京都ではなぜか道路に「カエルマーク」が描かれていることがあります。カエルの絵と一緒に「止まれ」と書かれていることが多く、いわゆる路面標識のことです。初めて見ると不思議なマークなのですが・・・・
実は、京都にある「ゲコゲコタイムの路面標識」のことなのです。
京都にあるカエルの路面標示
「京都の街中では道路にカエルの絵が描かれている・・・・」
都市伝説のような話ですが、京都の道路には「カエルの絵」が描かれていることがあります。
上の写真は正真正銘の「京都にあるカエルの路面標示」で、一箇所のみならずいくつもの場所で見ることができます。
京都では時折話されている珍百景ですが、この「カエルの絵が描かれている京都の道路」は何処にあって、どんな意味があるのでしょうか。
カエルの絵が描かれている京都の道路はどこにある?
この「カエルの絵が描かれている京都の道路」、実はあまり知られていません。
でも、こんなネタを調べている変な人がいます。
そう・・・・ウチの困ったちゃん温泉担当です。
彼にこの「カエルの絵」について聞いてみると、普段から重い口をさらに静かに動かしてこう言ったのです・・・・
温泉担当 「こ!コレはっ!(*ᅙㅂᅙ)」
さぁ!洗いざらい話してごらんなさい!
温泉担当 「カエルたんだ!ゲコッ!ゲコゲコゲコゥ・・・・⸜( ´ ꒳ ` )⸝」
うん、それは分かってんだよ!(笑)
とはいえ、そこは温泉担当らしく、お気に入りのパンダのポシェットから端末を取り出して・・・・
この通称「止まれカエル」の写真を見せてくれたのです!
では、場所はドコなのでしょうか?
京都の「止まれカエル」は向日町駅近くにある
この「止まれカエル」なのですが場所的には「京都府京都市南区」で数多く見かける路面標示です。
分かりやすく言えばJR東海道本線「向日町駅」の東側です。
この辺りは京都府向日市と京都府京都市南区の境界エリアなのですが、この「止まれカエル」は主に南区側に実在しています。
細かいエリアで言えば「京都市南区久世殿城町」のエリアです。
今回は以下にその一部を紹介します。
京都の「止まれカエル」が描かれている場所
京都の「止まれカエル」が描かれているのは主に裏通りで大通りにはありません。
あるとしても細い道から車の往来が多い道へ出る場所です。
多くは住宅街の中にある細い道で、見通しの悪い箇所で注意を促すように描かれています。
では、なぜ「止まれ」でカエルの絵なのでしょうか?
その謎は温泉担当が解き明かしています。
【ゲコゲコタイム】止まれカエル の意味は?役割は?
止まれカエル は飛び出ししないように注意を促す路面標識ですが、「なぜカエルなのか?」という疑問があります。
実はこれ近くに「京都市立久世西小学校」というのがあるのですが、その学区の子どもたちが通学時間中に安心して帰れるように「見守る」という地域活動があるのです。
それが・・・・
「ゲコゲコタイム」
そうです「下校 下校 タイム」という名称で呼ばれている活動なのです。
※下校だから「帰る=カエル」でもあります。
午後2時から午後5時までの時間帯に、地域の方たちがなるべく外にでて雑用(庭の手入れ、犬の散歩、お掃除、お買い物など)をして下校途中の子どもたちを見守るという活動です。
「下校=ゲコ=カエル」というダジャレなのですが、カエルのマークは「小学生を見守るゲコゲコタイム」のカエルなのです。
ゲコゲコタイムの路面標識 まとめ
ということで、この「カエルの絵が描かれている京都の路面標識」は通学中の子どもたちを安全に見守るために描かれたものだったのです。
描いているのは京都市立久世西小学校の父兄さんと子どもたちで、夏の日に「夏のカエル描き」という行事で描かれています。
通学時間帯は「ゲコゲコタイム」と呼ばれていて「ゲコゲコタイムの路面標識」というのが正しい表現かもしれませんね。
・止まれ、とまれと一緒にカエルの顔が描かれている
・カエルだけの場合もある
・とまれだけの場合もある
・足跡だけの場合もある(足跡だけのは京都市内でも見かける)
・京都市南区久世殿城町「京都市立久世西小学校」学区に多い
・通学時間帯は「ゲコゲコタイム」と呼ばれている
・つまり「下校=ゲコ」というダジャレ
・また下校だから「帰る=カエル」というダジャレでもある。
・昭和48年から続いており、夏の日に「夏のカエル描き」という行事で父兄と子どもたちで描かれています。
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