京都では親子丼というのは非常にポピュラーな食べ物です。京都市内にたくさんある大衆食堂には必ずありますし、親子丼を売り物にした老舗が何軒もあったりします。今回はその名店の中のひとつ、祇園白川の「名代 親子丼」が食べられる店「とり新(鳥新)」さんで、絶品親子丼を食べてきましたので紹介します。
親子丼もお店によってまったく味が違いますので、京都で「親子丼めぐり」も良いかと思います。
京都の「明治時代からある親子丼」を食べに行く
京都の繁華街から「縄手通」を少し入った所には、代々続く料理店が並ぶ「祇園白川」があります
今回の「京都案内」は、祇園白川で明治の頃から親子丼を売る老舗「鳥新(鳥しん)」さんで、ランチ限定の「名代 親子丼」を食べてきたので紹介します。
少し前までは「行列ができる親子丼」のお店として知られていましたが、最近は行列なしで入れることが多くなっています。
本来のお店は「鳥新」という「水たき」などの鳥料理の専門店ですが、併設された小さい店舗「鳥しん」というお店もあって、昼には「親子丼」、夜には「焼き鳥」を提供しています。
お店は明治中頃からあったようで、古くは戦国時代から京都で鳥肉を扱う商いをされていたそうです。
そんな「鳥専門店」で提供される親子丼が、明治末頃からあったとされる「名代 親子丼」です。
さて、いったいどんな親子丼なのでしょうか。
とり新 店内の様子
営業時間は「正午から」となっていますが、その辺は結構あいまいで10分前に到着したところすでに開店していました。
基本的に、暖簾が出ていればオープンしています。
店内は併設店舗ということもあって細長いお店ですが、つながっている本店は明治からの歴史ある建造物でもあります。
メニューは「親子丼」のみです。
値段は「親子丼 750円」で、ごはんの量は「小盛、普通、大盛」から選べて、お値段は同じ750円です。
名代 親子丼 実食レビュー
お料理は目の前のカウンター奥で調理が行われます。
鉄鉢に鉄箸で、卵を2個分の溶き卵を作り、それを鶏肉と九条ねぎで煮込んで出来上がりです。
親子丼にはさらに黄身がひとつのっています。
気味はくずして食べるので、卵本来の味わいも楽しむことができます。
出汁は甘辛く、汁気が少なく、餡掛けのような親子丼になっており、お箸でも食べやすいようになっているのが特徴です。
香ばしい香りは、ほんのりすき焼きのようで、それに九条ねぎの香りがふんわりとする親子丼になっていました。
京都はお出汁の効いたお店が多いのですが、親子丼の老舗は結構味付けが濃いように思います。
こちらも甘辛で香ばしい親子丼になっていました。
とり新 への行き方(アクセス方法)
さて、そんな親子丼を食べることができる「とり新」さんへの行き方です。
とり新(鳥新)さんがあるのは「祇園四条駅」から縄手通を北に上がって2分くらい歩いた所です。
ちょうど、祇園白川への入口があり、京都の町らしい町並みの人気スポットの通りにあります。
親子丼は数量限定でお昼のみの提供(正午~14時)、値段は750円で祇園にしてはお気楽なお値段になっています。