済公亭 – 京都・長岡京 / 巨大唐揚げ中華料理ランチ

3.5


唐揚げデカくね?と思ったら負け、黙して食うべし「済公亭」

唐揚げデカくね?と思ったら負け、黙して食うべし「済公亭」

今回は京都府長岡京市の中華料理店へ行ってきました。

長岡天神駅前で飲食新店探しをする際、一定ルートを散策するのですがそのルート上にあるお店です。

創業は2002年と古く、前を通るたびに気になっていたところ、訪問日は特に食事をするお店が見つからなかったので初めて訪問してみました。

【京都】済公亭 - 長岡京

【京都】済公亭 – 長岡京

済公亭(さいこうてい) さんは長岡京市役所すぐ近くの路地奥にあるお店で伝統的な中国料理店のような見た目の建物です。

一般的な中華料理店だろうと下調べもせずに来たので、まずは店頭のメニューを確認。

ランチタイムはリーズナブル

ランチタイムはリーズナブル

本格的なお店のようで中華料理の単品はそれなりのお値段(2000円~3000円)のようですがランチ定食は3種類あり値段は1100円とリーズナブルです。他にも麺類があって上海風焼きそばが1100円となっていました。

お店に入店して私が感じた店内の感じ(雰囲気)(内観)

お店に入店して私が感じた店内の感じ(雰囲気)(内観)

済公亭のお店に入店して私が感じた店内の感じ(雰囲気)は中華料理店らしい雰囲気であるものの時々なんの関係があるのかわからない飾り物もあったりと意外性のある趣です。店内にはテーブル席が5卓16席分あり、地元の常連客と思われる人たちがいましたがランチタイムでも混雑はしていませんでした。

店主さんも店員さんもとても愛想が良い方で接客が素晴らしいと思いました。

注文は「席」で行います

注文は「席」で行います

注文席で店員さんに注文するようになっていて、ブログ開設以来11年間で私が見つけた新店(飲食店)ではこの注文方法が一般的です。

支払い方法は「現金のみ」のようでした。

ランチタイムは乾燥させた菊で煎じた菊茶が無料サービスとのことで最初に運んできてもらえます。香りがとても良いお茶で暑い日でしたが熱々の菊茶でのどを潤しました。

注文したのは「唐揚げ定食」

注文したのは「唐揚げ定食」

それでは、済公亭 さんで何を注文するか決めていきます。

店頭にランチ定食は3種類と書かれていたのでお店の方になんの定食か確認したところ「唐揚げです」とおっしゃっていました。どうやら定食は唐揚げが定番みたいで唐揚げを注文する雰囲気が作られていきました。他のメニューが気になりまくりですが唐揚げを注文です。

主なメニュー

唐揚げ定食(1100円)

アンかけ広東風味(1200円)

上海風焼きそば(1100円)

水餃子(1500円)

唐揚げ台湾風(1850円)

本格えびチリ(2900円)

※値段は税込み価格です。

※メニューと値段は取材時点のものです。

唐揚げデカくね?

唐揚げデカくね?

その唐揚げ定食というのがこちら。

随分と大きなサイズの唐揚げがお皿に3個盛られています。重量を聞いたところ460gを目安にだいたい500gとのことで結構な分量があります。

それに惣菜が2種類、スープがついてライスは普通量くらいのセットになっていました。

油っこさがない唐揚げ

油っこさがない唐揚げ

塩コショウがついていて旨味が凝縮された塩で食べる唐揚げです。

まずはそのまま食べてみると鶏肉には下味はほとんど感じられず、まったく油っこさがない唐揚げです。

いわゆるガチの広東料理

いわゆるガチの広東料理

中国はとても広い国でひとくくりに中華料理はなんぞやと言うことができません。

地方ごとに独特の料理があるのが中国料理で、済公亭さんはその中でも広東料理と呼ばれる中華料理のお店でした。

本物の中国料理は油っこくないお料理が多く、広東料理はその中でも「ビックリするほど油っこくない」お料理なのです。

サクサク巨大唐揚げ

サクサク巨大唐揚げ

唐揚げは油の逃げ道をつくり、サクサクに揚がるように調理されているそうです。そうすることで鶏肉が膨らみ大きくなると店主さんが話してくださいました。

揚げせんべいみたいなものということですが、衣の風味も揚げせんべいそのものの味わいがしました。

本当の中国料理は油っこくない

本当の中国料理は油っこくない

日本の中華料理ばかり食べている人だと、済公亭さんの中華料理は「ん?」と思うと思います。

広東料理はビックリするほど油っこくないと書きましたが、これを知っているか知らないかで味の評価が分かれると思います。

私には鶏肉がふんわりと柔らかく、食材の風味をとてもよく感じられるお料理で、塩コショウをつけて食べると黙々と食べてしまう唐揚げに思えました。

酢の物なども美味しくいただきました

酢の物なども美味しくいただきました

小皿のお料理も味付けは濃いものではありません。ちょうど良い美味しい中華惣菜だと思います。

医食同源(いしょくどうげん)のバランスの良い定食でした。

済公亭(さいこうてい)さんは2002年に店主さんが60歳の時に開業した中華料理店です。

店名は戒律を守らず酒・肉・魚を食べた中華圏では誰もが知っているグルメな中国高僧「済公」の名前から取ったそうです。

店主・大澤嶺雄氏は長岡京市で長年美容院を経営されていたそうで「ブティック・ジャズ喫茶」も経営して、こちらのお店はジャズ喫茶を改装して開業しています。

中国山西省の省都「太原(たいげん)」で1943年(昭和18年)に生まれ1949年(昭和24年)まで過ごしたそうです。

つまり日中戦争時代の中国で生まれ終戦は大陸で経験した方で、御父上は当時日本軍の占領下にあった山西省で電気通信局長という要職にあった日本人です。

そのため幼少から何千坪もある周囲を高い壁で囲まれた大邸宅に住んでいたそうですが時代のためか子供であった店主さんは外に出ることができなかったそうで、家に通ってくる専属料理人に中国料理を習う幼少時代を過ごしたとのことでした。

そのころに中国の「三刀(さんとう)」の教えを覚えて、帰国後に「料理人・理髪師・仕立屋」を営むようになります。三刀とは「料理人・理髪師・仕立屋の三つの職業は身を助ける」という教えで、店主さん「美容室(理髪師)・ブティック(仕立屋)・ジャズ喫茶・中華料理店(料理人)」を経営してきたのはこの教えの通り生きてきたからです。

1974年(昭和49年)にジャズ喫茶で京都初の「比薩(ピザ)」を販売したのが店主さんだそうです。ちなみにお店に貼ってあったマスコミ記事の説明ではピザはマルコポーロが中国からイタリアに伝えたと書かれていましたが、それは根拠がない話なのでとりあえずスルーしておきます。

なお、ウィキペディア(Wikipedia)によれば店主さんが生まれた山西省太原市のお料理は「山西料理」のひとつで南部・北部・中部でお料理が違うそうです。太原市では山西料理の中部で食べられているお料理で「油が多く使用され、味付けは塩味が中心で、補助的に酸味と甘さがある」と書かれていました。

この「済公亭」さんの場所京都府長岡京市開田の長岡京です。最寄りの駅は長岡天神駅で、最寄りのバス停は長岡京市役所前バス停バス停情報)です。

住所でいえば「〒617-0826 京都府長岡京市開田1丁目21−22」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(地図が開きます)。

記事掲載時に確認した京都「済公亭」さんの営業時間は「11時30分~14時・17時30分~21時L.O.」で、定休日は「月曜日・毎月第一&第三日曜日」ですが、変更されている場合があります。

済公亭 さんに駐車場・駐輪場はありませんので公共交通機関や近隣のコインパーキングをご利用ください(地図)。

済公亭 基本情報(クリックでオープン)
店舗情報
店舗名 済公亭
オープン日 2002年オープン
ジャンル 中華料理
食事予算 2000円
営業時間 11時30分~14時・17時30分~21時L.O. ※公式で要確認
定休日 月曜日・毎月第一&第三日曜日 ※公式で要確認
駐車場・駐輪場 なし
住所 〒617-0826 京都府長岡京市開田1丁目21−22
地図 こちらをクリック(地図)
最寄り駅 長岡天神駅
最寄りバス停 長岡京市役所前バス停(バス停情報
テイクアウト 対応
イートイン 対応
※営業時間と定休日は取材時点のものです。臨時休業の場合もありますのでご注意ください。

※この記事は2024年7月7日に投稿されたもので「メニュー・値段・営業時間・定休日」は当時のものです。
※お店の方にブログ・SNSでの掲載許可をいただいて記事を書いています。

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京都のお墨付き!

京都の新しい飲食店や京都を紹介するブログ「京都のお墨付き!(osumituki.com)」は2013年から飲食新店情報や京都のお出かけ(街歩き)情報を10年以上記事にしている京都市在住「ノーディレイ」により運営されています。毎日の京都街歩きで見つけて掲載したグルメ(飲食新店)は3500軒以上(街ネタを含めると4700件以上)ある新店ハンターの先駆けです。特に京都のラーメン新店やカフェ新店の情報は掲載が速いことで知られています。X(旧Twitter)のフォロワーには京都の飲食店経営者やマスコミ関係者が多く京都のグルメ情報の情報源(一次ソース)ブログとも言われています。ブログ「京都のお墨付き!(osumituki.com)」が京都新聞で紹介されました

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