京都の神社には真田幸村の念持仏がある 【京都秘境ハンター】

今回の「京都秘境ハンター」は、京都にある「真田幸村の念持仏」を見に行って来ました。場所は烏丸御池、街中にある神社「高松神明神社」は地蔵が祀られている神社で、その地蔵が真田幸村の念持仏だったものなのです。

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京都には真田幸村の念持仏がある


京都には真田幸村の念持仏がある?

京都には真田幸村の念持仏がある?

4ヶ月ぶりの「京都秘境ハンター」は、あの男が元旦にホウキにまたがって走りやって来たことから始まりました。

温泉担当 「はいよ~シルバー!!!((꜆꜄゚▽゚)꜆꜄꜆」

正月早々、あたまわるそーで面白いのですが、彼は颯爽と馬(イメージ)から飛び降りるとこんなことを言い出したのです。

温泉担当 「我こそは真田幸村ナリッ!٩( ‘ω’ )و 」

真田幸村は甲府の武将ですが、京都となんの関係があるのでしょうか?

真田幸村は甲府の武将ですが、京都となんの関係があるのでしょうか?

なにやら楽しそうで良いと思いますが、周囲にいた者は誰しも「真田幸村はシルバーには乗らんダロッ!」と思っていました。

さて、そんな彼はさらに続けてこう言ったのです・・・・

温泉担当 「京都の神社には真田幸村の念持仏があるんだな!ダナッ!(´。✪ω✪。`)」

おいおい、いつもお前はほんと唐突だな(笑)

戦国武将は戦場に携帯できる仏像を持参していました

戦国武将は戦場に携帯できる仏像を持参していました

さて、念持仏というのは武将が戦に行く際に持ち歩いた小さな仏像のことです。

最近になって『世界の何だコレミステリー』などの番組で、念持仏がテレビで紹介されることが多いのでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

京都には豊臣秀吉の念持仏(三面大黒天)明智光秀の念持仏などがあるのですが、温泉担当が言うには「真田幸村の念持仏」も京都にあるのだそうです。

ということで、温泉担当はまたシルバーにまたがって飛び出して行ったので追いかけてみましょう!

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京都の高松神明神社には真田幸村の念持仏がある


京都の高松神明神社、真っ白い鳥居が印象的です

京都の高松神明神社、真っ白い鳥居が印象的です

さて、到着したのは京都市中京区は烏丸御池にある神社「高松神明神社」です。

真っ白い鳥居が眩しすぎる神社ですが、『ローン・レンジャー』に登場する愛馬シルバーも真っ白な白馬です。

周囲にいた者は誰しもが「あ、シルバーってここに係ってたんだ」と思いました(笑)。

高松神明神社(社殿)

高松神明神社(社殿)

それはともかくとして、この「高松神明神社」は源高明の邸宅にあった鎮守の社が現代でも残っている場所で「高松殿址」とも呼ばれているところです。

914年~982年頃には存在していたと思われますが、今では高松神明神社のみが残っています。

神明地蔵尊

神明地蔵尊

実はこの高松神明神社は神社にしては珍しく地蔵が祀ってある神社でもあります。

昔は珍しくはなかったのですが、明治時代の廃仏毀釈運動で神社にあった仏像はことごとく破壊されていますので、ここに地蔵が残っているのは珍しいと言えます。

上の写真がその「神明地蔵尊」です。

由緒書によれば神官ではなく僧がお祀りしていたそうです

由緒書によれば神官ではなく僧がお祀りしていたそうです

正確には神社に地蔵が祀ってあるというよりも、元々ここには寺院があって、そこにはもっと前から社があったという話です。

由緒書によれば、寺院は1565年には存在していたようで、この社も僧によって管理されていたのだそうです。

その後、1794年に当時の僧が紀州九度山にある「真田庵」に安置していたこの真田幸村の念持仏を拝領して、ここに祀ったとされています。

真田幸村の念持仏

真田幸村の念持仏

右手には鍮杖、左手には如意宝珠を持った仏です

右手には鍮杖、左手には如意宝珠を持った仏です

この念持仏は「石地蔵(神明地蔵)」と呼ばれ、この地に400年鎮座してきました。

右手には鍮杖、左手には如意宝珠を持った仏(地蔵)です。

京都ではこの地蔵の台座をさすってから子供の頭を撫でてあげると真田幸村の智慧を授かると言われ親しまれてきたのだそうです。

ほんと、京都には街中にとんでもない歴史的なものが残っている町だというのが再認識される神社ですね。

ということで、真田幸村の念持仏(神明地蔵)がある「高松神明神社」・・・・・

一度行ってみてはいかがでしょうか?

はいよ~シルバー!!!((꜆꜄゚▽゚)꜆꜄꜆

京都府京都市中京区 釜座東入津軽町790


京都秘境ハンター

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