今回は京都・叡山電鉄本線にある「叡電公認の勝手踏切?!」を紹介します。実はこれまったく意味のない踏切で警報器も遮断機もなく、渡った先は行き止まりという究極の踏切なのです。
今回も京都中を走り回って見つけてきた京都の珍百景をお楽しみください。
【ご注意事項】記事を読んでいただければわかりますが、この踏切は「勝手踏切」ではありません。勝手踏切として写真が流用されている事例を確認していますが写真は転載不可となっています。
叡電公認の勝手踏切?!
今回の京都案内は・・・・
京都の叡山電鉄で見つけた「叡電公認の勝手踏切?!」を紹介します。
普通の踏切には遮断機と警報器があります。
しかし、今回紹介する叡山電鉄本線にはなんと「警報器も遮断機もない踏切が存在する」のです!
ということで、さっそく見に行ってきましたよ!
京都・叡山電鉄の警報器も遮断機もない踏切
で、この「叡電公認の勝手踏切」を見に行ったのですが到着したのは普通の踏切でした。
しかし、実はあったのです・・・・
警報器も遮断機もない踏切が!!!
見つけてきたのは、いつものように京都の知恵袋・温泉担当ですが、彼はゆっくりと両手を前に出して、あるポイントを指さしました。
まるで「ゲッツ!」のようでしたが無視して、その方向を見てみると・・・・
確かに、何か道があるではないですか!
さっそく近づいてみましょう!
京都・叡山電鉄のいつでも渡れる踏切
少し先にいくと、この警報器も遮断機もない踏切は確かに存在していました。
線路の上には板が敷き詰めてあり、人がひとり渡れるようになっています。
今の時期は京都も紅葉で観光シーズンです。
我々がいる間にもひっきりなしに叡電が通過していきます。
これは・・・・
勝手踏切に間違いありません!(ごくり)
しかし、よくよく見ると・・・・
「踏切注意」
という立て看板が掲げられていました(笑)
そうなんです。
実はこれは叡山電鉄が公式に踏切としているものなのです。
でも、この踏切ですが、渡った先は送電線の鉄塔と小さい畑があるだけなのです。
つまりほとんど意味のない踏切で、勝手踏切とは見た目は似ていますが、誰も通らない踏切というのがその正体だったのです。
叡山電鉄 本線宝ヶ池2号 踏切道(ふみきりどう)
実はこれはちゃんとした公式の踏切なのです。
名前は「叡山電鉄 本線宝ヶ池2号 踏切道(ふみきりどう)」と言います。
公式の踏切とはいえ、警報器も遮断機もありません。
これは全国的には他にも存在し、理由は基本的には予算の問題です。
ここの踏切は道からつながっておらず、高台の上にあるため歩行者しか通ることができません。
しかし、この先は鉄塔と小さい畑があるだけで歩行者すらほとんど通らないのです。
そのため、こういったほぼ誰も通らない踏切には費用を出してまで遮断機を設けたりすることはありません。
ということで、今回は京都の叡山電鉄本線にある「あまりにも意味がない究極の踏切」を紹介しました。
京都府京都市左京区上高野隣好町41(付近)