あらいぶきっちん @京都「消泡剤不使用、国産大豆とニガリだけで作られた豆腐」レビュー

京都に限界ぎりぎりまで素材と製法にこだわった豆腐があるのをご存知でしょうか。京都には有名な豆腐店がたくさんあり、観光客の行列で賑わっていますが、素材と製法にこだわると行き着く先はネットで紹介されているような有名店ではありませんでした。

今回は「消泡剤不使用、国産大豆とニガリだけで作られた豆腐」を販売する豆腐店「あらいぶきっちん」さんを紹介したいと思います。

限界ぎりぎりまで素材と製法にこだわった豆腐は京都にあるのか?


京都で有名な「嵯峨豆腐 森嘉」の豆腐

京都で有名な「嵯峨豆腐 森嘉」の豆腐

今回紹介する「京都の食材」は豆腐です。

京都は「京豆腐」を使った湯豆腐の有名店があり、豆腐を作っている豆腐店も多く存在しています。

有名なのはテレビで紹介されて観光客に人気の「森嘉とようけ屋山本」さんなどです。

他にも京都のスーパーで売られるほど有名な「服部男前豆腐」という豆腐もあります。

老舗だと「入山豆腐店(京都最古)、賀茂とうふ近喜(京都で二番目に古い)」なども知られています。

京都にある有名な豆腐店「森嘉」では常に行列ができていますが・・・・

京都にある有名な豆腐店「森嘉」では常に行列ができていますが・・・・

しかし、どの豆腐もそれなりに美味しいものではあるのですが・・・・

いずれも追い求めている豆腐ではありませんでした。

なぜなら、探していたのは「限界ぎりぎりまで素材と製法にこだわった豆腐をつくるお店」だったからです。

無農薬大豆とニガリと水だけで作られた豆腐が京都にはある


「嵯峨豆腐 森嘉」の豆腐に書かれた原材料名

「嵯峨豆腐 森嘉」の豆腐に書かれた原材料名

では「限界ぎりぎりまで素材と製法にこだわった豆腐」とはどのような豆腐なのでしょうか。

例えば先ほどの「嵯峨豆腐 森嘉」の豆腐に書かれた原材料名を見ると「カナダ産大豆凝固剤(硫酸カルシウム)消泡剤」と書かれていますが、これは該当しません。

該当するのは「国産の無農薬大豆とニガリと水だけで作られた豆腐」のことだからです。

詳しく書くと以下のような条件を満たしている豆腐になります。

・国産の栽培期間中農薬不使用及び有機栽培(省農薬栽培)大豆を使用
・凝固剤には天然にがり(粗製海水塩化マグネシウム)を使用
・消泡剤不使用
・水は可能なかぎり地下水や天然水を使用している

この条件を満たすのは「余分なものを一切使わずに昔ながらの製法で作られた豆腐」ということになるのですが、そんな豆腐が未だ存在しているのでしょうか?

実はこの条件にマッチしている豆腐店が京都には2つあるのが確認できています。

あらいぶきっちん(京都府長岡京市)の素材と製法にこだわった豆腐


無農薬大豆とニガリと水だけで作られた「あらいぶきっちん」の豆腐

無農薬大豆とニガリと水だけで作られた「あらいぶきっちん」の豆腐

この素材と製法にこだわった豆腐、京都では2軒の豆腐店によって生産されているのを把握しているのですが、そのうちひとつが京都府長岡京市にある「あらいぶきっちん」さんという豆腐店で作られています。

国産の栽培期間中農薬不使用及び有機栽培(省農薬栽培)大豆ニガリだけで作られた豆腐で、凝固剤には天然にがり(粗製海水塩化マグネシウム)を使用して、消泡剤は不使用という「素材と製法にこだわった豆腐」です。

大豆本来の味わいがする豆腐で、余計なものは入っていないというのがよく分かる味わいです。

苦味もなく、大豆のほんのりとした甘みも感じますし、大豆の香りが鼻腔をくすぐるような風味の良さです。

昔ながらの作り方なのでキメは少し荒いですがとても柔らかい豆腐だと言えます。

では、なぜこの豆腐が良い豆腐だと言えるのか、もう少し詳しく見てみましょう。

素材と製法にこだわった豆腐が良い理由


素材と製法にこだわった豆腐には「国産大豆、にがり」とだけ書かれています

素材と製法にこだわった豆腐には「国産大豆、にがり」とだけ書かれています

農薬不使用及び有機栽培にこだわるのは普通によくあることとして、国産の大豆にこだわるのは何故でしょうか。

これは海外産の大豆だと遺伝子組換え作物が使われている可能性があるからで、国産であれば「素性のハッキリしている大豆」と確証を得やすいからです。

では、凝固剤には天然にがり(粗製海水塩化マグネシウム)を使うのは何故でしょうか。

それは大豆の甘みを引き出すには昔ながらの「にがり」を使うのが最適であることと、化学合成され人工的に作られたものではない天然のものだからです。

例えば、先ほどの森嘉の豆腐で作られていた「凝固剤(硫酸カルシウム)」は化学的に合成されたもので、これを使うと豆腐が少し苦くなります。一般的に売られている豆腐は概ね苦味があるはずですが、これは大豆本来の味ではなく凝固剤の味なのです。

また価格の安い豆腐では凝固剤に天然物質の「グルコノデルタラクトン」が使われたりもしますが、これは薄い豆乳でも固まるという利点があります。そのため、同じ大豆量でも多くの豆腐が作れるのですが、必然的に薄い豆腐になります。

さらに、消泡剤を使わないほうが良いのは何故なのでしょうか。

消泡剤を使うデメリットというのは特にはありませんし、消泡剤は豆腐の食感を良くし、豆腐屋さんに聞いても「濃い豆乳を作るには必要」という声もあります。

確かに「消泡剤は旨味のある豆腐になる」と思うのですが、明らかに「添加物(食品化合物)」なので、結論としては「ないほうが良い」と考えています。

あらいぶきっちん について


京都府長岡京市にある「あらいぶきっちん」

京都府長岡京市にある「あらいぶきっちん」

この消泡剤不使用で無農薬大豆とニガリと水だけで作られた豆腐の値段は一丁250円~270円で、種類は「焼き豆腐(270円)、昔もめん(260円)、もめん(250円)、(250円)、おぼろ(260円)」があります。

購入できるのは京都府長岡京市野添にある「あらいぶきっちん」さんで、営業時間は「9時~18時」です。

土曜日だけは定休日なので注意してください。

なお、毎月12日は「豆腐の日」でスタンプカードが2倍になっています。

京都府長岡京市野添2丁目12−19
営業時間:9時~18時
定休日:土曜日
公式サイト:http://www.alive-kitchen.com/

京都の豆腐記事 まとめ


他にも「京都の豆腐記事」がたくさんありますので、ぜひ御覧ください。

宮本豆腐店(おぼろ)
山国とうふ(市場に出回らない幻の豆腐)
入山豆腐店(京都最古)
賀茂とうふ近喜(京都で二番目に古い)
天神とうふ
服部
とようけ屋山本
男前豆腐


京都・お墨付き

京都の穴場案内 「京いってみた」 や「京都秘境ハンター」。京都の知られざる名所を開拓し、それを参考に観光開発や起業が行いやすくすることが目的です。地元経済への貢献も目標となっています。起業家や行政担当者の方は、ぜひ参考にしてください。



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京都関連の記事を書いているライターは飲食新店調査やグルメ実食レビューに定評のあるライター「ノーディレイ(@nodelayworks)」により書かれています。1970年東京生まれ東京育ち・早稲田卒・学生時代から食べ歩きをしつつ上場企業などで新規事業開発課長・システムエンジニアを20年経験して早期退職。京都で第二の人生を送ることを決意して移住。記事にした新店情報は1600件以上あり、テレビ番組のディレクターやグルメ雑誌の編集者に注目されているリサーチャーです。カテゴリー「京都ラーメン速報」や「京都ラーメンマップ」が京都ラーメンマニアから注目されています。このブログに掲載した「新店情報」は大手グルメ情報サイトの新店リストにそのまま転載されたりもしています。他のローカルグルメブログからも注目されており、京都の新店情報を一番速く提供しています。お問い合わせ方法はこちらのページを参照してください。


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まこちゃん

テレビ関連の記事を書いているライターは全国のフードを食べ歩く旅人「まこちゃん」により書かれています。1965年東京生まれ千葉育ち・千葉県の大学卒。通称「編集」として記事に登場しています。社会人になってから京都に在住し、休みの日には近畿地方をメインに食べ歩く毎日。京都に来て、東京との経済格差に驚き「地方をなんとかしたい」と強く感じてブログを始める。テレビ大好きっ子なのでカテゴリー「テレビで話題のグルメ・名物」の執筆を担当。その他にも当ブログの人気コンテンツ「京都秘境ハンター」の大部分を執筆しています。このブログの発起人だが、2016年に京都の情報を独自に入手していたノーディレイをブログにスカウト。現在の代表はノーディレイになっている。