滋賀・和邇漁港「氷魚(ひうお)」とは
和邇漁港(わにぎょこう)周辺で売られている滋賀のご当地グルメ「氷魚(ひうお)」を紹介します。
漁師の綾豊さん、そして弟子の駒井健也さんのお二人が水揚げした琵琶湖が育む絶品稚鮎で作るお料理です。
滋賀県大津市の和邇中浜で「エリ漁」という定置網を使った漁法で水揚げされています。
氷魚(ひうお)はアユの稚魚のこと
琵琶湖では昔からアユやビワマスなどの「湖魚(こぎょ)」の漁が盛んにおこなわれてきました。
氷魚(ひうお)はアユの稚魚のことで、琵琶湖周辺では1000年以上前から「エリ漁」という伝統漁法で湖魚を得て生活していました。
旬は12月~3月くらいまで、気温が暖かくなってくるとアユはすぐに大きく成長するため「寒い時期にのみ食べられる魚」です。
アユの稚魚は半透明で、釜揚げにすると白くなって白魚のような見た目になります。
見た目や高値で取引されることから「びわ湖のダイヤモンド」とも呼ばれていたりします。
湖魚を扱う業者さんに聞いた話では、この4年間は「氷魚(ひうお)」の水揚げ量は激減していて、あまり出回らないのだそうです。
獲れた日はスーパーなどに氷魚(ひうお)の釜揚げが並ぶこともあるのですが、量が少ないのですぐに売り切れます。
とはいえアユが少ないということではなく、暖かくなるとアユはたくさん獲れるそうで、なぜ氷魚(ひうお)が水揚げされないのかは謎だと、その業者さんは話してくれました。
氷魚(ひうお)の佃煮はどこで買える?
では、氷魚(ひうお)はどこで買うことができるのでしょうか?
氷魚(ひうお)の佃煮は比較的入手が簡単で、琵琶湖大橋にある道の駅「びわ湖大橋 米プラザ」の中にあるショップ「おいしやうれしや」さんで購入することができました。
また、満月寺 浮御堂の目の前にある佃煮店「魚富商店」さんでも氷魚(ひうお)の佃煮は取り扱いがありました。
こちらでは通販もされていますので問い合わせてみると良いでしょう。
ただ、ご主人のお話だと漁獲量が少なくて、予約のお客様に待ってもらっている状況とのことでした。
氷魚(ひうお)の釜揚げはどこで買える?
では、氷魚(ひうお)の釜揚げはどこで買えるのでしょうか?
これが中々難しいのです。
やはり水揚げ量が少ないので、漁で獲れた日のみ入荷することがあります。
漁は土日休日はないので、平日の水揚げがあった時だけ限定ですが、実は和邇駅近くのスーパー「平和堂 和迩店」で若干ですが取り扱いがありました。
平和堂の中にある鮮魚店で氷魚の釜揚げが売られることがあるのです。
ここは和邇漁港からも近く、漁師さんが水揚げがあった日だけ「氷魚(ひうお)の釜揚げ」を持って来てくれるそうです。