京都の宇治にタモリさんが来ているという情報が2018年3月7日朝から話題になっています。毎年この3月は、京都で『ブラタモリ』の撮影ロケが行われることが多いので『ブラタモリ宇治編』の撮影ロケであるのは間違いなさそうです。宇治といえば「宇治茶」で、宇治川が流れる風光明媚な地形であったからこそ宇治は日本一の茶の産地になったと言われています。
そんな宇治の歴史と地形の関わりが『ブラタモリ宇治編』で紹介されるのだと思われます。
楽しみですね!
京都・宇治でタモリさんが『ブラタモリ』の撮影ロケ
ここ3年ほど、毎年3月初旬には京都で必ず『ブラタモリ』の撮影ロケがあることから、この時期の撮影ロケであれば「ブラタモリ宇治編」で間違いありません。
もし事実であれば『ブラタモリ京都編 第4弾 宇治編』が春には放送されることになります。
なお、同行アナウンサーは代替わりするようで、新しいアシスタントに、NHKの林田理沙アナウンサーが同行しているようです。
ということは、放送は新年度の4月以降最初の土曜日ということになります。
宇治茶が美味しいのは宇治川に秘密がある
さて、宇治といえば「宇治茶」です。
京都は日本茶の発祥の地なので、宇治茶の歴史を巡ることもできますし、宇治茶の発展は宇治川などの地形も大きな関わりを持っていることが知られています。
たぶんスタート地点は「京阪宇治駅」か「宇治川」からで、宇治川を見ながら宇治茶の秘密を探るようなオープニングとなるのではないでしょうか。
JR「宇治駅」は景観的に使わないと思いますので、京阪宇治駅から「宇治橋」を通って「平等院参道」まで向かうルートが適当と言えます。
現在、京都の宇治茶は「宇治田原」や「和束(わづか)」でほとんどが栽培されています。
しかし、歴史的には平安貴族の別荘地であった「宇治」で日本茶が栽培されており、宇治川があったから「宇治茶でなければ日本茶ではない」とまで言われるお茶になったのです。
その理由は、お茶の葉が一番嫌うのは「霜」であり、茶の芽に霜がつくのを宇治川の霧(きり)が防いだことから、芽を柔らかく保つことができたからだと言われています。
そのため、歴史と地形的なことを絡めていく『ブラタモリ』的な視点であれば、宇治川の存在というのは欠かせないと考えられます。
ブラタモリ宇治編 まとめ
宇治茶の歴史は宇治に住んだ「茶師、茶商、茶屋」によって繁栄を極めてきたので、番組でもそういった茶師や茶商を尋ねると思われます。
「茶師」は農園を経営して茶葉の選定と配合を行う生産者のことです。
そのお茶を販売するのが「茶屋」で、宇治平等院へと続く参道には江戸時代に幕府御用達だった「上林家、峯順家、上林竹庵家」といった日本茶を売るお店が立ち並びます。
宇治茶というのは「地形・気候・人々の繋がり」が宇治に集まったからこそ日本で一番の茶だと言われたのです(現在は静岡茶がシェア一位)。
・茶商(ちゃしょう、茶葉の販売を行う)
・茶屋(ちゃや、お茶を飲む場所=茶室を経営)
もしかしたら、宇治から離れますが京都市右京区の「日本茶発祥の地」も見に行くかもしれませんね。
鎌倉時代に、右京区の「栂ノ尾(とがのお)」で日本で最古の茶園が始まったのが日本茶の始まりとされているからです。
その日本茶が、宇治や和束(わづか)の茶園へと伝わって、江戸時代には宇治茶は確固たる地位を築くことになったのです。
ということで「ブラタモリ宇治編」楽しみです!