滋賀県大津市にずっと青のままで絶対に赤にならない信号機があります。その信号機は国道367号線にある「坂下トンネル」の出入口にある信号機です。信号機が必要な場所ではなく、ずっと青のままという信号機です。
絶対に赤にならない信号機(滋賀県大津市)
滋賀県大津市の山奥に「ずっと青のままの信号機」があるのをご存じでしょうか?
ちなみに、この「ずっと青のままの信号機」はネットで調べても検索でヒットしません。
その信号とは・・・・
坂下トンネルにある信号機
です。
坂下トンネルの絶対に赤にならない信号機
滋賀県大津市、国道367号線を京都から朽木方面に走っている途中に葛川坂下町という集落があります。
とてもトンネルが多い地区で短い区間の間に「牛の鼻トンネル・行者山トンネル・坂下トンネル」といったトンネルが連続してあるところです。
そのひとつ「坂下トンネル」だけ出入口のところに信号機が設置されているのです。
この信号機は設置されているのも不自然でありながら、ずっと青のままで絶対に赤にならない信号機です。
試しに小一時間ほど信号近くで待っていたのですが、ずっと青のままで赤信号になることはありませんでした。
でもなんでこの場所に信号機があるのでしょうか?
この坂下トンネルの京都側はトンネル入口に集落へと向かう道が左右にあります。
しかし、この信号機はトンネルに入る側に付いたもので、トンネルから出てくる車には向いていません。
そのため、合流するための信号ではないのは明らかです。
さらに、トンネルの反対側にも全く同じ信号機があります。
こちらは交差点すらない道で信号機なんて必要がないのに設置してあるのです。
そして、この2つの信号機はどちらも・・・・
ずっと青のままで絶対に赤にならない信号機
なのです。
坂下トンネルはどこにある?
この「ずっと青のままで絶対に赤にならない信号機」は、もし「坂下トンネル」が一車線の道であれば必要であったものでしょう。
しかし「坂下トンネル」は二車線道路で車がものすごい勢いで行き交う道路です。
つまり信号機はあるけど赤信号で車を止める必要がないから青信号のままという信号機なのです。
では、この「坂下トンネル」はどこにあるのでしょうか。
坂下トンネルは滋賀県大津市葛川坂下町の国道367号線にあるトンネルです。
1993年9月に竣工した延長636.0メートルのトンネルで開通したのは1994年3月30日です。
道幅は6メートル、高さは4.5メートルあります。
住所でいえば「滋賀県大津市葛川坂下町」ですが、地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。
実はこの信号はトンネル内で災害が発生した時にのみ黄色や赤信号になるそうです。