今回の「京都パン屋ブログ」は東山区のパン店「ニッタベーカリー」さんのパンを実食レビューします。2018年9月13日に新店オープンしたばかりですが、前店は創業30年で2013年10月に閉店した「新田ベーカリー」です。
お父様のパン屋さんを娘(三姉妹)が復活させたのが「ニッタベーカリー」さんなのです。
三姉妹が復活させた老舗パン「ニッタベーカリー」が京都で新店オープン

2018年9月13日に京都市東山区で新店オープン「ニッタベーカリー」
今回の「京都パン屋ブログ」は、2018年9月13日に京都市東山区で新店オープンしたパン屋「ニッタベーカリー(新田ベーカリー)」さんへ行って来ました。
新店といっても、同じ場所で営業していた「新田ベーカリー」さんの復活というパン屋さんです。
「新田ベーカリー」さんは、2013年10月に先代が亡くなってから、ずっと閉店していました。
しかし、三姉妹の娘さんがお店の復活を誓い、それぞれがパン屋さんで修行して、遂にお父様のお店を復活させたのが「ニッタベーカリー」さんです。
大阪府茨木市のパン店「リトルストーン」で修行
・新田明香さん(次女)
京都・蛸薬師町のパン店「フリップアップ!」で修行
・新田麻記さん(三女)
京都・左京区のパン店「ヤマダベーカリー」で修行
ニッタベーカリーってどんなパン屋さん?

先代のお父様がコレクションしていたレコードが飾られています
京都市東山区で新店オープンしたパン屋「ニッタベーカリー(新田ベーカリー)」さんは、観光地である清水寺に近い場所にありながら、細い道を入った住宅地にある地元感あふれるパン屋さんです。
創業30年の前店「新田ベーカリー」の味を引き継ぎながら、新しい「ニッタベーカリー」のパンを三姉妹が一緒に作って毎朝7時から販売しています。
お店は小さいので、そんなに多くのパンの種類があるわけではないのですが、開店する7時には近隣住民の方々で行列ができるパン屋さんです。
店内には、先代のお父様がコレクションしていたレコードが並び、白を基調にした清潔感のある店内になっていました。
ニッタベーカリー パンの種類と値段

ニッタベーカリー パンの種類と値段
先代の「新田ベーカリー」では、毎日80種類のパンを手作りしていました。
今はいくつかのレパートリーの中から何を販売するのか模索中ですが、約20種類ほどのパンが並んでいます。
値段は100円~200円程度で、サンドイッチなどの食事パンは200円~270円くらいで販売されていました。
山型食パン 1本(2斤)670円
チャバタ ジャガイモ 173円
チャバタ ラムレーズンミルクバー 151円
チャバタ プレーン 108円
ミルクバー 130円
プチパン 75円
粒あんパン 129円
クリームパン 129円
チョコバー 1袋(4本)281円
クロワッサン 184円
チョコチップパン 108円
ベーコンチーズデニッシュ 194円
マフィン 151円~
フルーツサンド 280円
ミックスサンド 248円
たまごサンド 216円
クロワッサンクレーム 237円
ラペツナサンド 291円
チキンタルタルバーガー 291円
コロッケバーガー 270円(大橋亭の近江牛コロッケ使用)
クロワッサンがおすすめ!

おすすめパンはクロワッサン
特におすすめしたいのが「クロワッサン」です。
パリパリとした表面の生地は、とても香ばしくて毎朝食べたいクロワッサンです。
中は柔らかく、噛んでいるうちにバターの脂のコクが口の中で一気に広がります。
際立った特徴はないのですが、香ばしくてコクがある、クロワッサンの優等生のようなパンでした。
フルーツサンドもおすすめ!

もうひとつ買って食べたいのが「フルーツサンド」
京都はパンの消費量が日本一で、サンドイッチといえば「フルーツサンド」を扱うパン屋さんが、とても多い土地柄です。
ニッタベーカリーさんのフルーツサンドは特においしいパンで、上物のブドウがめちゃくちゃ甘くてジューシーなのが特徴です。
ホイップ&カスタードホイップクリームが甘さ控えめなので、それがさらにブドウの甘さを引き立たせていました。
とても美味しいのでおすすめです。
ちなみに、先代の新田ベーカリーさんからパンで使われる野菜などは、近くの「青果五馬」さんで仕入れられています。

惣菜パンはレジの下にある冷蔵庫に並んでいます

先代から野菜などを仕入れている「青果五馬」
チャバタ(イタリアのパン)

チャバタは新しくレパートリーに加わったパンです
新生「ニッタベーカリー」さんになってから加わったパンが「チャバタ」です。
これはイタリアで食べられている固いというか弾力の強いパンのことで、独特の風味があります。
分かりやすく言うと「もちっとしたパン」です。
近江牛コロッケバーガー

大橋亭の近江牛コロッケを使用したコロッケバーガー
近くに「肉の大橋亭」という精肉店があります。
そこの名物「近江牛コロッケ」を使ったバーガーが「コロッケバーガー」です。
大橋亭の店主は、先代の「新田ベーカリー」のパンをよく買って食べていたそうで、新しくなった「ニッタベーカリー」さんとコラボして生まれたのが、このパンです。
厚みのあるコロッケには、ふんわりしたジャガイモに近江牛のミンチが入っています。
味は、ほんのり甘みのあるコクが強いコロッケで、それにドレッシングとキャベツが一緒に挟んであります。
お店でオススメのパンということで、名物パンになりそうでした。
ニッタベーカリー 行列はあるの?

朝一で行くと少し行列がありました(ニッタベーカリー)
こちらの「ニッタベーカリー」さんは、朝7時の開店時刻になると地元の方々が並んで買いに来ていました。
開店時間について「10人以内」に並びましたが、店内に入る頃には一部商品が売り切れるなどしていることもあります。
ただし、食パンは朝8時以降に焼き上がるので、もし食パンが目当てであれば8時に並ぶ方が良いでしょう。
ニッタベーカリー アクセス方法や営業時間

細い道の途中にある「ニッタベーカリー」さんは朝7時から営業
さて、そんな三姉妹の思いがこもった「ニッタベーカリー」さんですが、オープンしてから数日で、近隣の方々が懐かしく思って買いに来られていました。
さほど混雑というわけではないのですが、不定休なので注意が必要です。
休みの日程は店頭に貼り出されているだけで、2018年9月のお休みは「18日、22日、25日」となっていました。
営業時間は朝7時から、食パンは8時以降から店頭に並びます。パンは作られているみたいですが、売り切れで閉店の場合もあるので早めに来店するほうが良いでしょう。
車では店頭まで行くのは離合困難なので、徒歩や自転車で行くのがおすすめです。
定休日:火曜日
営業日:7時~18時(売り切れ終了)
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記事を書いている人
記事を書いている人は飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のある「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを経験して退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は2600件以上あります。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。