今回の「京都スイーツ」は・・・・「餡」です。ひらがなで「あん」、いわゆる「アンコ」のことですが、京都にはそれだけを売っているお店があります。場所は北野天満宮の御前で、京都の和菓子屋さんに餡を卸しているアンコ専門店「中村製餡所」さんです。実はこの「中村製餡所」さんでは一般販売もしていて、500gで550円の「粒あん、こしあん」などを買うことができるのです。
まさにアンコが好きな方には朗報ですが、この「中村製餡所」さんどんなアンコ屋さんなのでしょうか。
京都には餡だけを売っているお店がある
皆さんは「あんこ」って買ってますか?
たぶん、ほとんどの方が「餡」だけを購入するということはないと思います。
でも、カフェのメニューに使われていたり、和菓子に入っていたりして、日本人にとっては身近な甘味のひとつです。
そんな餡ですが、京都といえば和菓子屋さんが多い町ということで、この餡を専門に作っているお店もあるわけです。
今回はそんなお店のひとつで、北野天満宮の御前にある「中村製餡所」さんに粒あんを買いに行って来ました。
以前から「餡を買うなら中村製餡所だ」と某八百屋さんに言われており、餡は消費できないよなとなかなか行けずじまいだったのですが、5月に入ってから年のせいか「緑茶にあんパン」が無性に食べたくなりだして、今までの「コーヒーにチーズケーキ」という生活から一変。
アンコを消費する人生がスタートしていました。
ということもあって、良い機会なので「中村製餡所」さんにバイクを20km以下でかっ飛ばして行って来ましたよ!
餡だけを売っている京都の「中村製餡所」値段はいくら?
京都の「中村製餡所」さんは、京都の和菓子屋さんに「餡」を卸している町の工場です。
でも、事務所では個人向けの販売も行われていて「500gで550円」から餡を販売しているのです。
それも、歴史はかなり古くて「創業 明治41年」という老舗でもあります。
ご近所から「あんこを小売してほしい」という要望があって、餡の小分け販売や「あんこ屋さんのもなかセット(1200円)」を販売するようになりました。
つぶあん(1kg)1100円
あんこ屋さんのもなかセット 1200円
餡専門店なので、当然ですが「つぶあん、こしあん、白あん」が揃っていました。
最近の私は「粒あん派」なので(前は「こしあん派」)、今回は「粒あん 500g(550円)」を買って行くことにしました。
これをトーストにのせて食べるというのが、京都の朝食スタイルです(たぶん)。
面白い商品としては「生あん」という砂糖の入っていない餡があったり、種屋のつくる「最中の皮」だけ販売していたりもして、餡で和菓子を作る際に必要なものも売られていました。
中村製餡所「粒あん」を紹介
では、この中村製餡所「粒あん」ですが、どんな味なのでしょうか。
一言で言えば「めちゃ甘い」ですが、スカッと満塁ホームランを打ったかのような味わいなので「後味をひかない」のです。
つまり、食べた瞬間めちゃ甘い衝撃がドカーンと来るけど、それが終わると「スッキリ!」みたいな感覚です。
これ、アンコ好きには良い味わいで、クドク甘さが残らないので何度もパクパクと行くことができます。
こしあんのネットリした食感も良いのですが、今の時期はサッパリと「粒あん」が個人的にもオススメです。
京都は6月なので「水無月」が和菓子屋さんで販売されていますが、それも「粒あん」が「三角形にカットされた ういろう」に載った和菓子です。
冷たいお茶でも温かいのでも合いますが、コーヒーに「あんトースト」というのもオススメですよ。
この餡を使った「あんトースト」は、近くのカフェ「喫茶 SANS-SOUCI(サン・スーシィ)」さんでも、値段が280円で食べることができます。
餡を500g買うのはちょっととか、観光中なので日持ちが心配という方はカフェで食べてみると良いでしょう。
もちろん、美味しかったら「中村製餡所」さんで買って行ってくださいね。
中村製餡所 への行き方(アクセス方法)
中村製餡所さんへの行き方ですが、京都の「妖怪ストリート」つまり「北野天満宮 御前」にあります。
北野天満宮から歩くと「御前通」から「一条通」を西へ(右折)、看板に大きく赤い文字で「あん」と書いてあるのですぐにわかります。
道は東から西への一方通行、車では入りづらい場所ですが、北野天満宮への観光時にぶらぶらと歩いて行ける距離です。
全国発送もしているので、注文して餡のお取り寄せもできますよ。