京都大学のある百万遍交差点は、京大サークルの立て看板で知られている珍名所ですが、そこに2018年2月下旬から新しい立て看板が設置されています。その看板に書かれていたのは、なんと!「タテカン撲滅」という宣言です。これにより、京都大学のサークル看板が駆逐されていくことになりそうで、京都から名物がまたひとつ消えていくことになりそうです。
時代の移り変わりは激しいですが、古き良き京都の文化はキチンと残していかなければなりません。
京大新看板「タテカン撲滅」おまえもなー
2018年1月13日に紹介した京都大学の「椎茸殲滅」の看板は、マラソン大会の中継に映るなどして、京都で話題となった看板だったのですが、京都大学の当局に撤去されてしまいました。
やはりシイタケが殲滅されると京大的によろしくなかったらしく、それはそれで仕方のないことなのですが、2018年4月10日に前を通ったところ・・・・
新しい立て看板が設置されていたのです!
京(みやこ)・輝き隊が設置した「違反広告物タテカン撲滅。」
「違反広告物タテカン撲滅。」
なんと、その看板には「立て看板撲滅」が宣言されており、黒字に赤文字で気合の強さが漂ってきます。
どうやら、これは「京(みやこ)・輝き隊」という組織の看板らしく、ボランティアで違反広告の除去を行っているようです。
こういった取り組みは尊重されるべきで、どんどん看板を増殖させて、他の看板が設置できないようにすれば、なお効果的だと思いました。
タテカン撲滅 看板の設置場所
さて、この「タテカン撲滅」看板の設置場所ですが、東大路通の「百万遍交差点」と、いつもの場所です。
2018年2月下旬から設置されており、ちょうど「椎茸殲滅」が撤去された直後のことです。
この看板の設置により他の看板がまったく目立っておらず、タテカン駆逐も時間の問題です。
直に京大から立て看板が消滅すると思いますので、見ておきたい方はお早めにご覧ください。
撤去された「京都大学立て看板」が復活
さて、この京都大学のタテカンの話は後日談があります。
京都市の景観条例という決まりによって、京都市から京都大学に対して立て看板(タテカン)の撤去が勧告されたのです。
これはニュースにもなって、京都大学の職員がタテカンを撤去する様子が報道されました。
5月1日に撤去命令が出て、その後も学生が抵抗して看板を新しく設置するなどのイタチごっこが行われていたのですが、5月13日に大学が立て看板の一斉撤去を行い、立て看板は全滅したように見えました。
しかし、2018年5月14日に大学側が強制撤去したタテカンが倉庫から紛失。
再度、百万遍交差点に設置されることとなりました。
再設置されたタテカンも2018年5月18日には再撤去されたのですが、2018年5月28日には新しい看板が設置されており、このドタバタ劇はまだまだ続きそうです。
2018年5月13日 京都大学がタテカンを強制撤去
2018年5月14日 撤去されたタテカンが倉庫から持ち出され盗難騒ぎに
2018年5月18日 再度、京都大学がタテカンを強制撤去
評判(口コミ)
京都大学で見た「タテカン撲滅」を訴える、タテカン pic.twitter.com/SXRMoB71S9
— 茂木フル (@mogilongsleeper) 2018年3月31日
タテカン撲滅って書いたタテカンあって何がしたいのか気になって仕方ない
— ちゃき (@ichinote) 2018年3月30日
タテカン撲滅w pic.twitter.com/dL8JASay6A
— suizou (@suizou) 2018年3月25日
京都大学で立て看板を撤去せよとの当局の圧力が報道されましたが、行ってみると、タテカン撲滅、という巨大看板あり爆笑。 pic.twitter.com/VexfUtKBgo
— 大野裕之/ono hiroyuki (@ono_hiroyuki) 2018年3月20日