鴨川源流の本当の場所に行ってみた 京都秘境ハンター

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遂に鴨川の本当の源流を発見しました!本邦初公開です。これまで鴨川源流で検索して出てくる場所は本物の場所ではなかった?本当の鴨川源流は湧き水だった!というお話です。地元民だからこそ出来る「京都秘境ハンター」始まります!

なお、我々の定義では「車で行けないところは秘境ではない」がモットーです(笑)

鴨川源流の本当の場所


鴨川源流の本当の場所

京都の鴨川は淀川水系の河川で京都市内を南北に流れる川です。皆さんご存じの有名な川です。では、この鴨川の上流、つまり源流をご存じでしょうか?

観光ガイドブックなどでは京都市北区の志明院が起点だと言われています。

ネットで調べてみても、いくつか説があるようでハッキリとしません。

そこで地図をチラチラ見ていると「賀茂川源流」という記述を見つけたのです!

上がそれです。確かに「鴨川源流」と記されています。

しかし、これを後ろで見ていた温泉担当が衝撃的な一言を発したのです。

温泉担当「そ、そこは・・・・賀茂川源流ではないんだな!」

な、な、なんですってぇぇぇl!!

※補足※2016年8月25日時点で地図上でも「鴨川源流」の場所を正しい位置に修正してあります。この記事が書かれた当時には現在の位置よりも南に「鴨川源流」が設定されていました。

鴨川は賀茂川で祖父谷川が源流

温泉担当によると、鴨川は出町柳で「賀茂川」と「高野川」が合流しているといいます。上のストリートビューでは、左が「賀茂川」で、右が「高野川」です。

左の「賀茂川」も河川法では「鴨川」という名称で統一されていますが、出町柳より北を「賀茂川」と呼ぶ京都人が多いのです。

元々、賀茂氏がいた場所ということもあるのですが、古くは別名でも呼ばれていたそうです。

そんな「賀茂川」の上流域は細かく分けると「中津川」「雲ヶ畑川(小野川)」「雲ヶ畑岩屋川」「祖父谷川」の4つの支流に分かれていると言います。

・中津川
・雲ヶ畑川(小野川)
・雲ヶ畑岩屋川
・祖父谷川

賀茂川の支流

温泉担当が地図を書いてくれましたので掲載します。

赤い文字でポイントが書かれていますが、賀茂川には5つのポイントがあります。(青文字は河川名)

(1)地図検索上の鴨川上流
(2)現在の公式な賀茂川上流
(3)以前の賀茂川上流
(4)歴史的な鴨川上流
(5)実際の鴨川上流

「鴨川」と「賀茂川」が混ざってますが、(1)は地図でそう書いてあるからで、(4)もパンフレットなどでは「鴨川」と書かれているから、そう書いただけだが、実際にはこんがらがっただけと言っていました(笑)

実際問題として、鴨川でも賀茂川でもどっちでも良いとのことでした。

注目すべきは「(5)実際の鴨川上流」でしょう。

その場所とは「祖父谷川上流域」です!

温泉担当によると、ここはネットでも情報はないとのことです。

そうです!「京都秘境ハンター」が始まるわけです!

京都秘境ハンター


府道31号線

我々の定義では「車で行けない所は秘境ではない」といわけで、京都市内のお気軽極楽な秘境に挑戦する「京都秘境ハンター」ですが、今回は「賀茂川の本当の上流」を見に行きました。

メンバーはいつものトリオ「編集・フード担当・温泉担当」です。今日もキレッキレの温泉担当です!(3人ともバイクです)

スタート地点は「然林房」の所から府道31号線を通っていきます。上の写真が府道31号の「然林房」前です。左に行くと「osumituki.com」の人気記事「京都の激坂 千束坂」に書いた急な下りがあります。

府道31号新道

京都府道31号線は、2年ほど前に旧道の一部が新しくなっています。最近は暖かくなってきたのでサイクリングの皆さんを多く見かけました。

すぐ凸凹路線になるのですが、新しい道は気持ちの良いものです。

ここで、フード担当が不穏な一言を耳打ちしてきました。

フード担当「おかしい!府道61号線で行けば真っ直ぐだよ!」

確かに・・・・この道を行くと遠回りで「持越峠」という難所を進まなければいけなくなります。

キレッキレの温泉担当が、また何か企んでいるのかもしれません。

京都北山の名水

フード担当が途中で、この謎に気がつきました。

フード担当「あ・・・・京都北山の名水に寄るんだよ・・・・たぶん」

なるほど!いつもオモテナシ精神を欠かさない温泉担当の心意気ってやつですね?

ん?あれ?(笑)

しかし、華麗に京都北山の名水を完璧スルーする温泉担当がそこにいました!

あれ?ちょっと寄らないの?(笑)

京都北山の名水2カ所


京都北山の名水2カ所

実は、今回は華麗にスルーしましたが、京都の府道31号線には、名水が2カ所あります。(写真は後日に温泉担当が罰ゲームで撮影に行きました)

ひとつは「杉坂の船水」で、もうひとつは「杉坂南谷の名水」です。

(1)杉坂の船水
(2)杉坂南谷の名水

杉坂の船水

杉坂の船水は午前中は地元の方がかなり多く汲んでいます。午後もサイクリングの皆さんとか、遠方から来た方がたくさん訪れる場所です。

杉坂南谷の名水

杉坂南谷の名水は、ネットにはこれまで未出で、名前もないので我々が勝手に名前を付けました。

こちらは空いています。

出合橋(以前の賀茂川上流)


出合橋(以前の賀茂川上流)

さて、温泉担当のバイクはものすごい勢いで持越峠を越えて行きます。持越峠は地元では亡くなった方を賀茂川上流で埋葬しないために、別の地域に峠を越えて運んだことから「持越峠」と名付けられました。

その持越峠を下って、一旦右に行くと「出合橋」があります。ここは、以前に賀茂川の上流と河川法で定められていたところです。

写真の右に「中津川」があり、10メートルほど行ったところに、前は「鴨川起点」の標識がありましたが、今は撤去されています。

温泉担当ハイッ!ここが、もくもく号の停留所!出合橋です!

今回のテーマ覚えてます?(笑)

白梅橋(現在の公式な賀茂川上流)


白梅橋(現在の公式な賀茂川上流)

白梅橋は雲ヶ畑にある橋で、白梅スポーツクラブの少し手前くらいです。地図にも掲載されていない小さい川があるのですが、実際の鴨川はもう少し南にあります。

この辺りでは「雲ヶ畑川」と呼ばれるようになりますが、京都府の公式資料ではここが鴨川の起点と明記されています。

雲ヶ畑岩屋川上流の志明院(歴史的な鴨川上流)


雲ヶ畑岩屋川上流の志明院(歴史的な鴨川上流)

洛雲荘の手前にあるのが「岩屋橋」で、左に行くと「雲ヶ畑岩屋川」となり、その先に「志明院」というお寺があります。

読み方は「しみょういん」で、一番奥には洞窟があり、そこに鴨川の源流があると解説されます。天皇が鴨川の水を守るために創建したと説明する書物もあります。

ここは、パンフレットなどでは「鴨川の源流」と紹介される観光スポットですが、「雲ヶ畑岩屋川」は非常に小さい支流でどこを流れているのかも一見では分からないくらいです。

また、「志明院」は手前までは自由に入れるのですが、なぜか拝観料が必要(300円)で、さらに奥の洞窟は撮影禁止です。

つまらないのでスルーします(笑)

さて、「岩屋橋」の右が大きい支流で「祖父谷川」ですが、河川の流れを見る限りでは本流はそっちであるのは明白です。

祖父谷川上流域(実際の鴨川上流)


祖父谷川上流域(実際の鴨川上流)

さて、洛雲荘の脇を流れる本流である「祖父谷川」の上流を目指します。

一番最初に紹介した地図検索上の「鴨川源流」も、この「祖父谷川」を指しています。

しかし、温泉担当が言うには、もっと奥の方だと言うのです。

もう一度、温泉担当の地図を見てみましょう。

賀茂川の支流

たしかに、(1)と(5)では場所が異なります。

地図検索で表示される「鴨川源流」はまだ全然途中の場所なのです。

本当の鴨川源流は、林道に入って、徒歩で30分ほどの登山をしたところに、湧き水が出る場所があるのです!

険しい道を徒歩で登山すると本当の鴨川源流があった!


本当の鴨川源流があった!

我々はバイクで、この「祖父谷川」上流をどんどん上がっていきます。

しかし・・・・

祖父谷川上流のダート

祖父谷川は険しい道が続くのです。

いわゆるダートなのですが、先ほどから地元の林業の方とすれ違っており、挨拶するとニコニコしながら、軽トラでブンブン言わして進んで行きます。

車で行けることは行けるのですが、我々はチキンでロクデナシなので、こんな道をバイクで行くのは(汚れるから)嫌です(笑)

そこで、徒歩で進むことにしました。

どんどん狭くなる祖父谷川

登山は熾烈を極め、我々の体力を著しく奪っていきます。

さらに、まだ陽が高いのに、山間部で森林に日光が遮られて寒いのです。

暗い暗い薄暗い道が続きます・・・・

しかし、祖父谷川は確実に狭くなっていきます!

鴨川源流は近い!(たぶん)

祖父谷峠

すでに、地図検索上の「鴨川源流」の場所は通り過ぎています。

厳密な場所もGPSロストですでに見失っていますが、案内標識に「祖父谷峠」と書かれていました。

もうすぐです!先を急ぎましょう!

祖父谷峠1

祖父谷峠2

さらに先に進むと、砂防ダムが見えてきました。

すでに徒歩で20分以上歩いており、寒いのに冷や汗が出てきます。

祖父谷峠の砂防ダム

ここで、温泉担当が重い口をかすかに開いてこう言ったのです・・・・

温泉担当「もうすぐなんだな・・・・」

やったー!!!(笑)

砂防ダムの先は道が無い

しかし、この砂防ダムの先はもう川というよりも沢という方がふさわしい状態で、さらに道らしきものものもなく、かすかに人が通ったようなルートがあるだけです。

ですが、この沢を登り切ったところに、本当の鴨川源流があると温泉担当は断言しました。

鴨川源流のポイント

鴨川源流のポイント1

鴨川源流のポイント2

ありました!

温泉担当ハイッ!これが鴨川源流のお役所的な場所です!

は?お役所的?(笑)

どうやら、こういうポイントは山の中で何かある場所なのですが、温泉担当が言うには、ここが鴨川源流でも一番湧き水らしく見える場所だというのです。

だから、たぶんここを「心の鴨川源流」としてポイントしてあるんだと推察していました。

これが本物の鴨川源流

温泉担当がぶっちゃけるには、この辺りは小さい沢の支流だらけなんだそうです。

つまり、川というのは小さい水の流れが集まって大きな川になるわけで、当たり前のことですが、どこが源流かとか分かるわけねーだろと言いたいのだそうです。

ですが、測量などではどうしても場所を決めないといけないので、赤いポイントを設けたはずだと言っていました。

つまり、ここが測量的な鴨川源流なわけです。

2016-04-06_012343

さらに先には・・・・


鴨川の源流その1

さらに先にはもう少し沢が続いています。

実際にはこの先にいくつもの湧き水があるわけです。

鴨川の源流その2

そのうちひとつが、この水湧きです。水たまりにしか見えませんが、ここがひとつの鴨川の源流なのです。

鴨川の源流その3

もうひとつは、沢からしたたり落ちる湧き水でした。もうちょっと沢が続いているように見えるのですが、道が完全ロストしているのと急な崖になってきているので、この先には進ませんでした。

鴨川の源流その4

我々は遂に、これまで誰も明かせてこれなかった鴨川源流を突き止めたのです!(たぶん)

おまけ


年寄りに冷や水

さて、ここまで来たら、やることはひとつです!

そう!飲んでみましょう!(笑)

編集とフード担当で沢の水を飲んでみました。

うん!お水の味がする(笑)

しかし、温泉担当は一切飲もうとしません。それどころか、なにやらペットボトルを出して飲み始めたのです!

温泉担当やっぱ、天然水はおいしいんだな!

なんで飲まないのかと温泉担当に問いただすと、彼は重い口をゆっくりと開いてこう言ったのです・・・・。

温泉担当年寄りに冷や水・・・・・

このヤロウ!(笑)

次回の京都秘境ハンターもお楽しみに!

桂川源流 最初の一滴を飲みに行く 京都秘境ハンター


京都の秘境案内「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。京都の起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


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