築100年の町家を改築した喫茶店|喫茶と菓子 Tile’s(タイルス)(カフェ・喫茶)|京都府京都市東山区(今熊野)|予算:1000円~2000円|営業時間:12時~16時|定休日:日曜日~水曜日
築100年の町家を改築した喫茶店「喫茶と菓子 Tile’s(タイルス)」
京都府京都市東山区にカフェ「喫茶と菓子 Tile’s(タイルス)」さんが新店オープンしました。
オープン日(開業日)は2022年9月23日で、訪問日は2022年10月27日。
場所は近くに今熊野神社がある今熊野エリアです。
喫茶と菓子 Tile’s(タイルス) さんは築100年の町家を改築した喫茶店。
テーブル席が置かれた京町家で「自家製酵母パン・焼き菓子・コーヒー・紅茶」などを食べていくことができます。
値段(予算)はメニューを見る限りでは370円~1100円です。
訪問したところ京町家を改装したどこかほっこりと落ち着くお店になっていました。
2名席が3つ、4名席が1つなので席間隔も広くゆっくりとお茶することができますね。
東福寺駅から徒歩7分のところで、バス停だと泉涌寺道バス停から徒歩1分。
営業時間は「12時~16時」で、定休日は「日曜日~水曜日」となっていました。
※お店の方にブログ・SNSでの掲載許可をいただいて記事を書いています。
実食レビュー
お店は京都独特の「路地(ろおじ)」と呼ばれる細い道の奥にありました。
京都では平安時代から四角いエリアの中の側面に家が並ぶように建てられていて(これを町割りと呼ぶ)、道を挟んでお向かい同士になる向き合った2つのエリアの家を「丁(ちょう)」と呼ばれる区画分けとしてひとつの町(ちょう=丁)としています。これを両側町と言い、京都では自治組織の最小単位となっています。
すると、当然ですが四角の中央部分は空き地になるのですが、後世になってくるとこの中央部分にも家が建つようになります。
お店はこの中央にあり、道から入るにはこの「路地(ろおじ)」を通り入っていくことになるので、とても京都らしい雰囲気から始まるお店だと思います。
ちなみに京都では「路地(ろおじ)」は行き止まりになりますが「辻子や図子(ずし)」は反対側の道へ突き抜けています。道の特性により呼び方も変わります。
・辻子(ずし) 反対側の道へ突き抜けているが途中でクランクしている
・図子(ずし) 反対側の道へ突き抜けている
※駐輪は上の写真の壁左側側面に沿って停めてください(右側は不可)。
※京都の町割り(丁)についてはこちらの記事を参照してください。
お店に入ると店内の一階が座席スペースになっていて大きな窓から京町家独特の坪庭を眺めることができる明るい雰囲気のお店になっていました。
店主さんも明るくおおらかな方で、話を聞いてみるとこちらの坪庭は店主さん自ら作られたのだそうです。
坪庭(つぼにわ)というのは細長い造りである京町家の一番奥に設けられた小さな庭のこと。
住宅が隣通しで繋がって密集している京都ではこのように光や空気を取り込む空間が必要で、坪庭がある家が多いのです。
築100年の京町家なので相当古い建物ですが、歴史ある京都ではまだまだこういった建物が多く残っています。
最近ではこういった京町家の雰囲気を残しつつリノベーションしたカフェが多くて、喫茶と菓子 Tile’s(タイルス)さんも京町家の雰囲気を大事にしたお店になっていました。
ものづくりが好きという店主さんで、パンや焼き菓子などを自分で作っていたことからカフェを始めたそうです。
メニューにも「自家製酵母パンのデリプレート(1100円)」や「本日の菓子(当日は370円)」といったフードがありました。
パンは自家製酵母(ルヴァン種)と国産小麦(はるゆたか)のみで焼いています。
こちらは個別のパン販売はなくて、ランチのデリプレートでのみ食べることができます。
デリプレートには他にも「グリンリーフ・レモンパセリウィンナー・じゃがイモスペイン風オムレツ・キャロットラペ・ピーマンのサブジ・スープ」などが付いてくる内容になっていました。
今回はランチを食べた後だったので、本日のお菓子「コアントローブラウニー(370円)」を注文しました。
ドリンクは「カフェオレ(500円)」にしました。
コアントロー(柑橘洋酒)を染み込ませたブラウニーで、チョコ感がたっぷりと感じられる中にレモンピールとクルミが入った大人の味わいのケーキです。
ケーキはノンシュガーのカフェオレと一緒に美味しくいただきました。
大人の甘みがあるチョコブラウニーとノンシュガーのカフェオレで大人気分(大人ですが)になりつつ、京都らしい町家で落ち着いてカフェできるというのが「喫茶と菓子 Tile’s(タイルス)」さんというお店でした。
メニュー
メニュー一覧や値段など「メニュー情報」です。
メニューは「自家製酵母パン・焼き菓子・コーヒー・紅茶」など。
値段はメニューを見ると「370円~1100円」なので、私の経験上では私の京都グルメ飲食店めぐりの経験では食事費用(予算)は1000円~2000円ほどあれば足りるかと思います。
※パンの単品販売は行っていません。
※内容や価格はその日で変わる場合があります。
※ドリンクの価格はオープン記念価格でした(変更の可能性があります)
メニュー リスト(クリックでオープン&クローズ)
自家製パンのデリプレート | 1100円 |
---|---|
本日の菓子 | 370円 |
自家焙煎ブレンドコーヒー(Hot/Ice) | 450円 |
カフェオレ(Hot/Ice) | 500円 |
アフタヌーンティー(Hot/Ice) | 450円 |
ミルクティー(Hot/Ice) | 500円 |
レモンスカッシュ | 500円 |
レモネード(Hot/Ice) | 500円 |
キッズドリンク(国産オレンジジュース) | 250円 |
キッズドリンク(ストレートパインジュース) | 250円 |
※メニューと値段は記事掲載時点のものです(サービス内容は変更になる場合もあります)。最新情報は公式情報でご確認ください。
アクセス(場所)
喫茶と菓子 Tile’s(タイルス) さんの「行き方・営業時間・定休日」などの店舗情報についてです。
営業時間は「12時~16時」です。
定休日は「日曜日~水曜日」となっていました(公式SNSで要確認)。
場所は京都府京都市東山区の今熊野で東福寺駅から徒歩7分のところです。
住所でいえば「〒605-0971 京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町22−27」で、大きな地図で見たい場合はこちらをクリックしてください(Google Mapsが開きます)。
駐車場はありませんので近隣のコインパーキングをご利用ください(地図)。
駐輪場はお店の入口までの通路上(左側壁に沿って)駐輪してください。玄関を真正面にして右側の他の方のお宅側へは停めないでください。
※営業時間と定休日はお店で確認しました。
店舗情報(クリックでオープン&クローズ)
店舗名 | 喫茶と菓子 Tile’s(タイルス) |
---|---|
オープン日 | 2022年9月23日オープン |
ジャンル | カフェ・喫茶 |
食事予算 | 1000円~2000円 |
営業時間 | 12時~16時 |
定休日 | 日曜日~水曜日(公式SNSで要確認) |
駐車場・駐輪場 | なし(店頭左側壁側に駐輪可) |
住所 | 〒605-0971 京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町22−27 |
地図 | こちらをクリック(Google Maps) |
最寄り駅 | 東福寺駅から徒歩7分(約500m・ルート) |
最寄りバス停 | 泉涌寺道バス停から徒歩1分(約79m・ルート・バス停情報) |
テイクアウト | 対応(ドリンク) |
イートイン | 対応 |
公式SNS |
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