2015年1月6日、20時から21:45でNHK総合「ブラタモリ~京都~」が放送されます。3年ぶりとなる同番組は2015年4月から放送ですが、特番で1月6日に「京都編」が放送されるようです。
京都のロケは、12/7-8に目撃情報があります。その撮影では「京都復活プロジェクト」をテーマに、これまで行われた3つの大プロジェクトを紹介するそうです。そこで紹介されるのが「琵琶湖疏水・御土居・新京極通」の3つです。
琵琶湖疏水
こちらは、京都の有名な観光名所「蹴上インクライン疎水公園」です。
昔の線路で、琵琶湖疏水に沿って走っています。明治期に敷設された全長582mの傾斜鉄道跡で、昔は舟を運んでいました。南禅寺でも撮影していたようです。
2015年春にはこの琵琶湖疎水を船で観光できるようになります。
御土居
これは、あまり知られていませんが、豊臣秀吉が京都を囲むように「土塁」を設けたものの遺跡が残っています。これは、外敵の来襲に備える防塁であり、鴨川の氾濫から市街を守る堤防でもありました。「御土居」は「おどい」と読みます。
これの中が「洛中」で、外が「洛外」です。7つの出入口が設けられ、今でも「鞍馬口」と「丹波口」で地名が残っています。京都って「城塞都市」だったんですね。
見た感じは防波堤みたいなもので、北区の「御薗橋」南側に大きいのが残っています。
御土居の前には「名物御土居餅」を売る「光悦堂」さんが古くから営業しています。江戸時代にはこのもう少し西に当時は京都観光の有名なルートがありました(鏡石通)。
この辺りは、タモリさんも学生時代にわざわざ京都に来て廻ったお気に入りの場所だそうです。江戸時代の観光名所「鏡石」などある地域で、昔からの松野醤油屋さんも紹介されていました。いつもあまざけを買いにいっています。
新京極通
京都でも修学旅行の方相手のお店が以前は多かった繁華街です。松竹発祥の地で、一時期は映画館がたくさんありました。
一本隣「寺町通」がメイン通りで、最初をたどれば「蛸薬師」境内の参道でした。こういった通りは他にもあり「天使突抜」という町名もあります。これは「てんしつきぬけ」と読むのですが、「天使様」(神社のこと)を横断するように道を通したためにこのような町名になりました。道を通した豊臣秀吉への皮肉で町名をつけたと言われています。(普通は「天子様」だと思うかもしれませんが、この辺では「天使様」だったそうです)
なお、タモリさんの目撃は以下で見られました。
寺町
祇園
南禅寺