今回の「京都案内」は、金閣寺前で売られている豆腐です。といっても、地元の方からすれば「金閣寺前に豆腐店なんぞない」とおっしゃることでしょう。いえいえ、実は売っているのです。それも牛乳屋さんにです。それがまた、これまで食べた豆腐の中でもかなり激ウマなレベルの味で、一丁160円程度という庶民的なお値段なのです。
では、その金閣寺前にある豆腐とは、どのような豆腐なのでしょうか。
ロングライフ豆腐がおいしいが一番おいしい
とある日、うちの困ったちゃん「温泉担当」が、また意味深なツブヤキをしておりました。
温泉担当 「名前も分からない、場所もわからない・・・・( º言º)」
あいかわらず怖いのですが、たぶんこの後に面白いことを呟くはずです。
温泉担当 「京都で一番おいしい豆腐・・・・(๑° ꒳ °๑)」
ほら!呟いた!(笑)
そのネタいただきたいのですが、場所がどこなのか分かりません。
そこで、うちの融通の聞かないリサーチャーに問い合わせたところ・・・・
とある路地裏に「自販機で売られている豆腐」があって、そこの豆腐が「無駄においしい」と言うので買いに行ってみることにしたのです。
宅配専用の豆腐を売っている自動販売機が京都・金閣寺前にある
さて、その「自販機で売られている豆腐」なのですが、京都市北区の金閣寺すぐ近くにある自動販売機にありました。
牛乳やジュースが販売されている普通の自販機なのですが、その片隅にスーパーなどでは見かけない「豆腐」が売られているというのです。
しかし、自動販売機で「豆腐」とか未だ見たことがありません。
本当に売られているのでしょうか?
温泉担当 「これぇ!コレコレぇ~⸜(* ॑ ॑* )⸝」
うちの温泉担当も大はしゃぎですが、古びた自販機で稼働しているのかも怪しいものです。
しかし、ここまで来て買わないわけにもいきません。
稼働していなくても損失を少なくするために、ちょうど160円を投入。
自販機はウントモスントモ言いませんので、不安になりながらボタンを連打すると・・・・
ガコン!
出てきましたよ!
森永乳業 宅配専用商品「ロングライフ 絹ごし豆腐」
実はこれ、森永乳業株式会社が製造販売している「宅配専用商品」です。
名前は「森永 絹ごし豆腐」となっていますが「ロングライフ豆腐」と呼ばれているもので、紙パックに無菌充填された豆腐なのです。
保存期間はなんと!「10ヶ月」
1989年に発売されて以来、森永乳業の牛乳屋さんの宅配でしか購入できない豆腐というのがその正体だったのです。
ちなみに、外国ではスーパーで販売されているそうです。
森永絹ごしとうふ 実食レビュー
ということで、この宅配専用商品「森永絹ごしとうふ」を食べてみたいと思います。
食べ方は「料理」でも良いのですが、豆腐本来の味わいを見るために、そのまま食べてみたところ・・・・
これがまた「激ウマ」だったのです。
豆の一番おいしいところだけの味がよく出ており、苦味などは一切なく、決めの細かい豆腐になっていました。
「麻婆豆腐」にしてみたところ、アツアツの麻婆豆腐の辛さに負けないチュルンとした舌ざわりに豆腐の香りが残って「麻婆豆腐」などの料理にも使える豆腐です。
森永絹ごしとうふ どこで購入可能なのか
さて、この宅配専用商品「森永絹ごしとうふ」の購入場所なのですが、要するに牛乳屋さんでは扱っている商品ということになります。
もちろん「森永乳業」の牛乳を扱っているお店ですが、その店頭にもし自販機が設置されていたら豆腐もある可能性が大きいと言えます。
今回購入したのは京都市北区「金閣寺」前の「衣笠牧場」さんです。
こちら、普通の牛乳屋さんですが、店頭に自販機があります。もし、商品が売り切れている場合でもお店の方がいれば在庫があることもありますので聞いてみた方が良いでしょう。