京都の木綿豆腐はなぜプルプル? そんな興味深い京都の謎が2019年7月29日放送の『新説!所JAPAN』で紹介されます。確かに南禅寺の参道にある湯豆腐屋さんの豆腐はプルプルと絹ごしのような食感ですが、実は木綿豆腐です。このプルプルな木綿豆腐こそ「京とうふ」と呼ばれるものなのです。
京都の木綿豆腐はなぜプルプル?
京都の南禅寺、ここは「湯豆腐発祥の地」と言われる場所です。
そのため、この南禅寺参道にはいくつもの湯豆腐を食べられる老舗が集中しており、さながら湯豆腐街道とも呼べる風景となっています。
この南禅寺の湯豆腐が、2019年7月29日放送の『新説!所JAPAN』で紹介されることになっています。
紹介されるのは「京都の木綿豆腐はなぜプルプルなのか」という謎に迫るという内容で、なかなか興味深い番組になりそうです。
上の写真は、嵐山の北・嵯峨にある有名な豆腐店「森嘉」さんの木綿豆腐ですが、一般的な木綿豆腐の堅さではなく、京都の木綿豆腐はプルプルとした「絹ごしと木綿豆腐の中間」のような食感の豆腐です。
このプルプルとした食感の木綿豆腐が「京豆腐」と呼ばれるものです。
南禅寺の湯豆腐には木綿豆腐が使われている
南禅寺の湯豆腐は、この木綿豆腐が使われるのですが、絹ごしの食感に近いものなので、木綿豆腐ではあるものの一般的な湯豆腐のような食感なのです。
値段などは様々ですが、五右衛門茶屋(湯とうふ定食 2400円)が最安値、南禅寺 順正(湯豆腐 3090円)や奥丹 南禅寺店(ゆどうふ一通り 3000円)も手軽で人気があります。
京都では木綿豆腐を「白(しろ)」と呼ぶ
上の写真、以前紹介した京都最古の豆腐店「入山豆腐店」の豆腐です。
こちらでは木綿を「白(しろ)」と呼んでいます(絹ごしはそのまま)。
入山豆腐店以外の京都の豆腐店では木綿豆腐と絹ごし豆腐と書かれていることが多いのですが「白ください」というと木綿豆腐が出てくることが多いといえます(絹を出す店もあります)。
京都では木綿豆腐を「白(しろ)」と呼ぶのですが、前述のように京都の木綿豆腐はプルプルとした「絹ごしと木綿豆腐の中間」のような食感の豆腐です。
上の写真は、京都の老舗「小川豆腐店」のものですが、白と絹は見た目では分かりづらいくらい似ています。
しかし、若干ですが木綿豆腐の方には隙間があるのが分かります。
やや隙間があり、絹より少し固いのが木綿豆腐で「白」と京都では呼んでいます。
木綿豆腐でも柔らかいのは京都の水が軟水だからという説もありますが、嵯峨にある有名な豆腐店「森嘉」さんで柔らかい木綿豆腐を作ったのが広まったという説もあります。
さて、この「白」を一般的には京豆腐と呼ぶのですが、隙間があることが木綿豆腐が湯豆腐で使われる理由でもあります。
その理由とは・・・・
炊いた時に隙間に味が染み込みやすいから
なんです。
新説!所JAPAN 2019年7月29日 予告
新説!所JAPAN 2019年7月29日 予告は以下の通りです。
人気予備校教師・村瀬哲史先生が、ガレッジセール・ゴリを連れて、京都のグルメにまつわるミステリーツアーへ。
京都最古の神社の一つ・木嶋神社の中にある不思議なパワースポットへ。3本の柱でできた鳥居で祭られているモノとは?
さらに、京都の代表的な料理・湯豆腐発祥の地で、その絹ごし豆腐のようにプルプルな食感の木綿豆腐の秘密に迫る!
さらに、所ジョージも絶賛!この夏オススメの絶品京都土産も紹介。その味にスタジオ一同舌つづみを打つも、磯田先生が新たなミステリーを提案。
所ジョージも思わず「ミステリー増やしてどうすんの!」とツッコミを入れる。