今回の「京都スイーツ」は、週に3日しか営業していない住宅街の中にあってケーキ屋さんには見えない「パティスリー タンドレス」さんのケーキを紹介します。あまり雑誌やネットでも紹介されないのですが、地元ではかなり人気のあるケーキ店のひとつで、素材と見た目と味にこだわった最高級フランス菓子を味わえるお店です。
では、この「パティスリー タンドレス」さん、どんなお店で、どんなケーキなのでしょうか。
京都のこだわりパティスリー「タンドレス」とは
今回の「京都スイーツ」は、一乗寺にある超人気ケーキ店「パティスリー タンドレス」さんの紹介です。
こちら、地元ではかなりの人気なのですが、ネットや雑誌ではそんなに名前を聞くことはありません。
でも「行列ができる」お店なんです。
素材にこだわり、繊細な仕事で究極のスイーツ(ケーキ)を提供するお店で、週に3日間しか営業しないという「こだわりのパティスリー」でもあります。
上の写真が「パティスリー タンドレス」さんですが、見るからに・・・・
一軒家
です。
こちらの「パティスリー タンドレス」さん、店内はカフェになっており、外にはカフェ待ちの行列が出来ています(テイクアウトなら並ばずに入って購入可能です)。
基本は、店内で食べてもらいたいということで「カフェ」も併設されているのです。
カフェ利用にしている理由は「ケーキは温度管理が大事だから」という話で、持ち帰って食べてもらうよりも店内で食べてもらいたいということなんだそうです。
でも、持ち帰りもできますし、厳重に保冷して包装してもらえます。
パティスリー タンドレス 値段は?
さて、この「パティスリー タンドレス」さんのケーキなのですが、お値段は結構お高いほうです。
日によってケーキの内容は変わるのですが、訪問した日は以下のような商品構成になっていました。
シャルロット・アジュノール 760円
レサンスィエル 740円
トゥリアノン 650円
ディヴァン 740円
ロキナウェーズ 680円
抹茶のお菓子 720円
ショコ・マントゥ 650円
こちらは「フランス菓子」というカテゴリーで、繊細にデコレーションされた色彩豊かなケーキです。
写真を見てのとおりですが、ほとんど売れてしまって残り少ない状況でした。
また、商品名を見てもなんのことだか分からないのですが、店内に説明が書いてあるので、それを見ながら選ぶと良いでしょう。
テイクアウトの場合は、何を購入し、それがどんなケーキなのかの説明を書いた用紙がもらえるので参考になりました。
トゥリアノン 650円
今回は「トゥリアノン」というケーキを購入しました。
上にはメレンゲのダックワーズがのっており、下はリカール(アニスのリキュール)のバタームースになっています。
ムースの中にはパイナップルの果肉が入っており、爽やかな甘味(酸味はなし)のあるケーキです。
値段は650円、商品ラインナップの中では最安でしたが、それでも値段は最高級ホテルのカフェ並のお値段です。
サイズは小さめ、素材にこだわり「週3日営業」で商品価値を高めるなどすれば「この場所でもこの値段で売れるんだなぁ」などと失礼なことを思いながら食べましたが、味は特上級でした。
抹茶のお菓子 720円
もうひとつ「抹茶のお菓子」も買っておいたので食べてみましたが、こちらも濃厚な抹茶のムースなのですが、ホワイトチョコレートが使われているので、すごく甘いというケーキです。
上にはサクッとしたビスケットを載せて金粉がふりかかっており、見た目も味にもこだわったフランス菓子になっていました。
値段は720円、「トゥリアノン」と同じでムースを楽しむケーキです。
今回、購入したのは2種類ですが、どのケーキもシッカリとしたもので、持ち帰る途中に崩れてしまうといったことはありませんでした。
柔らかいのですが、保冷剤と保冷をシッカリとしてもらえるので、十分な硬さをもったまま自宅で食べることができました。
こういう点でもコストはかかっていますので、値段と内容には納得するケーキでしたが、高級ホテルへ行けば同等のものは食べることができそうだなというのが率直な感想でした。
とはいえ、そのあたりは要は好みの問題で「ホテルカフェで優雅に過ごす」か「隠れ家カフェで過ごすか」は個々人の価値観の問題です。
「パティスリー タンドレス」さんには独特の良さというのもあるわけで、そういう雰囲気が好きな方でケーキにこだわりのある方には良いカフェさんだと思いました。
パティスリー タンドレス への行き方(アクセス方法)
さて「パティスリー タンドレス」さんへの行き方(アクセス方法)なのですが、一乗寺の住宅街の裏通りにあるので、なかなか素直には到着できません。
分かりやすくいうと、叡電「一乗寺駅」の通り(曼殊院通)の一本南の道を東へ「白川通」を越えて、2筋目を北に入ったところです。
駐車場と駐輪場がお店の東側にあるので、自家用車でも行くことができます。
なお、以前は「ベックルージュ(Bec Rouge)」というテイクアウト専門店だったのですが、同じ場所で改装してイートイン(カフェ)も併設し「パティスリー タンドレス」として現在は営業されています。