吉野太夫花供養 2018年 @京都・常照寺「島原太夫道中や茶席」体験レポート

今回の「京都案内」は、2018年「吉野太夫花供養」を体験レポートします。2018年4月8日開催、年に一度だけ島原太夫さん達が鷹峯「常照寺」へ吉野太夫を供養しに来るという一大イベントです。メインはなんといっても「島原太夫道中」で、3人の島原太夫が鷹峯交差点から常照寺本堂まで練り歩くのは美しく圧巻の風景です。当日の常照寺へ入るにはチケット(5000円)が必要ですが、地元なのでチケットを購入してガッツリとレポートしたいと思います。

では、この「吉野太夫花供養」はどんな催しなのでしょうか?

写真タップリで最速レビューします。

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吉野太夫花供養 2018年を見に行って来ました


2018年4月8日(日曜日)「吉野太夫花供養」

2018年4月8日(日曜日)「吉野太夫花供養」

2018年4月8日(日曜日)に京都・常照寺で開催された「吉野太夫花供養 2018年」の体験レポートです。

毎年、桜の季節に行われる「二代目吉野太夫」を供養する催しで、太夫さんが京都「常照寺」へいらっしゃることで知られています。

吉野太夫(よしのたゆう)は初代から十代まであったそうですが、京都・鷹峯の「常照寺」には「二代目吉野太夫」のお墓があって、その縁から今年で66回目の開催です。

なお、公式の表記では「𠮷野太夫」(𠮷 ← 吉の下が長い漢字)となっていますが、便宜上「吉野大夫」で表記したいと思います。

吉野太夫花供養とは


吉野太夫花供養は島原太夫が京都・常照寺にある「吉野太夫」のお墓にて供養する催しです

吉野太夫花供養は島原太夫が京都・常照寺にある「吉野太夫」のお墓にて供養する催しです

吉野太夫花供養は、前述のように「二代目吉野太夫」を供養する催しです。

二代目吉野太夫は京都・六条三筋町の太夫で、後に島原(丹波口の近く)へと移っていますが、慶長年間(1600年頃)の人物です。

その方のお墓が京都・常照寺にあるため、島原から3人の島原太夫さんがいらっしゃるのです。

太夫(たゆう)とは「最上位の遊女」のことで、今でいうと「芸妓」さんの最高位になります。

常照寺の外でも「島原太夫道中」を見ることができます(奥が鷹峯交差点)

常照寺の外でも「島原太夫道中」を見ることができます(奥が鷹峯交差点)

開始は島原太夫さん達(3人)が、鷹峯の交差点を「内八文字」という歩き方で出発し、約100m離れた常照寺まで道中をお披露目しますが、これだけを見るなら無料です。

事前にチケット(前売り5000円、当日5500円)を購入しておくと「常照寺」内にて「供茶法要」などを見ることができるので、今回は、運営のおばちゃんから事前にチケットを購入して「常照寺」内で「吉野太夫花供養」を体験することにしました。

8時30分の開門と同時に「遺芳庵の茶席」へ向かう

8時30分の開門と同時に「遺芳庵の茶席」へ向かう

催しは色々あるのですが、今回は「吉野太夫道中」が始まる10時20分までに「遺芳庵(いほうあん)での茶席野点席点心席での蕎麦煎茶席」を先に済ませることにしました。

というのも「吉野太夫道中」が始まる時間帯になると大変混雑してお茶席に参加するのにも大行列になるからです。

そのため、朝8時30分の開門から入って、一番混雑する「遺芳庵(いほうあん)でのお茶席」から開始することにしたのです。

・島原太夫道中
・吉野太夫供茶法要
・吉野太夫墓前祭
・吉野太夫の舞や演奏
・遺芳庵(いほうあん)又は吉野窓席でお茶席
・野点席(時間帯により島原太夫が点てる)
・煎茶席
・点心席(おそば)

遺芳庵(いほうあん)又は吉野窓席でお茶席


遺芳庵(いほうあん)での茶席

遺芳庵(いほうあん)での茶席

さて、開門後すぐに「遺芳庵(いほうあん)」へと向かいます。

お茶席は「遺芳庵」または「吉野窓席」から選べるのですが、前者の「遺芳庵での茶席」が大変混雑します。

吉野窓席」は椅子に座っての茶席ですが「遺芳庵での茶席」は本格的なお茶の席(裏千家)で、普段は非公開の「吉野太夫ゆかりの茶室」を見ることができるのです。

吉野太夫ゆかりの茶室を見学

吉野太夫ゆかりの茶室を見学

大徳寺「松屋藤兵衛」の和菓子「はなごろも」

大徳寺「松屋藤兵衛」の和菓子「はなごろも」

お茶席は本格的なので「懐紙(かいし)」という和菓子の下に敷く和紙と「菓子楊枝」などの「茶道具」が必要になります。

こういった茶道具は、京都・四条堀川「辻徳」さんなどで事前に入手しておくと良いのですが、常照寺のスタッフ(着物を来ている女性)にもらっておくのでも良いと思います。

野点席


次は「野点席」を体験します

次は「野点席」を体験します

さて、次は「野点席」を体験します。

こちらは椅子があるので気持ち楽ですが「懐紙(かいし)」は必要です(なければもらってください)。

こちらでは、時間帯によっては(島原太夫道中の後)太夫さんによる野点が行われます。

野点席の桜木太夫

野点席の桜木太夫

野点席での和菓子

野点席での和菓子

島原太夫道中の後には、野点席では桜木太夫さんの野点が行われていました。

NHKアーカイブスのスタッフ(カメラマン)もいたりしたので、なにか番組でも作るのかもしれません。

それはさておき、野点も体験したので、次は「煎茶席」へと向かいます。

野点席での抹茶

野点席での抹茶

煎茶席


常照寺の書院で行われている「煎茶席」

常照寺の書院で行われている「煎茶席」

煎茶席は本堂の左奥から時計回りに進むとある書院にて行われていました。

ただし、これは後回しでも良いかもしれません。

というのも、この後に10時20分(当日は遅れて10時50分開始)から「島原太夫道中」が始まるからで、時間には余裕があるのですが・・・・

トイレに行きたくなるからです。

どういった順番で見るかは自由ですが、お茶ばかり飲んでいるので体調なども考慮するようにしてください。

煎茶席は大人数でお茶をいただきます

煎茶席は大人数でお茶をいただきます

煎茶席は大人数での茶席で、こちらでも和菓子などをいただきます。

お茶と和菓子は順次出されて、いただいたら退席するという流れなので、待ち時間なども比較的少なく体験することができました。

玉露とお菓子をいただきました

玉露とお菓子をいただきました

点心席


点心席ではセルフサービスでお蕎麦をいただきました

点心席ではセルフサービスでお蕎麦をいただきました

この「吉野太夫花供養」には点心席という蕎麦の席もあります。

こちらはかなりお気軽ですが、島原太夫道中の後だと少し混雑するので、先に済ませておくことにしました。

蕎麦は聖護院の老舗「河道屋 養老」さんから出張されてきていました。

河道屋 養老の蕎麦

河道屋 養老の蕎麦

蕎麦はセルフサービスで受け取って、好きな席でいただくことができます。

スープまで飲むと、これから始まる「島原太夫道中」の途中でトイレに行きたくなるので、麺だけそそくさといただくことにします。

まぁ味は普通で少量なので、お昼ご飯の足しみたいな感じでいただくと良いでしょう。

島原太夫道中


遂に島原太夫道中がスタート(10時50分頃、桜木太夫)

遂に島原太夫道中がスタート(10時50分頃、桜木太夫)

さて、次はメインイベント「島原太夫道中」です。

これは3人の島原太夫さんが、吉野太夫を供養するために鷹峯交差点から常照寺内まで練り歩くイベントです。

10時20分スタートなので10時には本堂前に陣取って待つこと・・・・50分

本来より遅れての開催ですが、常照寺花供養に参加すると目の前で芸姑(げいぎ)さんを見ることができます。

一番最初に入ってきた「桜木太夫」さん

一番最初に入ってきた「桜木太夫」さん

一番最初に入ってきたのが「桜木太夫」さんでした(上の写真)。

桜木太夫さんの前を歩く子供が「禿(かむろ)」で、傘をさしている男性が「男衆(おとこし)」さんです。

桜木太夫に付き添っている着物姿の女性は「引船(ひきふね)」さんという役目の方です。

二番目は薄雲太夫さん

二番目は薄雲太夫さん

すぐ後ろからは「薄雲太夫」さんが歩いていらっしゃいました。

とてもキレイで優雅な姿を一目見ようと、たくさんの方は訪れるのも納得で、この本堂真正面は絶好の撮影スポットなので一番混雑する場所になっていました。

内八文字で歩くのでじっくり写真撮影ができました

内八文字で歩くのでじっくり写真撮影ができました

内八文字で歩く「薄雲太夫」さん、思ったより速い進み方ですが、写真を撮るのにちょうど良いスピードで歩かれていました。

特に、この本堂前では一度立ち止まられるので、真正面で「薄雲太夫」さんを撮影することができました。

3人目(最後)は如月太夫さん

3人目(最後)は如月太夫さん

この島原太夫道中は3人で、最後のひとりは「如月太夫」さんの登場です。

人気のある太夫さんで、こういったイベントなどによくいらっしゃる方です。

さて、島原(しまばら)とは京都市下京区に位置する花街で「丹波口駅」の南西にある花街のことです。

普段はなかなか会えない方々ばかりなので、こういうチャンスはなかなか貴重だと思います。

吉野太夫花供養 2018年 まとめ


吉野太夫花供養はテレビ撮影なども来る鷹峯の一大イベントです

吉野太夫花供養はテレビ撮影なども来る鷹峯の一大イベントです

さて、この後は「如月太夫」さんが本堂で「吉野太夫供茶法要」なども行うのですが、メインイベントの「島原太夫道中」で終わりと考えても良いでしょう。

島原太夫道中」の後だと「遺芳庵でのお茶席」と「島原太夫さんによる野点」は行列になります。

遺芳庵ではなく「吉野窓席」でお茶をいただくと早く済むのですが「遺芳庵でのお茶席」を体験したい場合には朝8時30分の開門すぐに「遺芳庵」へ向かうのがオススメです。

8時30分 開門後に「遺芳庵でのお茶席」
9時前 野点席
9時15分 点心席
9時30分 トイレ休憩
10時前 本堂前で「島原太夫道中」待ち
11時 吉野太夫供茶法要
11時15分 点心席
普段は会えない島原太夫さん3人に一度に会うことができます

普段は会えない島原太夫さん3人に一度に会うことができます

普段は会えない島原太夫さん3人に一度に会うことができるイベントですが、行きたい方は年に1度なので事前に開催をチェックしておいてください。

2019年の吉野太夫花供養は・・・・

2019年4月14日(日曜日)の開催です!

前売り券は常照寺受付まで、前売りだと5000円で当日券だと5500円になります。

常照寺への行き方(アクセス方法)


常照寺、すでに桜は終わっていますが、本来なら桜を見ることができるお寺です

常照寺、すでに桜は終わっていますが、本来なら桜を見ることができるお寺です

さて、「常照寺」への行き方(アクセス方法)ですが、京都市バス6系統か北1系統で「鷹峯源光庵前バス停」で下車したら、すぐ目の前くらいにあります。(時刻表と路線図

吉野太夫花供養の開催日は駐車場は関係者のみになりますのでバスで行くしか方法はありません。

しかし、貴重なイベントなので、ぜひ2019年に行ってみてください。

なお、こちらの常照寺は桜の名所でもあります。桜のレビューはこちらにありますので、ぜひご覧ください。

京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町1
拝観料:400円
拝観時間:8:30~17時


京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


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