京都で「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」という京菓子が売られていたので買ってみました。ものすごくユニークな名前のお菓子ですが、この謎の清浄歓喜団とは何なのでしょうか?今回はこの清浄歓喜団を紹介します。
清浄歓喜団 とは?
このなにやら効果テキメンな雰囲気を醸し出す箱、いったいこれは何なのでしょうか?
パッと見は薬局で買える元気になるやつのようにも見え、登録商標として「清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)」と書かれています。
清浄歓喜団?
これは一体なんなのでしょうか・・・・
不思議な形の清浄歓喜団
謎の清浄歓喜団の箱を開けたわけですが・・・・
出てきたのがこれ!
なにやら不思議な形の清浄歓喜団、見ても何かさっぱり分かりません。
パッと見で縄文土器のようにも見えますが、もしかしたら古代より伝わるパワーアイテムかもしれません。
分からないので検索してみると・・・・
実は清浄歓喜団とは・・・・
お菓子!
でした
亀屋清永さんの餢飳と清浄歓喜団。
餢飳はごま油が香ばしく、清浄歓喜団はこし餡に7種類のお香を練り込んでいるそうで、独特な風味が印象的でした。 pic.twitter.com/ztnuTM34zD— ツジトモコ@finjan_ kyoto (@tomoko_6v6) June 2, 2021
清浄歓喜団とは日本最古のお菓子
奈良時代に遣唐使が京都へ伝えた唐菓子(からくだもの)で、1000年前から食べられてきた日本最古のお菓子(京菓子)です。
その当時から変わらぬ形で今も京都で売られています。
独特な形は仏様が座る蓮華をイメージしており、上部の巾着の結び目のような形は8つの蓮華の葉を模したもの。
中には小豆餡が入っていて、餡の材料には仏教で清めの意味をもつ七種のお香を使っているのが特徴です。
ちなみにこの七種のお香ってなんだろうかと調べたところ、公式サイトでも一部しか記載がなく「桂皮(=シナモン)・竜脳(リュウノウ)・丁子(=グローブ)・白檀(ビャクダン)」の4種類のみの記載しかありませんでした。
残りの3種は企業秘密のようですが、他に考えられる「薄荷(ハッカ)・肉桂(ニッキ)・沈香(じんこう)」の3種類でしょうか。
食べるとお香の香りもするのですが、衣がごま油でカリッと揚げてあるので、とても香ばしくて固いお菓子になっています。
ちなみに香を使うのは「清め」の意味があり、真言宗などでは密教のお供え物として使われていたそうです。
清浄歓喜団は亀屋清永のみで作られている
この清浄歓喜団を今も作っているのが「亀屋清永」さんという1617年創業の老舗です。
作っているのは亀屋清永さんだけ!
八坂神社近くの亀屋清永さんで購入することができますが、三十三間堂のお土産コーナーにも置いてあります。
住所でいえば「〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側534」で、地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。
この「清浄歓喜団」は京都でしか売られていないので、京都土産には最適な商品だと思います。
清浄歓喜団の口コミは?
お香が練り込んでありますからね。
清浄歓喜団、通称「お団(おだん)」
本山とかにお参りした時檀信徒だとお下がり貰えたりします。お店で買ったのより更にお香の香りがたされてます! https://t.co/FCa6fIg2uK— まるK@👺✋ (@awataguchi) June 7, 2021
亀屋清永さんの餢飳と清浄歓喜団。
餢飳はごま油が香ばしく、清浄歓喜団はこし餡に7種類のお香を練り込んでいるそうで、独特な風味が印象的でした。 pic.twitter.com/ztnuTM34zD— ツジトモコ@finjan_ kyoto (@tomoko_6v6) June 2, 2021