京都の有名な清水寺へと向かう道は4つ「五条坂、清水坂、二年坂~三年坂、茶わん坂」です。しかし、もうひとつ第五のルートがあるのです。それが「大谷道」、京都の三大埋葬地「鳥辺野(とりべの)」を通り抜ける観光客が通らない道です。
清水寺へと向かうあまり知られていない第五のルート
京都の有名観光地「清水寺」、そこへと至る道も観光地として賑わっています。
清水寺へと向かう主要ルートは4つありますが、今回紹介するのは第五のルートです。
五条坂
清水坂
二年坂~三年坂
茶わん坂
しかし、もうひとつあまり知られていない第五のルートがあります。
それが・・・・
大谷本廟(鳥辺野)ルート
です。
大谷道ルート
その坂道の名前は「大谷道」と呼ばれていますが、大谷本廟の横を通る道で、鳥辺野を横に見ながら(時に通り抜け)て清水寺へと向かうルートです。
ただ、以前放送された『ブラタモリ』で鳥辺野が紹介されたことがあるので風景くらいは見たことがある方が多いかもしれません。
京都の三大埋葬地「鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)、蓮台野(れんだいの)」のうちのひとつです。
坂道は約650メートル、徒歩で10分ほどのコースです。
五条坂と大谷道のまじわるところに道標があり「大谷道」と書かれています。
左が五条坂、右が大谷道、右の細い坂道を上がっていくと大谷本廟を横目に鳥辺野(とりべの)に入ります。
通りにあるのは花店のみ。
お茶屋も土産物屋もないので観光客が通ることはほとんどありません。
一般の方のが多いですが、旧日本軍で先の大戦に参加した兵隊のものも多くあります。
先ほどの地図のあるところ北側には有名な「肉弾三勇士の石碑」もあります。
また、大阪府の堺(泉州)の方のものもかなり多いのが気になります。
来た道の反対側を見ると京都タワーが見えました。
随分と高い場所まで登ってきたようです。
大谷道を上りきると清水寺へと入ります。
目の前には茶店(六花亭)が見えて、ここから先には観光客が多くいます。
そのまま真っすぐ進むと以前紹介した「アテルイ・モレの碑」へと向かいますが左へ進みます。
清水寺の山門まで行くことができるので、正真正銘ここは清水寺へと向かう第五のルートになります。
まぁ、でも普通に通るような道ではありませんね。
観光客の方は五条坂か清水坂を通った方が断然楽しいかと思います。
この道の口コミは?
『源氏物語』関連。鳥辺野(とりべの)。京都東山七条の豊国廟参道にある看板。鳥辺野ってめちゃくちゃ広かったんだなぁ。夕顔、葵の上、紫の上も鳥辺野で荼毘に付されている。やはり架空の人物なのにリアルな感じだ。#源氏物語 #いいね光源氏くん #京都 pic.twitter.com/pJaAkwf3yX
— るりいろ (@Ruri11238) June 21, 2020
清水寺のある東山はかつての土葬地・鳥辺野で、現在でも京都市民の地・大谷廟がある場所。東山に葬られた故人をまとめて弔うため、本堂舞台は故人の眠っている東山の側を向いています。まあお察しの通り建ってすぐ観光地化しちゃったんですが。#ブラタモリ #京都 pic.twitter.com/RcKKr6QQIM
— 西縁ゆかり@豆腐屋 (@radiosonde1gou) May 16, 2020