池善化粧品店 閉店 @京都高島屋に食い込むビル

京都の四条河原町にある老舗化粧品店「池善化粧品店」が2020年12月末で閉店(廃業)となります。創業は昭和5年(1930年)頃で、閉店理由は店主である井上清次さんの高齢化が理由です(昭和7年生まれ)。京都高島屋に食い込むようにあるビルで、ビルは1階部分にテナントが3店舗ありますが、ビルの所有は「池善化粧品店」になります。

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京都高島屋に食い込むビル「池善化粧品店」が2020年12月31日で閉業


京都高島屋に食い込むビル「池善化粧品店」

京都高島屋に食い込むビル「池善化粧品店」

京都は四条河原町の交差点南西に一見すると異色なビルがあります。

隣りに建つ京都高島屋のビルが凹んだところに建つ3階建ての「池善化粧品店ビル」です。

建造は昭和5年(1930年)頃、池善化粧品の開業と同時に建てられたビルです。

20坪でもできるのが化粧品店というのが創業の理由

20坪でもできるのが化粧品店というのが創業の理由

当時、この場所では「池善金物店」が商売をしていましたが、河原町通の拡張で80坪あった土地が20坪まで削減されました。

そのため、狭い土地でも商売できる「化粧品店」を始めることにしたのが創業の理由です。

建物は鉄筋コンクリートの洋館(池善化粧品店)

建物は鉄筋コンクリートの洋館(池善化粧品店)

建物は鉄筋コンクリートの洋館、土台に松の樹脂が敷き詰められており地震にも強い構造です。

当時は河原町通に路面電車が走っていました。

隣りの高島屋もまだなく、当時の高島屋は烏丸松原(現在の京都銀行本店の場所)に商店があった時代です。

その当時の高島屋の名残りが今でも残っているので、気になる方は別記事「日本最古のタマシマヤのアレを見に行く」をご覧ください。

それはさておき、この「池善化粧品店」が2020年12月31日で閉業となることが分かり、2020年10月22日に見に行ったのが上の写真です。

池善化粧品店 閉店を告知する貼紙

池善化粧品店 閉店を告知する貼紙

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池善化粧品店 廃業の理由、ビルはどうなる?


廃業となるのは「池善化粧品店」でビル自体がなくなるわけではないそうです

廃業となるのは「池善化粧品店」でビル自体がなくなるわけではないそうです

建物は池善化粧品店のビルですが、廃業するのはそのビルで営業を続けてきた「池善化粧品店」です。

廃業理由は店主の高齢化ということで、店主の井上清次さんは昭和7年(1932年)の生まれです。奥様の京子さんも昭和11年(1936年)生まれなのでお二人ともかなり高齢となっていたのが閉業理由です。

廃業となるのは「池善化粧品店」でビル自体がなくなるわけではないそうです。

廃業するのはビル1階の右側半分にある「池善化粧品店と併設のたばこ屋」

廃業するのはビル1階の右側半分にある「池善化粧品店と併設のたばこ屋」

廃業するのはビル1階の右側半分にある「池善化粧品店と併設のたばこ屋」です。

併設されているたばこ店も井上清次さんが営んでいました。

左から新雪毛糸店・尾州屋老舗・池善化粧品店

左から新雪毛糸店・尾州屋老舗・池善化粧品店

少し前までは向かって左から見て「新雪毛糸店尾州屋老舗(和菓子店)、池善化粧品店」が営業していました。

新雪毛糸店さんも創業75年という老舗でしたが2020年初頭から新型コロナの影響で休業中ですが実質閉店となっています。コロナ自粛後に新事業を始められるそうです。

尾州屋老舗は2020年3月末に廃業、その後に格安チケットの店「アクセスチケット」がテナントに入りました。

ビルは池善化粧品店が廃業後は空きテナントとなり、ビル自体も改修の可能性があるそうです。

池善化粧品店はどこにある?


場所は京都高島屋の北東角の狭い土地に建っているビル(四条河原町)

場所は京都高島屋の北東角の狭い土地に建っているビル(四条河原町)

では、池善化粧品店はどこにあるのでしょうか。

池善化粧品店があるビルは京都高島屋の北東角の狭い土地に建っているビルです。

河原町通と四条通に面する四条河原町にあります。

営業時間は「10時15分~20時15分」。

2020年12月末までは営業しており「資生堂、カネボウ、コーセー、SK-II、アルビオン、ヒノキ、カバーマーク、アクセーヌ、オパール」など様々な化粧品を取り扱っているので買い物はまだできます。

〒600-8001 京都府京都市下京区 四条町河原町西入南角(地図
営業時間:10時15分~20時15分
定休日:年末年始
公式サイト:http://ikezen.cosmestore.jp/

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