訪問日は2024年12月19日ですが、4年ほど前に飲食店のように思える個人宅があり調べていたところです。その個人宅に2024年12月頃から店名付きで立て看板が出ていたとフォロワーさんから連絡があり行ってみました。
今回は飲食店ではありますが完全に個人宅で営業という形態のお店です。そういった事情から写真にプライベートな部分が写ってしまうため写真は食事の際の手元レベルのものだけにしました。また、運営は80歳を過ぎたおばあさんひとりで切り盛りしています。そのため店名は公開情報なので記載しましたが住所の公開は控えることにしました。
では、その自宅型ワンコイン食堂を紹介します。お店の名前は「御食事処 侘助(おしょくじどころ わびすけ)」です。
御食事処 侘助はどんな店?
外観
御食事処 侘助 は500円ワンコインの定食と同じく500円のうどんが食べられる食堂です。
パッと見、暖簾っぽいものがかかっていたりショーウインドウのようなものが置いてあったりするのでお店っぽく見えますが明らかに個人宅です。
店頭には「おせち料理ご予約承ります」や「あきない中」といった看板が出ているので「お店かな?」と一瞬思いますが入るにはとても勇気がいりそうです。
もし、店頭にこの黒い立て看板で「おばんざい定食(500円)・肉うどん(500円)」と書いていなければ入店しようとは思わないことでしょう。
店内
店内に入ると昔ながらの京町家の間取りで玄関入ってすぐに客間がありました。
入るとすぐにおばあさんが「いらっしゃい」と出迎えてくれ、手前の客間に招き入れてくれました。
ただ、当日は雨も降っていて寒い日だったこともあり奥の居間にあった暖房がある食卓に案内されました。
上の写真がその食卓ですが、店主さんの思い出の写真や小物などが多数飾られていたので手元のみの写真になっています。
今回食べた「ワンコインランチ」の感想
おばんざい定食 実食レビュー
おばあさんは83歳で私の親よりも年上ですが、話し方もシッカリしていてお元気な方です。やさしいおばあちゃんという感じですが、お若い頃から美容師や飲食業などをしてきた方でお若い頃は有閑マダムだったんだろうなと思われる立ち振る舞いをされていました。
そんな店主さんが作る「京都のおばんざい」を定食にしたのが500円で食べられる「おばんざい定食」です。
写真ではご飯とおばんざい4種類ですが、これにお味噌汁やオデンもついて500円です。ワンコインでもボリュームがあります。
大好物の酢の物でキュウリとタコの合えものがあって、これだけでご飯一膳を軽く食べてしまいました。ご飯はおかわりもできるのと、酢の物はまだ少しあるからと追加してもらえました。ちなみに実家でも私の大好物なのでこのキュウリとタコの合えものがよく食事で出てきます。
定番のほうれん草の胡麻和えです。
酢の物とごま和えって実家に行くと必ず食事に出てくる定番中の定番なので、雰囲気もそうですがまるで実家でご飯を食べているような雰囲気になりました。
これも実家でよく出てくるおかずですが、甘く炊かれた里芋とおつけものも付いてきます。
これだけでもご飯3杯はいけますな。
汁物二種類(おでんとお味噌汁)がちょっと遅れて出てきました(温めの時間がありますので)。
どちらもお出汁がよく出ていて美味しいです。
食事中はおばあさんが話相手になってくれるので、いろいろと話しながらいただきました。なんか、ほんと実家にいるとしか思えない雰囲気と食事内容のお店でした。
肉うどん 実食レビュー
おばんざい定食でご飯を結構おかわりしたので満腹になりましたが、せっかくなのでメニュー2種類目の「肉うどん」もお願いしておきました。
野菜の天ぷらに甘く炊いたお肉と青ネギがトッピングされたおうどんで、こちらもお出汁が京都の味で美味しくいただきました。
定食もおかわりできて500円だし、肉うどんもいまのご時世では考えられない500円という激安食堂なのが「御食事処 侘助」というお店でした。
でもまぁほんと昔ながらの京都の個人宅なのでお店という雰囲気ではなく家でご飯を食べているような感じで最初から最後まで飲食店にいるという感じではなく「実家でご飯を食べている」という感覚でした。
こうやって食べ歩きしていると、ごくまれにこういった自宅型のお店があるのですが、今回のお店ほど自宅感満載のお店は初めてで、なかなかできない体験ができたと思います。
※この記事は2024年12月19日に取材して2025年1月8日に投稿されたもので「メニュー・値段・営業時間・定休日」は2024年12月19日時点のものです。
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