【京都の激坂】日本最大傾斜に迫る21%の激坂「千束坂(せんぞくざか)」の紹介記事です。
日本最大傾斜に迫る21%の激坂が京都にもある「千束坂」
自転車好きの方に朗報! なんと、京都にも激坂があります。
それが、京都市北区の鷹峯(たかがみね)にある千束坂(せんぞくざか)で、最大傾斜21%の京都有数の激坂なんです。
・日本最大傾斜に迫る21%の激坂
・京都市北区(鷹峯エリア)にある地元の坂
・記事作成時には坂の公式な名称もなく激坂としても認識されていなかった
・千束坂(せんぞくざか)を京都の激坂として詳細に紹介した最初の記事
・地元の人が「千束坂(せんぞくざか)」と言っていたのでそう呼称した最初の記事でもある
激坂というのは自転車愛好家が愛してやまないという傾斜の強い坂道のことで、勾配率15%くらいで急坂として認知されて激坂として紹介されていたりします。
実際には激坂のカーブのところが一番急角度になることが多く、大阪の国道308号線(暗峠)が有名で曲がり角で最大38%(20.8度)あることで知られています。
しかし、それは曲がり角。
京都には一直線で公称21%(11.9度)の激坂があるのです。
しかも、最大斜度で30%(16.7度)もあります。
それもよくある激坂のように山奥ではなく町中にです。
京都21%の激坂「千束坂」について
千束坂は京都市北区の鷹峯(たかがみね)にある標識には21%(11.9度)と書かれている激坂です。
しかし、実際には21%を凌駕しているほどの傾斜を感じる激坂で、調べたところ最大傾斜で30%(16.7度)程度あるようでした。
こちらが千束坂の標識で勾配率「21%」と書かれています。
歩きでも息切れするほどの坂道で、夏は上まで登ると汗だくになる地元の坂道です。
私はこの道を通ることが多いのですが、最初に通った時はスクーターがウィリーしそうになり、その後は怖くて「前のめり運転」をしているほど強烈な坂道です。
距離は約100メートルほどと短いですが、標高差は20メートル以上あるため自転車では途中で力尽きて登ることは難しい坂道です。
場所は京都府京都市北区鷹峯千束町の日本政府指定国際観光ホテル「然林房(ねんりんぼう)」の南西にある細い道です。
上の写真はホテル側から見た写真です。
記事を書く際に坂の名称を調べたのですが、公式な名称がなかったので地元の人が千束坂(せんぞくざか)と呼んでいたことから、その坂名で書いています。
ほかにも「然林房のところの坂」とか呼んでおり名前はないようでした。古くは急坂すぎて足ばかり見るので「足見坂」とか「尻見坂」とも呼ばれていたそうです。
70メートルほど上がると左に曲がるところがあり、そこはとても傾斜がひどくて一番の難所です。
軽い自転車だと、ここでたぶんウィリーすることになります。
千束坂は自動車がギリギリすれ違える幅がありますが、坂上の曲がり角のところだけは車1台分ほどの幅しかありません。
然林房側から見ると、千束坂を上ってくる対向車は見えません。
※ミラーで確認することはできます。
そのため千束坂には「真下を写すミラー」が設置されていました。
それと同じ「真下を写すミラー」は他にも嵐山の心霊スポットで知られる清滝トンネルの上の峠「試峠(こころみとうげ)」に設置されています。
このミラーは登ってくる車からしかミラー面が見えません。また、ミラーが見える位置まで登れば坂上が見えるのでミラーの存在意義はまったくありません。
真下を向くミラーは2020年9月頃に撤去
追記です。
この真下を向くミラーは2020年9月頃に撤去されてしまいました。
2018年以降は鏡の面が落ちてしまって、修理されることなく撤去になりました。ちょうど2018年は大きな台風があったため、それで破損したのかもしれません。
京都の千束坂が25%の激坂に変更!すぐに撤去
追記です。
2018年5月頃、この京都の激坂「千束坂」の勾配表記が新しいものになり「25%」の表記になりました。
これまでは「21%」表記のみでしたが、さらに激しい角度「25%」となりました。
この標識は登りきった地点の少し東側に設置されており、最高地点では公的には25%の傾斜が認定されたということになります。
ただし、この25%の勾配表記なのですが、すぐに取り外されてしまい見ることはできなくなりました。
最寄り駅や行き方(アクセス方法)
千束坂 への行き方です。
この「千束坂」さんの場所は京都府京都市北区の鷹峯で北大路駅から車で9分のところ。バス停だと鷹峯源光庵前バス停から徒歩5分です。
住所でいえば「〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町46−2」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。