関西に移住して気がつく最初の出来事は「食べ物」だと思います。これは関西に限らず、地方には独特の食文化があるからです。たとえば、関西では家庭にある調味料も地元メーカーの老舗商品が人気です。「旭ポンズ」「イカリとんかつソース」「ヒガシマルうどんスープ」「ウェイパァー」などが代表的です。
今回はそんな関西を代表する調味料を見ていきましょう。
関西の調味料を代表する4製品
関西といっても、我々は京都です。しかし、スーパーなどで売られているものは大阪も京都も類似点があります。
たとえば、大阪で長く愛されている食料品や調味料などは、やはり京都でも売られていたりします。その中でも代表的なのが以下の4製品でしょう。
(1)旭ポンズ
(2)イカリとんかつソース
(3)ヒガシマルうどんスープ
(4)ウェイパァー
他にも「どろソース」とかありますが、代表的な物に絞り込むとこうなると思います。
旭ポンズ(旭食品)
関西に移住して、関東にはあまりない食文化が「ポン酢へのこだわり」です。
関西では定番とも言えるポン酢が「旭ポンズ(旭食品)」です。お値段は超強気の658円(税別)ですが、関西では定番です。
ラベルには「完全味付け」とあるように、少し白濁した濃厚ポン酢です。味は利尻昆布の出汁にユズとスダチの香りが強めとなっています。後から酸っぱさが来る味わいになっており、普通のポン酢とは違います。
ちなみに、キャップの中は王冠で栓をしてあります。
販売は大阪府八尾市(やおし)の「旭食品」さんです。他に「旭」をつけた類似会社のポン酢が多くありますのでご注意ください。
ラベルが古くさく「旭ポンズ」と書かれたものが該当します。
京都だと「生協」では売られていました。
イカリとんかつソース(イカリソース)
関西でソースというと「イカリ」さんのです。関東だと「ブルドッグ」ですよね。
その中でも「イカリとんかつソース」は強めの甘みの中に酸味と鼻に残る香りをもつソースで、関西では定番ソースとなっています。
お値段は299円(税別)で、他のソースよりも若干高めです。
こちらは京都でも普通にスーパーで購入可能です。
うどんスープ(ヒガシマル)
うどんの出汁は自分でつくるのがオススメですが、お湯だけで簡単に本格的な関西の味を出せるのが「ヒガシマルうどんスープ」です。
これがない食料品店は存在しないといっても過言ではありません。ほぼ100%あります。というかコンビニにすらあります。お値段は148円(税別)です。
中身はよくあるインスタントの粉末ですが、関西の味というとコレがたぶんベースです(笑)
関西みやげにもなります。
ウェイパァー(創味シャンタン)
「創味シャンタン」というと分からないと思います。でも「ウェイパァー」といえば分かるはずです。
この「創味食品」は京都の会社で、あの味覇(ウェイパー)の中身をつくっていた会社です。
味覇(ウェイパー)は一時人気がでて話題になりましたが、そのときの中身は今は「創味シャンタン」という名前で売られています。
今までの味覇(ウェイパー)は少し違う別物として今では販売されていますので、あの頃の味覇(ウェイパー)を食べたいなら「創味シャンタン」を買うしかありません。
まとめ
4製品をご紹介しましたが、関西で定番ともいえる調味料はこの4商品に絞り込めると思います。
(1)旭ポンズ
(2)イカリとんかつソース
(3)ヒガシマルうどんスープ
(4)ウェイパァー(創味シャンタン)
特に「旭ポンズ」は大阪らしい商品で、水炊きとかカニちりなんかでも使える万能調味料的な位置づけにあります。とはいえ、ミツカンの製品が多いので入手は何件か回らないとないと思います。
ご家庭に必ずあるのは「ヒガシマルうどんスープ」ですね。これはコンビニにもあります。
「イカリとんかつソース」や「どろソース」はスーパーにあります。昔からの大阪の味というとこれになります。大阪の飲食店んでもこれ使っているところが多いです。
しかし、最近はソースもスーパーのプライベートブランドの商品が多いです。
ということで、今回は関西を代表する調味料でした。