飛び調査を行うと、確かに不思議な“石積み”が姿を現していた!今、廃線旅にどっぷり浸かっている六角精児に、その映像を見てもらうと「これはすごい!」と大興奮!ロマンあふれる岩手県の「何だコレ」をお送りする!